三菱UFJフィナンシャル・グループは日本の銀行の頂点です。
三大メガバンクの雄として日本の企業をバックアップしていきました。
純利益1兆円を達成している日本を代表する企業の一つです。
そんな三菱UFJフィナンシャル・グループですが、実は将来性は明るくありません。
三菱UFJフィナンシャル・グループの銘柄に興味がある方なら
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- 三菱UFJフィナンシャル・グループの株価の推移について知りたい
- 三菱UFJフィナンシャル・グループって業績はどうなの?利益は出ているの?
- 三菱UFJフィナンシャル・グループは財務的に安全なの?
- 三菱UFJフィナンシャル・グループの株価ってどうなるの?今って買い時なの?
という点は気になりますよね?
今回は三菱UFJフィナンシャル・グループについて
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- 企業概要について
- 業績から見た将来性や収益性の分析
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
- 株主優待や総会お土産はあるのか
- 三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は今度どうなりそうなのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
三菱UFJフィナンシャル・グループのおすすめ度について
三菱UFJフィナンシャル・グループの銘柄概要は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★☆☆
【株価】
505.3円(令和01年06月25日時点)
【配当】
25円
【安全性】
★★★★★
【収益性】
★★★★☆
【将来性】
★★☆☆☆
【配当利回り】
4.90%
簡単にまとめてみました。
三大メガバンクといえば三井住友フィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループの銘柄も見逃せませんね。
メガバンクの銘柄に興味がある方はぜひ下記の記事も参照にしてみてください。
株主優待について
三菱UFJフィナンシャル・グループは株主優待がありません。
以前は100株でピーターラビットのタオルがもらえましたが、廃止となっています。
株主総会のお土産について
三菱UFJフィナンシャル・グループは株主総会お土産がありません。
2017年に廃止となりました。
三菱UFJフィナンシャル・グループの業績や収益状況を調べてみた
三菱UFJフィナンシャル・グループの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 5,714,419 | - | 1,539,486 | 951,402 |
2017年3月期 | 5,979,568 | - | 1,360,767 | 926,440 |
2018年3月期 | 6,068,061 | - | 1,462,418 | 989,664 |
2019年3月期 | 6,697,402 | - | 1,348,043 | 872,689 |
2020年3月期 | - | - | - | - |
具体的に内容を見ていきましょう。
三菱UFJフィナンシャル・グループの売上高は堅調だが、今後は不透明
三菱UFJフィナンシャル・グループの過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年3月期・・5714419百万円
- 2017年3月期・・5979568百万円
- 2018年3月期・・6068061百万円
- 2019年3月期・・6697402百万円
増収傾向が続いています。
しかしながら、仮想通貨の台頭や銀行を通さない取引が増えてきていること、世界的なお金のだぶつきで今後も増収し続けれるかは不透明です。
三菱UFJフィナンシャル・グループの最終利益は伸び悩み
三菱UFJフィナンシャル・グループの過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年3月期・・951402百万円
- 2017年3月期・・926440百万円
- 2018年3月期・・989664百万円
- 2019年3月期・・872689百万円
売上高と比較すると伸びはいまいちですね。
利益のほとんどをモルガンスタンレーと三菱UFJ銀行で稼いでいます。
逆にいうとこれらの稼ぎ頭が不調に陥ったときは大きい減益となる可能性が高いということになりますね。
三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここでは三菱UFJフィナンシャル・グループの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは三菱UFJフィナンシャル・グループの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月25日時点の情報】
証券コード | 8306 |
企業名 | 三菱UFJフィナンシャル・グループ |
株価 | 505 |
配当利回り | 4.95% |
時価総額 | 6,906,324百万円 |
株の購入価格 | 50,530 |
PER | —倍 |
PBR | (連) 0.40倍 |
年初来高値 | 593円 |
年初来安値 | 493円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は下落傾向にあり、割安感がある
三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は500円~700円で推移しています。
近年では下落傾向にあり、現在の株価は505.3円です。【令和01年06月25日時点】
PBRは(連) 0.40倍となっており、割安感があります。
配当は増配基調
三菱UFJフィナンシャル・グループの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・12円
- 2011年3月期・・12円
- 2012年3月期・・12円
- 2013年3月期・・13円
- 2014年3月期・・16円
- 2015年3月期・・18円
- 2016年3月期・・18円
- 2017年3月期・・18円
- 2018年3月期・・19円
- 2019年3月期・・22円
- 2020年3月期・・25円(予想)
配当は増配傾向にあります。
減益でも増配していますので、株主還元は積極的に行っていますね。
配当利回りは5%弱で高配当!
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が500円の時、配当利回りは5%
- 株価が600円の時、配当利回りは4.2%
- 株価が700円の時、配当利回りは3.6%
現在の株価は505.3円【令和01年06月25日時点】のため
配当利回りは4.9%となります。
非常に高い利回りですね。
利回り狙いならおすすめできる銘柄です。
三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は今後どうなる?予想してみた。
三菱UFJフィナンシャルグループの業績や利回りについてまとめてみました。
ポイントは
- 売上高は堅調に推移しているが、今後の見通しは明るくない
- 株価は下落しているので、配当利回りが5%弱に
- 株主優待や総会お土産はない
という点です。
以上の点から今後の三菱UFJフィナンシャル・グループの株価を予想すると「500円近辺での下値は堅そうだが、株価も急伸することも考えにくい」です。
配当利回りが5%弱もありますので、これ以上下がるとさすがに割安感が出てきます。
とはいえ、銀行全体的に見通しが明るくないです。
- 銀行を通さない取引が活発化している(仮想通貨など)
- 少子高齢化により、需要が縮小
- AI化により余剰人員が多数出てくる
- そもそも金融緩和によってお金が余っているので、資金需要が少ない
- 世界的な景気後退期に差し掛かっている
という逆風が続いています。
三菱UFJ銀行は他のメガバンクよりも海外で稼ぐ力が強いため、強みがありますが、それでも逆風であることは変わりません。
今後600円程度まであがることはあってもそれ以上に上昇することは現時点ではあまり考えにくいのかなといったところです。