みずほフィナンシャルグループは三大メガバンクの一つです。
自治体や宝くじに強みを持っており、他のメガバンクよりも地方に強みを持つという特徴があります。
しかしながら、三大メガバンクの中で最も苦戦しており、今後も厳しい状況に陥りそうです。
みずほフィナンシャルグループの銘柄に興味がある方なら
-
- みずほフィナンシャルグループの株価の推移について知りたい
- みずほフィナンシャルグループって業績はどうなの?利益は出ているの?
- みずほフィナンシャルグループは財務的に安全なの?株主優待の廃止とかはないの?
- みずほフィナンシャルグループの株価ってどうなるの?今って買い時なの?
- みずほフィナンシャルグループの株価ってなんで安いの?
という点は気になりますよね?
今回はみずほフィナンシャルグループについて
-
- 業績から見た将来性や収益性の分析
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
- 株主優待や総会お土産はあるのか
- みずほフィナンシャルグループの株価は今度どうなりそうなのか
- みずほフィナンシャルグループの株価が安い理由
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
みずほフィナンシャルグループのおすすめ度について
みずほフィナンシャルグループの銘柄概要は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★☆☆☆
【株価】
154.1円(令和01年06月25日時点)
【配当】
7.5円
【安全性】
★★★☆☆
【収益性】
★★☆☆☆
【将来性】
★★☆☆☆
【配当利回り】
4.90%
簡単にまとめてみました。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。
またメガバンク銘柄に興味がある方は同じく三菱UFJフィナンシャルグループと三井住友フィナンシャルグループも参考にしてみてください。
株主優待について
みずほフィナンシャルグループは株主優待がありません。
みずほフィナンシャルグループに限らず、三大メガバンクはいずれも株主優待を贈呈しておりませんので、注意しましょう。
株主総会のお土産について
みずほフィナンシャルグループは株主総会お土産がありません。
株主総会のお土産も三大メガバンクいずれも提供していません。
みずほフィナンシャルグループの業績や収益状況を調べてみた
みずほフィナンシャルグループの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 3,215,274 | - | 997,529 | 670,943 |
2017年3月期 | 3,292,900 | - | 737,512 | 603,544 |
2018年3月期 | 3,561,125 | - | 782,447 | 576,547 |
2019年3月期 | 3,925,649 | - | 614,118 | 96,566 |
2020年3月期 | - | - | - | 470,000 |
具体的に内容を見ていきましょう。
みずほフィナンシャルグループの売上高は増収傾向
みずほフィナンシャルグループの過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年3月期・・3215274百万円
- 2017年3月期・・3292900百万円
- 2018年3月期・・3561125百万円
- 2019年3月期・・3925649百万円
順調に推移しています。
ずほフィナンシャルグループの最終利益は不振。減益が続く
みずほフィナンシャルグループの過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年3月期・・670943百万円
- 2017年3月期・・603544百万円
- 2018年3月期・・576547百万円
- 2019年3月期・・96566百万円
- 2020年3月期・・470000百万円(予想)
減益が続いており、三大メガバンクの中で一番苦戦しています。
特に大きかったのが個人の不振や固定資産の現存処理です。
みずほフィナンシャルグループはシステムの導入にも失敗しており、非常に不審な状況が続いています。
今後も厳しい状況が続きそうですね。
みずほフィナンシャルグループの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここではみずほフィナンシャルグループの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはみずほフィナンシャルグループの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月25日時点の情報】
証券コード | 8411 |
企業名 | みずほフィナンシャルグループ |
株価 | 154 |
配当利回り | 4.87% |
時価総額 | 3,912,984百万円 |
株の購入価格 | 15,410 |
PER | (連) 8.32倍 |
PBR | (連) 0.45倍 |
年初来高値 | 180円 |
年初来安値 | 150円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は割安で推移
みずほフィナンシャルグループの株価は140円~200円で推移しています。
現在の株価は154.1円です。【令和01年06月25日時点】
PERは(連) 8.32倍,PBRは(連) 0.45倍となっています。
割安で推移していますが、買い時かといわれると業績が不振なので、少し疑問符がつきますね。
配当の推移について
みずほフィナンシャルグループの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・8円
- 2011年3月期・・6円
- 2012年3月期・・6円
- 2013年3月期・・6円
- 2014年3月期・・6.5円
- 2015年3月期・・7.5円
- 2016年3月期・・7.5円
- 2017年3月期・・7.5円
- 2018年3月期・・7.5円
- 2019年3月期・・7.5円
- 2020年3月期・・7.5円(予想)
安定的に推移しています。
配当利回りは高く5%前後
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が140円の時、配当利回りは5.4%
- 株価が170円の時、配当利回りは4.4%
- 株価が200円の時、配当利回りは3.8%
現在の株価は154.1円【令和01年06月25日時点】のため
配当利回りは4.9%、優待+配当利回りは0%となります。
みずほフィナンシャルグループの株価ってなんで安いの?
みずほフィナンシャルグループの株価って非常に安いですよね。
三大メガバンクと比較しても
株価
- 三井住友フィナンシャルグループ・・3759円【令和01年06月25日時点】
- 三菱UFJフィナンシャルグループ・・505.3円【令和01年06月25日時点】
- みずほフィナンシャルグループ・・154.1円【令和01年06月25日時点】
となっており、他のメガバンクよりも非常に安い株価となっています。
これは発行株数の違いによるものです。
具体的に見ていきましょう。
発行株数
- 三井住友フィナンシャルグループ・・1,399,401千株【令和01年06月25日時点】
- 三菱UFJフィナンシャルグループ・・13,667,770千株【令和01年06月25日時点】
- みずほフィナンシャルグループ・・25,392,498,千株【令和01年06月25日時点】
三井住友フィナンシャルの約20倍、三菱UFJフィナンシャルサービスの約2倍の株数を発行しています。
需給の関係で株価が低いということになりますね。
業績が落ち込んでいるというのも理由になりますが、みずほフィナンシャルグループの株価が低い理由の一番は発行株数が多いということです。
みずほフィナンシャルグループの株価は今後どうなる?予想してみた。
今回はみずほフィナンシャルグループの業績や利回りについて検証してきました。
ポイントは
- 業績は不振。特に2019年3月期の減益が響く
- 配当利回りは高く、5%前後で推移
- 株主優待や株主総会のお土産はない
という点です。
上記を踏まえて、みずほフィナンシャルグループの今後の株価を予想すると「もう少し下げる要素がありそう」といったところです。
みずほフィナンシャルグループは他のメガバンクよりも海外が弱く、少子高齢化の影響を大きく受けます。
さらに三大メガバンクの中で一番業績が悪化しています。
しかしながら、業績好調の三菱UFJフィナンシャルサービスと同じ利回りなので、三菱UFJフィナンシャルサービスの方が割安感があります。
逆にいうと三菱UFJフィナンシャルグループですら安い株価で推移しているので、それを下回るみずほフィナンシャルグループはさらに株価を下げそうということです。
みずほフィナンシャルグループを購入するなら三菱UFJフィナンシャルグループの購入をお勧めします