エスフーズ【2292】の株主優待のおすすめ度は?業績や配当から分析

エスフーズは業界4位の大手食肉会社です。

「こてっちゃん」が主力商品で、売上高は3,000億円を誇ります。

また近年では北海道産豚肉の「ゆめの大地」やアメリカ産の高級牛肉ブランド「オーロラビーフ」も積極的に販売攻勢をかけています。

食肉小売や外食も展開しており、幅広い事業を保有している企業です。

 

今回はエスフーズについて

    • 株主優待の詳しい内容について
    • 株主総会のお土産について
    • 業績や利益の推移について
    • 財務的な安全性について
    • 配当や利回りについて

をご紹介していきます。

ぜひ投資する際の参考にしてみてください。

 

 

エスフーズの株主優待の内容について

エスフーズの株主優待の内容は下記のとおりです。

【おすすめ度】
★★☆☆☆

【株価】
3280円【令和01年07月19日時点】

【配当】
60.00円

【権利確定日】

2・8月
【株主優待内容】

・2・8月権利確定 株主優待

100株以上 自社グループの商品を優待価格にて特別販売

下記のようなカタログが贈呈されます。

あくまで割引なので注意しましょう。

・2月権利確定 株主優待

  • 500株以上  3,000円相当の自社(グループ)製品
  • 2,000株以上 10,000円相当の国産牛肉または国産豚肉

メインの株主優待は500株以上でなければ受け取れません。

内容は下記のとおりです。

3,000円相当の商品はローストビーフや北海道産豚肉「夢の大地」などが贈呈されることが多いようです。

「ゆめの大地」は北海道産の豚肉です。
「三元豚」と呼ばれる豚肉で、様々な種類の豚肉を掛け合わせて製造されいます。

深みのある味わいが特徴ですね。

10,000円相当の商品は黒毛和牛の牛肉が贈呈されます。

黒毛和牛の中でも上質なランクを提供しています。

【配当利回り】
1.83%
【優待利回り】
0.18%
【優待利回り+配当利回り】
2.01%

株主優待はいつ届く?

エスフーズの株主優待は下記を目安として届きます。

・2月権利確定分→6月
・8月権利確定分→11月

権利確定日のおよそ3か月後に到着します。

エスフーズの関連株主優待銘柄

エスフーズの関連株主優待銘柄と株主優待の内容は下記のとおりです。

 

【株主優待のおすすめ度 ★★★★☆】

伊藤ハム米久ホールディングス【2296】・・1,000株以上で5,000円相当のハム。

プリマハム【2281】・・200株以上で3,000円相当のハム

 

【株主優待のおすすめ度 ★★★☆☆】

日本ハム【2282】・・500株以上で5,000円相当のハム(3年未満)または7,500円相当のハム(3年以上)

丸大食品【2288】・・200株以上で3,000円相当のハム

全国保証【7164】・・100株以上(保有期間1年以上)カタログギフト(ハム詰め合わせあり)

 

【株主優待のおすすめ度 ★☆☆☆☆】

福留ハム【2291】・・200株以上で5,000円相当のハム詰め合わせ

滝沢ハム【2293】・・100株以上で2,500円相当のハム詰め合わせ、200株以上で5,000円相当のハム詰め合わせ

 

上記の銘柄も合わせて確認しておくことをおすすめします。

 

またハムやソーセージ関連の株主優待に興味がある方向けにランキング記事を作成しました。

こちらもぜひ参考にしてみてください。

株主総会のお土産について

エスフーズは株主総会お土産があります。

過去に贈呈されたエスフーズの株主総会のお土産は下記の通りです。


ソーセージやカルパス、加工用食品などが贈呈されているようですね。

株主総会の開催場所は京都です。

エスフーズの業績

投資する際は株主優待のみならず、企業の業績も確認しなければいけません。
そこでエスフーズの過去の業績を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

        【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年2月期 242,566 8,428 8,795 5,086
2017年2月期 281,233 10,555 10,843 6,499
2018年2月期 316,411 10,959 11,482 7,760
2019年2月期 338,781 10,973 11,344 7,185
2020年2月期(予想) 360,000 11,500 12,000 7,800

具体的に内容を見ていきましょう。

エスフーズの売上高は?

