かしこく借りて夢をかなえる「クラウドローン」とは?低金利ローンを組む方法を代表に聞いてみた

クラウドローンというサービスをご存じでしょうか?自分の条件に合ったマイカーローンや教育ローンが見つかる融資のマッチングプラットフォームです。無料登録して借り入れしたい条件を入力するだけで、あなたに融資したい銀行からオファーが届きます。

住宅ローンや保険ならよくあるサービスかもしれません。しかしマイカーローンや教育ローンなどの分野でサービス展開しているクラウドローンは、かゆいところに手が届く貴重な存在です。

今回はそんなサービスを提供するクラウドローン株式会社 代表取締役 村田大輔さんに、なぜクラウドローンをつくったのか、利用するメリットやどんな方に利用されているのかなどを伺いました。

何かとお金が必要になる子育て世帯やDINKSの皆様に、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。

ローンを組みたい方と貸したい銀行をつなぐ「クラウドローン」

クラウドローン3

ーまずは、村田さんのご経歴や、クラウドローン立ち上げのきっかけを教えてください。

私は元々住信SBIネット銀行にて、リスク管理部門の顧客対応責任者として勤務。2015年よりスタートアップに移り、クラウドソーシング事業や不動産賃貸アプリなどの領域に参画したのち、2018年に現在のクラウドローン株式会社を立ち上げました。

当時は決済サービスや投資モデルのFinTechサービスが多く出てきた頃です。しかしマイカーローンや教育ローンなど、200〜300万円程度を借りるローンを仲介する目立ったプラットフォーマーはいませんでした。

しかしその金額帯の「ローンを組みたいという」というニーズには、「お金のことだから損をしたくない」という思いがもちろんあるので、融資についてオンライン上で相談できるしくみの必要性を感じ、クラウドローンを立ち上げたんです。

村田氏_プロフィール
村田 大輔:
住信SBIネット銀行で犯罪不正口座対応などリスク管理の対応窓口の顧客対応責任者として従事したあと、クラウドソーシング事業nutteを共同創業、不動産賃貸仲介アプリiettyの事業部長を経てクラウドローン株式会社(旧株式会社UPWARDS)を設立。

ークラウドローンとはどのようなサービスなのでしょうか?

クラウドローンは、融資を受けたいユーザーと、そのユーザーに融資をしたい銀行とをつなげるサービスです。ユーザーが自分の住居エリア・年収などの情報や、ローンを借りる目的や希望金額などを登録すると、あなたに融資をしたいという銀行から提案の通知が届きます。

つまり自分に最適な銀行ローンを探せるのが、クラウドローンの特徴です。利用できるか分からないまま、商品だけ一覧化されている今までの比較サイトとは大きく違います

また、「お金を借りること」に対しては、まったく不安がない方はいないと思います。その割に、自分が成長するための教育資金として教育ローンを借りたり、地方転勤になったから車が必要になってマイカーローンを組んだりと、人生の選択肢の中でローンを利用する機会は実は多いです。

どうせ借りるなら、低金利で安心できる方がいいじゃないですか。高い金利のリボ払いやディーラーローンなどを利用し、なかなか返済が終わらないと家計も大変になってくると思います。例えばローン選びを間違えると、300万円の車を買う時に、50万円を超える返済額の差が出てしまうほどインパクトがあります。

「その人にとって一番リスクの小さな融資を利用してほしい。」そう考えてサービスを提供中です。日経新聞などメディアにも何度も掲載いただき、現在ユーザー登録が1万人を突破したところですが、ローンを組む際に「一度クラウドローンで審査しておこう」と思っていただけるようなサービスに成長したいと考えています。

低金利の銀行ローンを提供する地方銀行と提携

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ーなぜ地方銀行のローンを紹介しているのですか?

シンプルに、銀行ローンの金利が低いからです。メガバンクの銀行ローンは広く知られているかもしれませんが、地方銀行も意外と低金利のローンを用意しています。

また地方銀行でも、以前からアプリ開発や融資のオンライン受付などに取り組んでいて、店舗に行かなくても利用できるようなしくみを整えているところです。そこに新型コロナウイルス感染症の感染拡大が起こり、よりオンライン化が推進されるようになりました。

しかしユーザーがその銀行にたどり着くまでの過程が用意されていないという課題があったので、そこ役割をクラウドローンが担っている形です。もちろん、今後は都市銀行やネット銀行の参画も進めています。

ーちなみに、これだけ多くの銀行に参画してもらうのは大変だったのでは……?

