カネ美食品はテナント事業と外販事業を中心に展開している食品会社です。
テナント事業では主に惣菜屋のkanemiなどを中心に総合惣菜や洋風総菜、寿司惣菜などを展開しています。
外販事業ではコンビニエンスストアに向けて、おにぎりや惣菜などを販売しています。
カネ美食品の銘柄に興味がある方なら
-
- カネ美食品の株主優待の内容について詳しく知りたい
- カネ美食品って業績はどうなの?利益は出ているの?
- カネ美食品は財務的に安全なの?株主優待の廃止とかはないの?
- カネ美食品の株価ってどうなるの?今って買い時なの?
という点は気になりますよね?
今回はカネ美食品について
-
- 株主優待の詳しい内容について
- 株主総会のお土産について
- 業績や利益の推移について
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
- カネ美食品の株価は今度どうなるのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
カネ美食品の株主優待の内容について
カネ美食品の株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★★☆
【権利確定日】
2・8月
【株主優待内容】
8種類の商品から選べる「セレクトグルメ配達便」が下記の保有株数に応じて贈呈される。
- 100株以上・・3,000円相当
- 300株以上・・5,000円相当
- 1,000株以上・・10,000円相当
【株価】
3010円(令和01年06月22日時点)
【配当】
60円
【配当利回り】
2.00%
【優待利回り】
1.99%
【優待利回り+配当利回り】
4.00%
2019年2月権利確定分は下記の商品内容でした。
【100株以上 3,000円相当】
- 漬魚三彩6切入
- 有明産焼海苔
- 豚角煮セット
- こだわり肉まん三昧
- 「クノール」スープ&コーヒーギフト
- 和牛ビーフカレー
- カゴメフルーツジュースギフト
- 和牛ビーフコロッケ&和牛ミンチカツ
【300株以上】
- 京都やま六西京漬詰合せ
- ボイルずわいがに
- 福さ屋 味楽セット
- 名古屋コーチン寄せ鍋
- 明宝ハムとソーセージのバラエティ詰合せ
- 鹿児島県産黒豚しゃぶしゃぶ
- なだ万 和風ハンバーグ
- うなぎ割烹「一愼」鰻まぶしセット
【1,000株以上】
- たじみや 魚の粕漬・肉の西京漬詰合せ
- 鹿児島県産黒毛和牛サーロインステーキ
- 3大蟹鍋
- 三田屋本店 ハム詰合せ
- 飛騨牛 肩ロースすき焼き肉
- 松阪牛入り煮込みハンバーグ&ローストビーフ
- 三和の純鶏名古屋コーチンコラーゲン水炊き鍋+ぷりんセット
- 鰻楽 九州産うなぎ蒲焼
牛肉や海鮮、魚やジュースなどバラエティー豊かな商品が贈呈されます。
株主優待はいつ届く?