エスフーズの過去の売上高を見てみましょう。

売上高は右肩上がりで順調に伸びています。

近年の食肉需要の高まりによるところが大きいようです。

エスフーズの最終利益も増益基調

エスフーズの過去の最終利益を見てみましょう。

最終利益は増益基調となっています。

2019年2月期は減益となりましたが、2020年2月期は増益予想となっています。

エスフーズの財務情報

財務状況が悪ければ、株主優待が廃止になる可能性も出てきます。
そのため株主優待を維持できる財務の健全性があるかどうかは重要です。
エスフーズの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年2月期 44.1 54%
2018年2月期 51.6 35%
2019年2月期 48.5 40%

具体的に内容を見ていきましょう。

エスフーズの自己資本比率は50%前後

エスフーズの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

自己資本比率は50%前後で推移しています。

安全の目安である40%を超えており、健全な数値で推移しています。

エスフーズの有利子負債倍率は?

エスフーズの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。

有利子負債倍率は40%前後で推移しています。

自己資本比率から見ると少し高めかなぁという印象を受けますが、十分に健全な範囲内ですね。

総じてエスフーズの財務体制は強固といます。

エスフーズの株価が急落!指標的には割安に

ここではエスフーズの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはエスフーズの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月19日時点の情報】

証券コード 2292
企業名 エスフーズ
株価 3,280
配当利回り 1.83%
時価総額 105,838百万円
株の購入価格 328,000
PER (連) 13.32倍
PBR (連) 1.31倍
年初来高値 4,360円
年初来安値 3,265円

エスフーズの株価は3000円~5000円で推移しています。

2020年第一四半期の決算で増収したものの、大幅な減益となったため、株価が急落しました。


現在の株価は3280円です。【令和01年07月19日時点】

PERは(連) 13.32倍,PBRは(連) 1.31倍です。

指標的には割安水準になってきましたね。

配当の推移について

エスフーズの配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年2月期・・22円
  • 2011年2月期・・24円
  • 2012年2月期・・24円
  • 2013年2月期・・24円
  • 2014年2月期・・26円
  • 2015年2月期・・28円
  • 2016年2月期・・32円
  • 2017年2月期・・35円
  • 2018年2月期・・43円
  • 2019年2月期・・56円
  • 2020年2月期・・60円(予想)

配当は順調に増配を続けています。

財務体制が強固のため、今後の増配も期待ができます。

 

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が3000円の時、配当利回りは2%、優待+配当利回りは2.2%
  • 株価が4000円の時、配当利回りは1.5%、優待+配当利回りは1.65%
  • 株価が5000円の時、配当利回りは1.2%、優待+配当利回りは1.32%

現在の株価は3280円【令和01年07月19日時点】のため

配当利回りは1.83%、優待+配当利回りは2.01%となります。

利回り的には今一つといったところですね。

株主優待や利回り狙いでの購入はあまりおすすめできません。

エスフーズの株主優待のおすすめ度は星2つ

今回はエスフーズの株主優待や業績についてまとめてみました。
エスフーズの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★☆☆☆です。

  • 株価的には割安水準
  • 自己資本も潤沢で、財務体制が強固
  • 株主総会お土産がある

というメリットがある反面

  • 利回りが低く、1%台
  • 実質的な株主優待は500株以上でなければもらえない

というデメリットがあります。

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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MoneyCourt では、公認会計士・税理士資格を持つ、金融・投資知識が豊富なメンバーが、投資の基礎知識から金融投資のポイント、確定申告や節税などを初心者向けにわかりやすく解説しています。
【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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