そうですね(笑)。最初は私たちに実績がなかったので、営業して効果が出るまでに一定の時間はかかりました。ただどの銀行も集客に関する共通課題はあるので、その点でお力になれることを地道にアピールしていきました。

現在の銀行は、政府の低金利政策によって金利収入が減少したり、コロナ禍で融資先の企業の資金繰りが悪化したりしているので、ローンは銀行収益源の「最後の砦」でもあるんです。銀行側の「融資したい」という思いは強いので、クラウドローンを使ってユーザーとつながっていただければ嬉しいですね。

「低金利」「手軽さ」の両方を実現

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ーどんな方にクラウドローンを使ってほしいのか、マッチするユーザー像を教えてください。

「損はしたくないけれど、手軽にお金を借りたい方」にぜひ使っていただきたいと思います。つまりローンを検討している人全員です。

例えば消費者金融を利用すれば手軽にお金を借りられますが、金利は18%程度とかなり高くなります。一方で、金利の低いローンを自力で探し出し利用しようと思うと、探すのに時間がかかって途中で挫折してしまうかもしれません。

そこでクラウドローンを使っていただければ、「低金利」と「手軽さ」の両方を実現できるので、メリットは大きいのではないかと考えています。

また今までのローン比較サイトにはなかった機能として、利用者がどれくらいの金利で借りられるか「無料診断」できる機能を用意しました。よりパーソナライズな提案を受けられる点も魅力です。

ーすでに利用されているユーザーには、どういった方が多いですか?

幅広い年齢層、収入層の方が登録されていて、中には年収1,000万円台といった高所得者層の方もいらっしゃいます。

またおそらくユーザーの中には、投資に関心のある方もいるでしょう。例えば利用用途が得に多いマイカーローンを年利1〜2%台の低金利で借り、手元に確保しておいた現金を資産運用に回す、という対応も可能です。

これが年利7〜9%台のディーラーローンを借りてしまうと実現しにくい。資産管理に敏感な方ほど、こうした工夫をされているように見受けられます。

ークラウドローンを利用したいと思ったら、何から始めたらいいのでしょうか?

まずは「ユーザー登録」ボタンからアカウント登録を行います。認証コードやパスワードを入力したら登録完了となり、「無料診断」へ移行。年齢や年収、職種、借入希望額などを入力していくと、最後に診断結果が出ます。

そのまま申し込む場合は「お申し込みへ」を押し、銀行からオファーが来るのを待つだけです。

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※診断結果画面。このまま「お申し込みへ」を押すと、銀行へ情報が伝達される。

ーオファーをくれた銀行が遠方の場合、現地まで行く必要はありますか?

その必要はありません。必要に応じて書類の郵送はある場合がありますが、基本的にオンラインで手続き可能です。

医療ローンへの展開も視野に。かしこくかりて夢をかなえよう

ー最後に、MoneyCourt読者へのメッセージをお願いします。

銀行での手続きというと、待ち時間が長い、手続きが煩雑というイメージがあるかもしれません。また営業時間が平日日中のみなので、20代〜50代から見ると決して行きやすい場所ではないと思います。

また保険業界のように相談窓口が充実していないので「ローンは難しい」「よくわからない」と考える方も多いのではないでしょうか。

クラウドローンなら、お金を借りられるかオンラインで簡単に診断できます。完全無料ですので、ぜひ気軽に使っていただき、自分がいくらまで借りられるのか調べてみていただけたら嬉しいです。

今後はサービスを拡張し、医療ローン分野への展開も考えています。不妊治療やインプラント、美容整形などは、実は専用ローンやフリーローンが利用できるのですが、なかなか普及していないという問題があるからです。

クラウドローンでは利用前に見積りが取れるため、返済についてどれほどのリスクがあるか可視化できます。

人生の中でチャレンジすることを尊重する当社は、「お金のことだから知らなくて損をすることは無くしたい。」ぜひローンを有効活用していただき、かしこく借りて夢をかなえていただけたら嬉しいと考えています。

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※ライター:金指 歩

渡辺 広康

渡辺 広康公認会計士・税理士

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【監修者】在学中に公認会計士資格を取得。金融機関等へのコンサルティング業務を経験し、M&Aや会計コンサルティング業務、投資・資産運用に対するアドバイザリー業務を行っている。

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