オリエンタルランド【4661】の株価と業績を分析!

ディズニーランドで有名なオリエンタルランドの株価、業績分析をしていきます。

 

 

オリエンタルランドの業績と株価を分析!

オリエンタルランドの業績と株価を分析します。

ポイントをまとめると

  • 売上高は好調に推移したものの、イベント効果がなくなり2020年は減益見込み
  • 安全性はピカイチ!自己資本比率が70%超え
  • 配当利回りは今一つ
  • 株価はオリンピック需要によって上がる可能性も

具体的に見ていきましょう。

オリエンタルランドの業績や収益状況を調べてみた

オリエンタルランドの過去の業績や株主還元を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

        【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年3月期 465,353 107,357 109,214 73,928
2017年3月期 477,748 113,152 114,611 82,374
2018年3月期 479,280 110,285 111,660 81,191
2019年3月期 525,622 129,278 129,439 90,286
2020年3月期(予想) 479,240 92,940 93,880 65,300

具体的に内容を見ていきましょう。

オリエンタルランドの売上高は好調に推移

オリエンタルランドの過去の売上高を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・465353百万円
  • 2017年3月期・・477748百万円
  • 2018年3月期・・479280百万円
  • 2019年3月期・・525622百万円
  • 2020年3月期・・479240百万円(予想)

インバウンド需要を取り込んだことや新アトラクションの好調などで売上高は好調に推移しています。

特に2019年3月期はディズニーランド35周年記念のイベントを開催しており、好評でした。

2020年はイベントが終わったことから減収予想となっています。

オリエンタルランドの最終利益は増益基調

オリエンタルランドの過去の最終利益を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・73928百万円
  • 2017年3月期・・82374百万円
  • 2018年3月期・・81191百万円
  • 2019年3月期・・90286百万円
  • 2020年3月期・・65300百万円(予想)

最終利益も増益基調でしたが、2020年はイベントが終わったことや人件費の増加などの要因で大幅な減益予想となっています。

オリエンタルランドの安全性は?財務情報を調べてみた

オリエンタルランドの直近3年間の財務情報を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年3月期 78.8 9%
2018年3月期 79.3 8%
2019年3月期 76.4 13%

具体的に内容を見ていきましょう。

オリエンタルランドの自己資本比率は70%超えの超健全運営

オリエンタルランドの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・78.8%
  • 2018年3月・・79.3%
  • 2019年3月・・76.4%

自己資本比率は70%超えで超健全運営です。

今後はこの豊富な自己資本をどう活用するかがポイントとなりそうです。

オリエンタルランドの有利子負債倍率は?

オリエンタルランドの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・9%
  • 2018年3月・・8%
  • 2019年3月・・13%

有利子負債倍率も低水準で10%前後で推移しています。

借入依存度も低く、財務の健全性は極めて高いですね。

オリエンタルランドの株価は割安?割高?指標から見てみた

ここではオリエンタルランドの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはオリエンタルランドの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月01日時点の情報】

証券コード 4661
企業名 オリエンタルランド
株価 13,485
配当利回り 0.33%
時価総額 4,904,362百万円
株の購入価格 1,348,500
PER (連) 67.90倍
PBR (連) 5.52倍
年初来高値 13,690円
年初来安値 10,765円

具体的に見ていきましょう。

株価はかなり割高感あり

オリエンタルランドの株価は10000円~14000円で推移しています。

現在の株価は13485円です。【令和01年07月01日時点】

PERは(連) 67.90倍,PBRは(連) 5.52倍

かなり割高感がある株価となっています。

最も株主優待がかなり人気が高く、もはや指標度外視で購入されているので、指標はあまり関係のない話かもしれません。

配当の推移について

オリエンタルランドの配当は下記の通り推移しています。

    • 2010年3月期・・25円
    • 2011年3月期・・30円
    • 2012年3月期・・30円
    • 2013年3月期・・30円
    • 2014年3月期・・30円
    • 2015年3月期・・35円
    • 2016年3月期・・35円
    • 2017年3月期・・37.5円
    • 2018年3月期・・40円
    • 2019年3月期・・40円
    • 2020年3月期・・44円(予想)

配当は増配されていますが、株価が高すぎるので、あまり魅力的ではありませんね。

利回りの推移について

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が10000円の時、配当利回りは0.4%、優待+配当利回りは1.2%
  • 株価が12000円の時、配当利回りは0.4%、優待+配当利回りは1%
  • 株価が14000円の時、配当利回りは0.3%、優待+配当利回りは0.9%

現在の株価は13485円【令和01年07月01日時点】のため

配当利回りは0.3%、優待+配当利回りは0.9%となります。

利回り的にはあまり魅力はありませんね。

 

オリエンタルランドは人気の高い株主優待を贈呈しています。

詳細は下記の記事を参照にしてください。

株価は今後も上昇する余地あり

オリエンタルランドの株価や業績のポイントは

  • 売上高は好調に推移したものの、イベント効果がなくなり2020年は減益見込み
  • 安全性はピカイチ!自己資本比率が70%超え
  • 配当利回りは今一つ
  • 株価はオリンピック需要によって上がる可能性も

ということです。

2020年3月期はおそらく減益となる可能性が高いですが、2021年3月期はオリンピック需要があるので、増益になる可能性が高いです。

このことから株価は今後上昇する余地が十分にあると思われます。

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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MoneyCourt では、公認会計士・税理士資格を持つ、金融・投資知識が豊富なメンバーが、投資の基礎知識から金融投資のポイント、確定申告や節税などを初心者向けにわかりやすく解説しています。
【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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