ヤマダ電機【9831】の株主優待が凄すぎる!株価下落で割安感あり

家電量販店大手のヤマダ電機。

近年では家電のみならず、日用品などの取扱も行っており、多様な商品の取り扱いがあります。

ヤマダ電機の株主優待はヤマダ電機のグループ店で利用できる商品券です。

利回りが高く、投資金額も安いため、最もおすすめしたい株主優待の一つとなります。

 

ヤマダ電機の銘柄に興味がある方なら

    • ヤマダ電機の株主優待の詳しい内容を知りたい!
    • ヤマダ電機って業績はどうなの?利益は出ているの?
    • ヤマダ電機は財務的に安全なの?投資しても大丈夫そう?
    • ヤマダ電機の株価って今後どうなるの?今って買い時なの?
    • ヤマダ電機は株主優待や総会お土産はあるの?

という点は気になりますよね?

今回はヤマダ電機について

    • 株主優待の詳しい内容について
    • 株主総会のお土産について
    • 業績や利益の推移について
    • 財務的な安全性について
    • 配当や利回りについて
    • ヤマダ電機の株価は今度どうなりそうなのか

をご紹介していきます。

ぜひ投資する際の参考にしてみてください。

 

 

ヤマダ電機の株主優待の内容について

ヤマダ電機の概要は下記の通りです。

【おすすめ度】
★★★★★

【株価】
483円(令和01年06月28日時点)

【株主優待内容】

ヤマダ電機の株主優待は自社グループ店で利用できる商品券を贈呈しています。

下記の保有株数に応じて商品券が贈呈されます。

3月株主優待

  • 100株以上 500円券×2枚
  • 500株以上 500円券×4枚
  • 1,000株以上 500円券×10枚
  • 10,000株以上 500円券×50枚

9月株主優待

  • 100株以上 500円券×4枚
  • 500株以上 500円券×6枚
  • 1,000株以上 500円券×10枚
  • 10,000株以上 500円券×50枚

注意点として1,000円の商品を購入ごとに500円の株主優待券を1枚しか利用できない点です。

実質50%の割引券となっています。

ビックカメラのように1円から利用できるタイプの株主優待ではない点は注意しましょう。

またヤマダ電機の株主優待は税込み金額に対する割引です。

税抜価格で表示されている店舗の場合は926円(税抜)から利用できます。

【配当】
13円

【配当利回り】
2.70%

【優待利回り】
6.21%

【優待利回り+配当利回り】
8.90%

長期保有に関する優待

ヤマダ電機の株主優待は長期保有者に対する優待もあります。

上記の株主優待に加えて下記の枚数が増加します。

3月株主優待

  • 1年以上 500円券×3枚増加
  • 2年以上 500円券×4枚増加

9月株主優待

  • 1年以上 500円券×1枚増加

ヤマダ電機の株主優待はクロス取引による取得もできますが、長期保有の優待があるため、現物保有での取得をおすすめします。

SBIネオモバイル証券なら長期保有の裏ワザがあります。

株主優待はいつ届く?

ヤマダ電機の株主優待は下記を目安として届きます。

・3月権利確定分→6月下旬
・9月権利確定分→12月初旬

権利確定日のおよそ3か月後に到着します。

有効期限は約半年間

ヤマダ電機の株主優待券の有効期限は下記のとおりです。

・3月権利確定・・12月末まで

・9月権利確定・・翌年6月末まで

有効期限は半年間です。

利用できる店舗について

ヤマダ電機の株主優待は全国各地のヤマダ電機グループ店舗で利用できます。

店舗の検索はヤマダ電機 店舗一覧から

ヤマダ電機の株主優待はヤマダ電機のみならず、グループ店舗で利用できるのはメリットですね。

  • 沖縄ヤマダ電機
  • 九州テックランド
  • ベスト電器
  • マツヤデンキ
  • 星電社のテックランド

ベスト電器でも利用できるのはお得ですね。

しかしながら、一部対象外となる店舗や商品があります。

具体的に見てみましょう。

ネット店舗、電話注文では利用できない

ヤマダ電機の株主優待はネット店舗では利用できません

ヤマダ電機のネット店舗とはヤマダウェブコム、ヤマダモールが当てはまります。

ヤマダ電機のネット店舗は実店舗よりも安く提供されていることが多いので、実際に利用できないのは残念ですね。

また電話注文でも利用できません

基本的にヤマダ電機グループ店の実店舗の商品しか利用できないと覚えておくと間違いないでしょう。

一部の商品は対象外となる。

また下記のケースでもヤマダ電機の株主優待は利用できません。

  • 修理
  • 工事
  • 部品
  • レストラン
  • テナント
  • 金券
  • リサイクル
  • プリペイドカード
  • 機械会計のもの
  • たばこ
  • その他

換金性の高いものや商品以外のサービスで利用できないということを覚えておいてください。

ヤマダ電機の株主優待のお得な使い方について

値引き交渉をしてから利用する

ヤマダ電機は大きな買い物をするときは値下げ交渉をすることで値引きしてもらえるケースがあります。

交渉材料として利用できるのが

  • 価格.com
  • Amazon
  • ヤマダウェブコム

です。

これらのインターネット通販サイトの最安値の近くまで値下げしてくれることがあります。

特に効果が大きいのはヤマダウェブコムです。

ヤマダウェブコムは自社通販サイトの価格で、なおかつ実店舗の価格よりも低いため、この近辺までは下げてくれるケースが多々あります。

値下げ交渉をした後にさらに株主優待を利用するとお得です。

ヤマダLABIカードと併用する

ヤマダLABIカードと株主優待を併用することもおすすめです。

ヤマダLABIカードは下記の特徴を持っているクレジットカードです。

  • 年会費は初年度無料
  • 次年度以降も1回以上の利用で年会費無料
  • ヤマダ電機のポイントが10%+永久不滅ポイントが0.5%と計10.5%のポイント還元(他社クレジットカードの場合は8%還元)

