博報堂DYホールディングスは広告業界2位の大手企業です。
業界1位の電通よりも売上高は多く、また多様なグループ企業を保有するのが特徴です。
博報堂DYホールディングスの銘柄に興味がある方なら
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- 博報堂DYホールディングスの株価の推移について知りたい
- 博報堂DYホールディングスって業績はどうなの?利益は出ているの?
- 博報堂DYホールディングスは財務的に安全なの?株主優待の廃止とかはないの?
- 博報堂DYホールディングスの株価ってどうなるの?今って買い時なの?
という点は気になりますよね?
今回は博報堂DYホールディングスについて
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- 企業概要について
- 業績から見た将来性や収益性の分析
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
- 株主優待や総会お土産はあるのか
- 博報堂DYホールディングスの株価は今度どうなりそうなのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
博報堂DYホールディングスの株価や配当まとめ
博報堂DYホールディングスの銘柄概要は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★☆☆☆
【株価】
1806円【令和01年07月11日時点】
【配当】
30円
【安全性】
★★★★☆
【収益性】
★★★☆☆
【将来性】
★★☆☆☆
【配当利回り】
1.70%
簡単にまとめてみました。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。
株主優待について
博報堂DYホールディングスは株主優待がありません。
株主優待がない理由は自社で提供できる商品がないためというのが最も大きな理由かと思われます。
広告業界なので、他社の商品を宣伝するというのが業務内容です。
自社の商品がないため、株主優待を導入する必要がないということが最も大きな理由のように思われます。
株主総会のお土産について
博報堂DYホールディングスは株主総会お土産がありません。
株主総会の開催地域は東京都です。
お土産はありませんが、気になる方はぜひ参加してみてください。
博報堂DYホールディングスの業績を調べてみた
博報堂DYホールディングスの過去の業績を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 1,215,250 | 44,994 | 47,495 | 28,531 |
2017年3月期 | 1,255,474 | 47,261 | 45,491 | 25,880 |
2018年3月期 | 1,335,030 | 52,187 | 54,364 | 29,834 |
2019年3月期 | 1,445,614 | 65,392 | 68,809 | 47,408 |
2020年3月期(予想) | 1,505,000 | 58,000 | 61,000 | 37,000 |
具体的に内容を見ていきましょう。
博報堂DYホールディングスの売上高は好調!増収傾向
博報堂DYホールディングスの過去の売上高を見てみましょう。
売上高は増収傾向で推移しています。
右肩上がりで好調に推移していますね。
4マスメディアと呼ばれる「テレビ」「ラジオ」「雑誌」「新聞」については不調でしたが、インターネット広告が好調に推移しました。
博報堂DYホールディングスの最終利益も好調に推移
博報堂DYホールディングスの過去の最終利益を見てみましょう。
最終利益も好調です。
特に大きかったのがメルカリの株式売却です。
経常利益自体も売上高の増加で伸びており、好調でした。
2020年はメルカリボーナスがなくなるので、減益予想となっています。
博報堂DYホールディングスの安全性は?財務情報を調べてみた
博報堂DYホールディングスの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 42.2 | 4% |
2018年3月期 | 42.9 | 3% |
2019年3月期 | 31.2 | 41% |
具体的に内容を見ていきましょう。
博報堂DYホールディングスの自己資本比率は?
博報堂DYホールディングスの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
2019年に長期借入金を調達した影響で財務が悪化しました。
長期借入金の使用用途は主に海外でのM&Aなどの投資用です。
攻めの姿勢を見せています。
博報堂DYホールディングスの有利子負債倍率は?
博報堂DYホールディングスの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
投資用の借入資金を増やしたことで、有利子負債倍率が急増しました。
しかしながら40%台なので、十分健全な範囲内です。
博報堂DYホールディングスの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここでは博報堂DYホールディングスの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは博報堂DYホールディングスの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月11日時点の情報】
証券コード | 2433 |
企業名 | 博報堂DYホールディングス |
株価 | 1,806 |
配当利回り | 1.66% |
時価総額 | 702,451百万円 |
株の購入価格 | 180,600 |
PER | (連) 18.21倍 |
PBR | (連) 2.38倍 |
年初来高値 | 1,875円 |
年初来安値 | 1,509円 |
具体的に見ていきましょう。
株価の推移について
博報堂DYホールディングスの株価は1400円~2000円で推移しています。
緩やかですが、右肩上がりで上昇しています。
現在の株価は1806円です。【令和01年07月11日時点】
PERは(連) 18.21倍,PBRは(連) 2.38倍です。
やや割高感がありますね。
株価の割安感なら電通の方が割安です。
配当は増配基調で推移
博報堂DYホールディングスの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・7円
- 2011年3月期・・7円
- 2012年3月期・・7円
- 2013年3月期・・8円
- 2014年3月期・・12円
- 2015年3月期・・15円
- 2016年3月期・・18円
- 2017年3月期・・24円
- 2018年3月期・・26円
- 2019年3月期・・28円
- 2020年3月期・・30円(予想)
配当は増配傾向で推移しています。
積極的に投資しているため、今後の増配にも期待ができそうです。
利回りの推移について
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が1400円の時、配当利回りは2.1%
- 株価が1700円の時、配当利回りは1.8%
- 株価が2000円の時、配当利回りは1.5%
現在の株価は1806円【令和01年07月11日時点】のため
配当利回りは1.7%となります。
利回り的にはやや物足りなさを感じますね。
博報堂DYホールディングスの株価は今後どうなる?予想してみた。
博報堂DYホールディングスの特徴は
- 業績は好調で増収増益基調
- 借入を増やし、積極的にM&Aを推進
- 配当も増配傾向にあり
というところです。
今後の株価は海外での事業がうまくいくかどうかにかかっているといえます。
広告業界は国内は頭打ち感が否めません。
電通も海外事業を積極的に進めて、結果をだしているため、博報堂DYホールディングスも海外事業が好調に行けば株価の上昇も見えてくるでしょう。