牛丼屋のすきやを中心に外食産業を展開しているゼンショーホールディングス。
他にもココス、ヴィクトリアステーション、はま寿司、ジョリーパスタなど多数の企業を展開しています。近くに店舗があるという方がほとんどではないでしょうか?そんなゼンショーホールディングスも株主優待を贈呈しており、グループ店舗で利用することが出来ます。 今回はゼンショーホールディングスの株主優待について
- 詳しい内容について
- 利用できる店舗について
- ヤフオクでの買取価格について
- ゼンショーサポーターズクラブについて
をご紹介していきます。
株主優待の内容について
【おすすめ度】
★★☆☆☆
【権利確定】
3月・9月
【株主優待の内容について】
ゼンショーホールディングスの株主優待はグループ店で利用できる食事券を下記のとおり贈呈
- 100株以上300株未満・・・1,000円分(500円券× 2枚)
- 300株以上500株未満・・・3,000円分(500円券× 6枚)
- 500株以上1,000株未満・・・6,000円分(500円券×12枚)
- 1,000株以上5,000株未満・・・12,000円分(500円券×24枚)
- 5,000株以上・・・30,000円分(500円券×60枚)
上記に加えて、ゼンショーサポーターズクラブの案内が届く
【株価】
2134円(令和01年06月19日時点)
【配当】
20円
【配当利回り】
0.90%
【優待利回り】
0.94%
【優待利回り+配当利回り】
1.90%
すきやなどの自社商品と交換できる
ゼンショーホールディングスの株主優待は自社グループ商品と交換することが出来ます。
300株以上保有の株主限定です。
優待券3,000円分1冊につき、下記の商品と交換可能でした。(2018年3月権利確定分)
- すき家 国産牛肉100%使用牛丼の具セット・・すき家国産牛使用牛丼の具 135g×5パック
- すき家 牛丼の具・豚丼の具セット・・すき家牛丼の具 135g×5パック+すき家豚丼の具 135g×5パック
- すき家 炭火セット・・すき家炭火豚丼の具 110g×5パック+すき家炭火やきとり丼の具 110g×5パック
- すき家×なか卯 コラボセット・・すき家牛丼の具 135g×5パック+なか卯親子丼の具 145g×5パック
- なか卯 丼ぶりセット・・なか卯親子丼の具 145g×5パック+なか卯カツ丼の具 300g×2袋(1袋あたり2食入り)
- トロナ ピッツァセット・・マルゲリータ 直径約21cm×3枚+5種のチーズ 直径約21cm×3枚
- ココス お楽しみセット・・ココスビーフカレー 180g×3パック+ココスバターチキンカレー 180g×2パック+ココスやみつきカリカリポテト 340g×2パック
- ゼンショー 黒毛和牛しぐれ煮セット・・牛しぐれ煮セット 70g×4箱
- はま寿司 しょうゆセット・・だし醤油 360ml×2本、さしみ醤油 200ml×2本、日高昆布醤油 200ml×2本、濃口醤油 200ml×2本、甘口醤油 200ml×2本、減塩醤油 200ml×1本、まろやかぽんず 200ml×1本
- ゼンショーフェアトレード ドリップバッグコーヒーセット・・東ティモール有機 10g×5pc×2箱+ルワンダ有機 10g×5pc×2箱+ガラパゴス 10g×5pc×2箱
- ゼンショーフェアトレード・・オーダー焙煎レギュラーコーヒー(粉)セット+ルワンダ 180g×1袋、キリマンジャロ 180g×1袋+東ティモール有機 180g×1袋、メキシコ有機 180g×1袋
個人的にお勧めしたいのが、はま寿司の醤油セットです。
レトルト食品は食べる人なら消化できますが、自炊している方はなかなか食べる機会がなく、気がつけば1年も過ぎていた!というケースもあるかと思います。
その点醤油であればほとんど毎日使うので、消費に困ることは少ないです。
多様な醤油がついてきますので、醤油の味の違いも楽しむことができます。
また、株主優待で醤油を贈呈している企業は少なく、キッコーマンやユタカフードくらいです。
株主優待としては希少性が高いのもお勧めできる点です。
株主優待が利用できる店舗について
ゼンショーの株主優待が利用できる店舗は下記のとおりです。
- すき家
- ココス
- 宝島
- エルトリート
- 牛庵
- いちばん
- ビッグボーイ
- ヴィクトリアステーション
- 久兵衛屋
- なか卯
- はま寿司
- ジョリーパスタ
- 華屋与兵衛
代表的な店舗は「すき家」ですが、他にも様々な全国展開しているチェーン店がありますね。
ゼンショーの店舗は下記から検索できます。
割引券や情報誌などが貰えるゼンショーサポーターズクラブに加入できる
ゼンショーホールディングスの株を保有している個人の方はゼンショーサポーターズクラブに加入することが出来ます。
ゼンショーサポーターズクラブは下記のメリットがあります。
・会員情報紙の送付
・グループ店舗でお得に使える特別お試し券の送付
・ゼンショーオリジナル商品の特別販売(通販)
会費が入会費500円+年会費1,000円かかり、株主でなくなった場合は、会員期間中であっても会員資格が失効します。
一番のメリットは「特別お試し券」です。
具体的には下記のような割引券があります。
- はま寿司・・お寿司一貫無料
- なか卯・・小うどん一杯無料
- 華屋与兵衛、和食よへい・・すき焼きセット 500円引き
- 華屋与兵衛、和食よへい・・あんみつ無料
- ジョリーパスタ・・特定のパスタ300円引き
- ヴィクトリアステーション・・特定のハンバーグやステーキを300円引き
- ヴィクトリアステーション・・パフェが半額
これらのクーポンが16枚~20枚程度年に6回送付されます。
このクーポンがお得な点は株主優待と併用ができる点です。
株主優待生活をさらに充実させてくれるクーポンです。
- ふだんから外食が多い方
- 月に1回はゼンショグループにいく方
- 家族連れなど大人数で外食する方
はお得になるサービスです。
株主優待はいつ届く?有効期限は?
