エスビー食品【2805】は買うべきか?株主優待や配当、業績を検証してみた

エスビー食品はスパイス関連の調味料首位の大手食品メーカーです。

カレールーにも強みを持ち、特に「ゴールデンカレー」は高いブランド力を誇ります。

エスビー食品の銘柄に興味がある方なら

    • 株主優待の詳しい内容を知りたい!
    • 業績はどうなの?利益は出ているの?
    • 財務的に安全なの?投資しても大丈夫そう?
    • 株価って今後どうなるの?今って買い時なの?

という点は気になりますよね?

今回はエスビー食品について

    • 株主優待の詳しい内容について
    • 業績や利益の推移について
    • 財務的な安全性について
    • 配当や利回りについて
    • エスビー食品の株価は今度どうなりそうなのか

をご紹介していきます。

ぜひ投資する際の参考にしてみてください。

 

 

エスビー食品の株主優待の内容について

エスビー食品の株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★☆☆
【株価】
4045円【令和01年07月26日時点】
【配当】
44円
【権利確定日】

3・9月
【株主優待内容】

(2019年9月権利確定まで)

  • 100株以上・・1,500円相当の食品詰め合わせ

(2020年3月権利確定から)

  • 100株以上(保有年数が3年未満の場合)・・1,000円相当の食品詰め合わせ
  • 100株以上(保有年数が3年以上の場合)・・2,000円相当の食品詰め合わせ

下記のような商品が贈呈されます。

主力商品であるゴールデンカレールーの他、カレールーやレトルトカレー、スパイス、パスタソースなどが贈呈されます。

特にヱスビー食品はカレールーを主力としているので、今後もカレールーが株主優待のメインになってくる可能性は高いです。

そのためカレー好きには特におすすめしたい銘柄ですね。

【配当利回り】
1.09%
【優待利回り】
0.49%
【優待利回り+配当利回り】
1.58%

長期保有はSBIネオモバイル証券の裏ワザを活用してほぼノーリスクに

長期保有の条件としてあるのが株主番号の維持のみなので、SBIネオモバイル証券の1株投資による裏ワザが利用できます。

1株保有するだけで、長期保有の権利を取得することができるお得な裏技です。

長期保有を導入する企業が増加してきたので、効率的な裏技方法となります。

株主優待はいつ届く?

エスビー食品の株主優待は下記を目安として届きます。

・3月権利確定分→5月下旬から6月上旬
・9月権利確定分→11月

権利確定日のおよそ2か月後に到着します。

エスビー食品の業績

投資する際は株主優待のみならず、企業の業績も確認しなければいけません。
そこでエスビー食品の過去の業績を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

        【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年3月期 133,147 3,820 4,244 1,670
2017年3月期 137,907 5,364 5,122 2,745
2018年3月期 142,396 6,389 6,189 3,886
2019年3月期 145,160 7,154 7,071 4,317
2020年3月期 148,000 7,200 7,100 4,900

具体的に内容を見ていきましょう。

エスビー食品の売上高は増収が続き、好調に推移

エスビー食品の過去の売上高を見てみましょう。

増収が続いており、好調に推移しています。

近年食品会社特に加工品を取り扱う企業は好調が続いています。

共働き世代が増えており、手軽に食事を済ませることができる加工食品の需要が増えていることが影響しています。

特にヱスビー食品がメインとして取り扱うカレーは手軽に作れるので、便利ですよね。

今後も共働き世代は増加傾向にあると考えられており、売上高はポジティブに働くと考えられます。

エスビー食品の最終利益も好調!増益で推移

エスビー食品の過去の最終利益を見てみましょう。

売上高の増収に伴い利益も増益基調で推移しています。

物流費の増加がやや懸念材料としてあげられますが、売上高の増収が大きくプラス要因として働いています。

今後も期待ができそうですね。

エスビー食品の財務情報

財務状況が悪ければ、株主優待が廃止になる可能性も出てきます。
そのため株主優待を維持できる財務の健全性があるかどうかは重要です。
エスビー食品の直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年3月期 35 96%
2018年3月期 39.1 73%
2019年3月期 39.8 72%

具体的に内容を見ていきましょう。

エスビー食品の自己資本比率は40%弱で推移しており、安全性高め

エスビー食品の過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

自己資本比率は40%弱で推移しています。

安全性の目安といわれる40%前後で推移していますので、健全な数値といえますね

ただ同業他社と比較するとやや低めなので、さらに高い安全性を求める方は他の食品銘柄も検討価値があります。

エスビー食品の有利子負債倍率は70%前後で推移

エスビー食品の過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。

有利子負債は70%前後で推移しています。

そこまで高くはありませんが、食品メーカーであることや自己資本比率が40%前後あることを考慮すると少し高めな印象は受けますね。

もちろん健全性の目安といわれる100%を割り込んでいますので、大きな危険はありません。

エスビー食品の株価は割安?割高?

ここではエスビー食品の株価について投資指標と合わせてみていきます。

まずはエスビー食品の投資情報を見ていきます。

【下記の情報はいずれも令和01年07月26日時点の情報】

証券コード 2805
企業名 エスビー食品
株価 4,045
配当利回り 1.09%
時価総額 56,445百万円
株の購入価格 404,500
PER (連) 10.48倍
PBR (連) 1.18倍
年初来高値 4,265円
年初来安値 3,780円

 

エスビー食品の株価は4000円~6000円で推移しています。

2018年に一時期6,500円を超える株価で推移していましたが、そこから下落しています。

2019年に入ってからは非常に安定した株価で推移しています。

現在の株価は4045円です。【令和01年07月26日時点】

PERは(連) 10.48倍,PBRは(連) 1.18倍です。

指標的には結構割安な数値です。

業績も増収増益で好調なので、今後も期待できます。

バリュー投資家にはおすすめできる投資先の一つですね。

配当や利回りの推移について

エスビー食品の配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・35円
  • 2011年3月期・・35円
  • 2012年3月期・・35円
  • 2013年3月期・・35円
  • 2014年3月期・・35円
  • 2015年3月期・・35円
  • 2016年3月期・・35円
  • 2017年3月期・・35円
  • 2018年3月期・・40円
  • 2019年3月期・・40円
  • 2020年3月期・・44円(予想)

配当は安定しています。

2018年からは業績が上向いていることもあり、増配しています。

 

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が4000円の時、配当利回りは1.1%、優待+配当利回りは1.6%
  • 株価が5000円の時、配当利回りは0.88%、優待+配当利回りは1.28%
  • 株価が6000円の時、配当利回りは0.73%、優待+配当利回りは1.07%

現在の株価は4045円【令和01年07月26日時点】のため

配当利回りは1.09%、優待+配当利回りは1.58%となります。

やや物足りないですね。

利回り狙いにはおすすめできません。

エスビー食品のおすすめ度は星3つ

今回はエスビー食品の株主優待や業績についてまとめてみました。
エスビー食品の業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★☆☆です。

  • 株主優待はカレールーを中心とした食品類の詰め合わせ
  • 指標的には割安。バリュー投資家にはおすすめ
  • 業績好調で増収増益基調

というメリットがある反面

  • 株主優待+配当利回りが1%台で低め

というデメリットがあります。

 

利回り狙いにはおすすめできませんが、指標的には割安なので、バリュー投資家にはおすすめできます。

株主優待目当てには利回りがたりないので、今後の成長も期待した投資先として

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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MoneyCourt では、公認会計士・税理士資格を持つ、金融・投資知識が豊富なメンバーが、投資の基礎知識から金融投資のポイント、確定申告や節税などを初心者向けにわかりやすく解説しています。
【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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