「テックキャンプ」の運営と人気Youtuberマコなり社長で有名な株式会社div。
ITベンチャー界をけん引する株式会社divですが、2021年時点では上場していません。
そのため、株式会社divに株価はありません。
しかしマコなり社長は、かねてから「上場を目指す」とTwitterやYouTubeで公言されています。
「なぜ上場を目指すのか?」聞かれる。
カッコいい答えはいくらでもできるけど正直に言おう。
22歳の若造の頃、VCから投資受けて、プログラミングして、プロダクトつくる俺かっけぇー!!って思って勢いで出資を受けたからだ。
自分を信じてくれた人との約束を絶対に果たす。
シンプルにそれだけ。
— マコなり社長(新サービスUNCOMMON開始!) (@mako_yukinari) November 13, 2019
過去には「上場準備を支えるスタッフ募集」「IPOを目指す会社」のフレーズを使った求人広告も出しています。
上場を視野に入れていることは間違いないでしょう。
そこで今回は、株式会社divの強みと弱みをおさらいしながら、上場の見通しを解説していきます。
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株式会社divの株価
2021年現在の株式会社divは、上場していないため株価はありません。
しかしながら同社は2012年の創業以降、順調に規模を拡大させてきました。
プログラマーの育成・転職支援を行う「テックキャンプ」のプログラミング教養スクールはすでに全国に6拠点。エンジニア転職・デザイナー転職サービスも展開しています。
またマコなり社長自身が上場・IPOを目指すと公言し、積極的にスタッフを募集しています。こうした背景から、上場を視野に入れた経営をしているのは間違いありません。
気になるのは、2020年から続く新型コロナウィルスの影響です。
「テックキャンプ」の運営は継続されているものの、一部サービスには制限がかけられています(2021年2月時点)。
今後も行政からの要請でサービスの提供に制限が出る可能性もあるため、売上高への影響は注視していく必要があるでしょう。
株式会社divの業績と総資産
株式会社divは非上場企業ですが、官報決算データベースにて簡単な決算報告が公開されています。第8期(2019年)決算公告による業績と総資産は、以下のとおりです。
・当期純利益▲1億5767万4000円
・利益剰余金 ▲4億9604万2000円
・総資産 21億6816万3000円
出典:官報決算データベース
上記の数字を見て「赤字だから経営が危ないのでは」と判断するのは早計です。
ベンチャー企業の多くは事業拡大と周知のために、初期段階で莫大な広告費を投入する戦略を採用しています。赤字でも売上高を増やし、規模を拡大している企業は少なくないのです。
株式会社divは損益計算書を公開していないため、売上高などの指標を読み解けません。すべての財務情報を確認できない以上、この数値だけで経営状況が良いか悪いかの判断は難しいのです。
サービスは順調に拡大し、継続して採用もかけていることから、依然として期待値が高いベンチャーであることは変わりないでしょう。
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株式会社divの強み
株式会社divの強みは下記の2点です。
・未経験でも安心して学べる教育体制
・高い転職成功率
具体的に見ていきましょう
未経験者でも実践投入可能になるようなプログラム
教育プログラムは未経験者専用のものも用意されています。
実際の開発と近いものを経験できるのが魅力です。
分からなくなった場合でも下記の3点で対応してくれます。
- 講師が質疑に対応してくれる
- 学習スケジュールも柔軟に対応(働きながらの人は土日に集中して、休職中の人は日中にすこしずつなど)
- 初心者やいろんな事情を抱えた方でもメンターとの相談で学習を進められる
IT人材が足りないといわれている日本での需要をしっかり組み込んだビジネスモデルとなっています。
高い転職成功率
転職成功率は99%以上、成功者数は400人以上という高い実績を誇っています。
行先も、DMM.comやGMO cloudなど大手も多数あるようです。
また入社後3年目までもフォローしてくれるので安心ですね。
株式会社divの弱み
株式会社divの弱みを見ていきましょう。
社員の給与や体制がよくない
社員の給与はそこまで高くないので、優秀な人材は集まりにくい可能性が高いです。
口コミサイトに記載されていた平均年収は400万円程度でした。
回答者平均が30歳以下なので、そこまで悲観する内容ではないかもしれません。
しかし都内のITベンチャー企業にしては、少なめと言わざるを得ないでしょう。
また、ボーナスが支給されない、昇給のタイミングがあいまいという口コミもあり、不満を抱えている社員もいるようです。
制度が整いきっていない
株式会社divは2012年に設立されたばかりです。
近年のエンジニア需要増大に伴い、会社はまだまだ成長過程にあります。
福利厚生や教育、研修制度の整備など課題は山積みです。
これからどのように体制を整えていくのか、マコなり社長の手腕に期待したいところですね。
株式会社divが上場する可能性は十分ある
株式会社divは上場を目指しているため、いずれIPO対象になる可能性は十分あります。
2021年2月時点では、マコなり社長から上場予定という発表はありません。
しかしながら、数年前から上場準備のためと称してスタッフ募集をかけています。
水面下ではすでに準備をしているかもしれません。
気になる場合は、日本取引所グループのサイトで公表されている新規上場会社のページをこまめに確認しておきましょう。
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