ゼンショーの株主優待の到着時期と有効期限は下記のとおりです。
-
- 3月権利確定・・6月下旬に到着。有効期限は12月末
- 9月権利確定・・12月上旬に到着。有効期限は6月末
権利確定から約3カ月後に到着して、有効期限は約半年です。
有効期限は短めなので、早めの利用をおすすめします。
株主優待のお得な活用方法
電子マネーを活用しよう!中でも「Cooca」は圧倒的にお得で最大7.5%還元に
すきやをはじめとするゼンショーグループは電子マネーを取扱していることが多いです。
株主優待以外での支払いは電子マネーを活用するとポイントも付与されお得になります。
特にお得なのがゼンショーグループの電子マネーである「Cooca」です。
「Cooca」は下記の特徴があります。
- 支払い金額の0.5%分のポイントが付与
- 毎月25日から27日に1万円分チャージすることで3%分のポイント獲得
- 毎月9日・19日・29日の利用で4.5%還元になる
- 有効期限は最終利用から最長2年間
つまり「25~27日に1万円以上チャージして、9日,19日,29日に利用するとポイント還元率7.5%」になります。
もちろん株主優待との併用も可能です。
株主優待を利用して差額が出た分はこの「Cooca」を活用するとよりお得に利用することが出来ます。
Coocaはモバイルでも利用可能
上記の電子マネーCoocaはモバイルでも利用可能です。
クーポンを活用している方の中には
- カードは持ちたくない
- モバイルで電子マネーを利用したい
という方もいらっしゃいますよね。
そんな方のためにCoocaはカードレスで決済することもできます。
やり方や会員専用サイト「my Cooca」にログインして、バーコードを会計の時に提示するだけです。
手軽にモバイル決済で利用できる点からも使いやすいといえるサービスです。
すきやはモバイル会員がお得!割引クーポンを獲得できる
すきやはモバイル会員で割引クーポンを発行しています。
下記のようなクーポンを発行しています。
- 定食全品50円引きクーポン
- 牛丼割引クーポン
- 卵などのサイドメニュー割引クーポン
株主優待を併用できますので、活用することでお得になります。
ヤフオクでの相場は?
ゼンショーホールディングスの株主優待はヤフオクでも大人気です。
下記の相場で取引されています。
- 1,000円相当の株主優待券 920~1,000円
- 3,000円相当の株主優待券 2,800円~3,000円
92~100%で買い取りされています。
余ってしまった場合はヤフオクへ販売してみるのも良いですね!
ゼンショーホールディングスの株主優待を実際に利用している方の体験談
実店舗のみらず、商品と交換もできるので、利便性抜群!