カネ美食品の株主優待は下記を目安として届きます。
・2月権利確定分→5月
・8月権利確定分→11月
権利確定日のおよそ3か月後に到着します。
株主総会のお土産について
カネ美食品は株主総会お土産があります。
毎年自社で生産している惣菜が贈呈されています。
2015年はいかなごの釘煮とちりめん山椒でした。
カネ美食品の業績や収益状況を調べてみた
カネ美食品の過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 89,939 | 3,067 | 3,177 | 1,815 |
2017年3月期 | 88,258 | 498 | 582 | -514 |
2018年3月期 | 90,233 | -1,167 | -1,062 | -932 |
2019年2月期 | 82,432 | 585 | 680 | -843 |
2020年2月期 | 86,274 | 1,264 | 1,300 | 750 |
具体的に内容を見ていきましょう。
カネ美食品の売上高は減収傾向。
カネ美食品の過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年3月期・・89939百万円
- 2017年3月期・・88258百万円
- 2018年3月期・・90233百万円
- 2019年2月期・・82432百万円
- 2020年2月期・・86274百万円(予想)
テナント閉店による一時閉店が響いたようです。
人口が減っている点を考慮すると国内中心の事業体系は正直厳しいなっていうのが感想です。
カネ美食品の最終利益も赤字が続く
カネ美食品の過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年3月期・・1815百万円
- 2017年3月期・・-514百万円
- 2018年3月期・・-932百万円
- 2019年2月期・・-843百万円
- 2020年2月期・・750百万円(予想)
3期連続赤字で極めて厳しい状況です。
しかしながら、経常利益はプラス域で推移していますので、2020年は黒字になりそうな感じがしますね。
カネ美食品の安全性は?財務情報を調べてみた
カネ美食品の直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 |
2017年3月期 | 76.4 |
2018年3月期 | 72.2 |
2019年2月期 | 74 |
具体的に内容を見ていきましょう。
カネ美食品の自己資本比率は70%と極めて安全性は高い
カネ美食品の過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
- 2017年3月・・76.4%
- 2018年3月・・72.2%
- 2019年2月・・74%
自己資本比率は70%台と非常に高いです。
業績は赤字が続いていますが、自己資本比率は依然として高く、安全性にはほとんど問題はありません。
カネ美食品の有利子負債倍率はゼロの無借金経営
カネ美食品の過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
- 2017年3月・・0%
- 2018年3月・・0%
- 2019年2月・・0%
有利子負債倍率はゼロなので、無借金経営です。
今後10年破産する可能性はほぼなさそうですね。
カネ美食品の株価は割安?割高?指標から見てみた
ここではカネ美食品の株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはカネ美食品の投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月22日時点の情報】
証券コード | 2669 |
企業名 | カネ美食品 |
株価 | 3,010 |
配当利回り | 1.99% |
時価総額 | 30,100百万円 |
株の購入価格 | 301,000 |
PER | (単) 39.50倍 |
PBR | (単) 1.27倍 |
年初来高値 | 3,345円 |
年初来安値 | 2,950円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は安定的に推移。今が底かも
カネ美食品の株価は3000円~3500円で推移しています。
現在の株価は3010円です。【令和01年06月22日時点】
PERは(単) 39.50倍,PBRは(単) 1.27倍とPER的には割高ですが、PBR的には割安です。
過去の株価から見て今が底の可能性は十分にありますね。
配当は安定的に推移。赤字でも配当を出している
カネ美食品の配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・45円
- 2011年3月期・・50円
- 2012年3月期・・50円
- 2013年3月期・・50円
- 2014年3月期・・50円
- 2015年3月期・・55円
- 2016年3月期・・60円
- 2017年3月期・・60円
- 2018年3月期・・60円
- 2019年2月期・・60円
- 2020年2月期・・60円(予想)
配当は安定的に60円を維持していますね。
近年は赤字続きでしたが、豊富な自己資本がありますので、今後も安定配当が期待できそうです。
利回りの推移について
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が3000円の時、配当利回りは2%、優待+配当利回りは4%
- 株価が3250円の時、配当利回りは1.8%、優待+配当利回りは3.7%
- 株価が3500円の時、配当利回りは1.7%、優待+配当利回りは3.4%
現在の株価は3010円【令和01年06月22日時点】のため
配当利回りは2%、優待+配当利回りは4%となります。
4%超えなので、利回り的にも魅力的な水準です。
利回り狙いの方にもおすすめできます。
カネ美食品の株主優待のおすすめ度は星4つ
今回はカネ美食品の株主優待や業績についてまとめてみました。
カネ美食品の業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★★☆です。
- 株主優待が様々な食品から選択できるカタログギフト
- 自己資本が盤石で安全性は極めて高い
- 配当も安定的に60円を維持している
というメリットがある反面
- 業績は伸び悩み、今後の成長性は疑問符がつく
というデメリットがあります。
カネ美食品は「株主優待」「安全性」「利回り」を重視する方におすすめできますが、「成長性」を重視する方にはおすすめできません。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。