ゼンショーの株主優待は利便性の高さが魅力的です。牛丼のすき家をはじめ、その他の多くのチェーン店舗があります。
食事優待券を利用できる主な店舗は、牛丼チェーン すき家 、レストランの ココス 、焼肉のファミリーレストラン 宝島 、焼肉やしゃぶしゃぶチェーンの 牛庵 、100円の回転寿司 はま寿司 、其れに和食レストラン 華屋与兵衛 、レストランビッグボーイや京風うどんの なか卯 などもあり、かなり利用可能な有名店舗が多いです。全国どこでも利用でき、近くに店舗がないという方は少ないと思います。牛丼、焼き肉、レストラン、うどんなど様々なジャンルがある点もうれしい点ですね。
又、食事優待券を利用すれば優待代替品をもらえることもできます。 チョット田舎のほうでお近くに店舗などがないか又は、外食はお好みでないと言う方には、ゼンショーならではの製品やサービス品のなかから品物を選ぶことができるのです。 例えば、300株以上保有している場合は、3,000円分の優待券を送付することで優待券の代替品がもらえるのです。因みに、優待券の代替品というのは すき家の国産牛丼の具を5パック 、すき家の 炭火豚丼の具 セットや 炭火やきとり丼の具 を5パックずつ、などなど、各種の代替品物がもらえる事になっています。
株主総会のお土産について
ゼンショーホールディングスは株主総会お土産があります。
過去に贈呈されたゼンショーホールディングスの株主総会のお土産は下記の通りです。
- 2018年・・フェアトレードのレギュラーコーヒー5袋とカレー
- 2017年・・フェアトレードのレギュラーコーヒー5袋とクーカ1000ポイント
- 2016年・・コーヒー5袋入り×2
ゼンショーホールディングスの業績や収益状況を調べてみた
ゼンショーホールディングスの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 525,709 | 12,113 | 11,380 | 4,026 |
2017年3月期 | 544,028 | 18,775 | 18,061 | 8,443 |
2018年3月期 | 579,108 | 17,611 | 17,656 | 8,001 |
2019年3月期 | 607,679 | 18,834 | 18,211 | 9,924 |
2020年3月期(予想) | 661,367 | 23,848 | 22,133 | 10,460 |
具体的に内容を見ていきましょう。
ゼンショーホールディングスの売上高は右肩上がり!今後も期待できる
ゼンショーホールディングスの過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年3月期・・525709百万円
- 2017年3月期・・544028百万円
- 2018年3月期・・579108百万円
- 2019年3月期・・607679百万円
- 2020年3月期・・661367百万円(予想)
ゼンショーホールディングスの売上高は好調です。
特に海外への出店を強めているのが売上高の増加の要因です。
海外でのノウハウもあるので、今後の増収も期待ができますね。
ゼンショーホールディングスの最終利益も順調に伸びている
ゼンショーホールディングスの過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年3月期・・4026百万円
- 2017年3月期・・8443百万円
- 2018年3月期・・8001百万円
- 2019年3月期・・9924百万円
- 2020年3月期・・10460百万円(予想)
最終利益も順調に伸びています。
飲食業界全体として逆風の中で非常に健闘しています。
ちなみにライバルの吉野家は苦戦しています。
ゼンショーホールディングスの安全性は?財務情報を調べてみた
ゼンショーホールディングスの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 23.5 | 218% |
2018年3月期 | 22.9 | 223% |
2019年3月期 | 19.1 | 295% |
具体的に内容を見ていきましょう。
ゼンショーホールディングスの自己資本比率は10%代で安全性は低め
ゼンショーホールディングスの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
- 2017年3月・・23.5%
- 2018年3月・・22.9%
- 2019年3月・・19.1%
積極的に店舗拡大している関係で、財務が悪化しています。
自己資本比率は10%代と低めになっていますが、業績が拡大傾向にあるため、一概に安全性が低いとは言いにくいですね。
ゼンショーホールディングスの有利子負債倍率が高い!
ゼンショーホールディングスの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
- 2017年3月・・218%
- 2018年3月・・223%
- 2019年3月・・295%
有利子負債倍率が約300%となっており、借入依存度は非常に高いです。
自己資本比率の低さも加えて、財務にはやや不安が残ります。
ゼンショーホールディングスの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここではゼンショーホールディングスの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはゼンショーホールディングスの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月19日時点の情報】
証券コード | 7550 |
企業名 | ゼンショーホールディングス |
株価 | 2,134 |
配当利回り | 0.94% |
時価総額 | 319,333百万円 |
株の購入価格 | 213,400 |
PER | (連) 29.66倍 |
PBR | (連) 4.30倍 |
年初来高値 | 2,771円 |
年初来安値 | 2,112円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は割高に推移
ゼンショーホールディングスの株価は2000円~3000円で推移しています。
現在の株価は2134円です。【令和01年06月19日時点】
PERが29.66倍、PBRが4.30倍と非常に割高感があります。
株主優待が人気のためと、店舗拡大のために借入金を増やしているところが大きな要因です。
配当の推移について
ゼンショーホールディングスの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・12円
- 2011年3月期・・14円
- 2012年3月期・・16円
- 2013年3月期・・16円
- 2014年3月期・・16円
- 2015年3月期・・0円
- 2016年3月期・・9円
- 2017年3月期・・18円
- 2018年3月期・・18円
- 2019年3月期・・18円
- 2020年3月期・・20円(予想)
一時期無配となりましたが、最近では安定的にだしています。
業績も拡大しているので、今後の増配や株主優待拡充にも期待したいところです。
利回りの推移について
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が2000円の時、配当利回りは1%、優待+配当利回りは2%
- 株価が2500円の時、配当利回りは0.8%、優待+配当利回りは1.6%
- 株価が3000円の時、配当利回りは0.7%、優待+配当利回りは1.3%
現在の株価は2134円【令和01年06月19日時点】のため
配当利回りは0.9%、優待+配当利回りは1.9%となります。
利回り的な魅力は薄いですね。
今後の増配や株主優待拡充に期待しましょう。
ゼンショーホールディングスの株主優待のおすすめ度は星2つ
今回はゼンショーホールディングスの株主優待や業績についてまとめてみました。
ゼンショーホールディングスの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★☆☆☆です。
- 株主優待が全国で利用できる食事券
- 増収増益傾向にある
というメリットがある反面
- 財務の安全性が低い
- 利回りが2%以下で低調
- 指標的にも割高感がある
というデメリットがあります。