ヤマダ電機を利用している方なら必須のカードともいえるクレジットカードです。

株主優待と併用できますので、株主優待で支払いきれなかった部分はヤマダLABIカードを利用することをおすすめします。

ヤフーオークションでの買取価格について

ヤマダ電機の株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。

  • 1,000円分 850円~900円
  • 2,000円分 1,600円~1,800円
  • 3,000円分 2,600円~2,800円

額面の約9割弱程度の価格帯で取引されています。

高値で取引されていますので、ヤマダ電機が近くになかったり、また商品券よりも現金が欲しい!という方にもおすすめしたい株主優待です。

ヤマダ電機の株主優待を利用している方の体験談

家電のみならず、スマホケースや電池などの日用品でも利用できる

9月末権利の株主優待として、12月下旬にヤマダ電機お買い物券をもらいました。
500円の割引券が4枚で、買い物金額が1000円以上の際に一枚使用できるという内容でした。
良かった点としては、1000円につき1枚使えるところです。

3000円の買い物では3枚使えるため、半額で購入することができます。当時は家のすぐそばにヤマダ電機があり、家電のほかにも電池やスマホケースの買い替えなどで利用していたため、優待券による割引で買い物がお得になりましたし、半年という期限がありますが、使い切ることができました。

ヤマダ電機は、株主優待のある株ですが、比較的買い求めやすい価格なので、日ごろヤマダ電機を訪れる方にはおすすめの優待内容です。
若干の不満点としては、1000円以上買ったときでないと使えないため、小額の買い物の際には役に立たないことです。
また、他のクーポンとの併用は、できませんでしたので、その点も少し残念です。
総合的に考えると、ヤマダ電機で優待券と同程度の割引クーポンを手に入れることができる機会はそれほど多くはなく、また比較的低価格の株であるため、最低購入単価である100株を購入して株主優待をもらうメリットは十分にあると思います。

ヤマダ電機の株主優待に興味がある方におすすめしたい株主優待

ビックカメラ【3048】の株主優待ならいくらからでも利用できる

ヤマダ電機と同じ家電量販店のビックカメラの株主優待もおすすめです

ビックカメラの株主優待は下記のとおりです。

【株主優待内容】
・基準日:2月末日
100株以上  500株未満  2,000円( 2枚)
500株以上 1,000株未満  3,000円( 3枚)
1,000株以上10,000株未満  5,000円( 5枚)
10,000株以上       25,000円(25枚)

・基準日:8月末日
100株以上  500株未満  1,000円( 1枚)
500株以上 1,000株未満  2,000円( 2枚)
1,000株以上10,000株未満  5,000円( 5枚)
10,000株以上       25,000円(25枚)

ヤマダ電機の株主優待とは異なり、利用制限がないのがメリットです。

利回りはヤマダ電機よりも低いですが、無料で商品が欲しいという方はビックカメラの株主優待をおすすめします。

 

また同じようにBS放送やコジマの株主優待券もビックカメラで利用できますので、おすすめです。

株主総会のお土産について

ヤマダ電機は株主総会お土産があります。

過去に贈呈されたヤマダ電機の株主総会のお土産は下記の通りです。

  • 2018年・・ビル内のレストランで利用できる食事券1,000円分+2,500円相当の石鹸とネット
  • 2016年・・ビル内のレストランで利用できる食事券1,000円分+2,500円相当の石鹸とネット+1時間駐車券×4枚

ほぼ毎年変わらないお土産が贈呈されています。

美容向けの高品質の石鹸なので、特に女性におすすめです。

お土産の評判は下記の通りです。

ヤマダ電機の業績や収益状況を調べてみた

ヤマダ電機の過去の業績や株主還元を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

        【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年3月期 1,612,735 58,158 62,734 30,395
2017年3月期 1,563,056 57,895 66,040 34,528
2018年3月期 1,573,873 38,763 47,335 29,779
2019年3月期 1,600,583 27,864 36,889 14,692
2020年3月期 1,674,000 42,600 50,200 26,700

具体的に内容を見ていきましょう。

ヤマダ電機の売上高は競争激化により減収傾向

ヤマダ電機の過去の売上高を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・1612735百万円
  • 2017年3月期・・1563056百万円
  • 2018年3月期・・1573873百万円
  • 2019年3月期・・1600583百万円
  • 2020年3月期・・1674000百万円(予想)

売上高は減収傾向にあります。

大きな要因はECサイトの台頭です。

アマゾンやメルカリ、アリババなど近年急速にECサイトが普及しています。

ヤマダ電機の店舗よりも安い価格で購入できるため、売り上げが流れています。

ヤマダ電機の最終利益も不振。減益続く

ヤマダ電機の過去の最終利益を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・30395百万円
  • 2017年3月期・・34528百万円
  • 2018年3月期・・29779百万円
  • 2019年3月期・・14692百万円
  • 2020年3月期・・26700百万円(予想)

最終利益も減益傾向にあります。

売上高の減少に伴い、利益も減益しています。

ヤマダ電機の安全性は?財務情報を調べてみた

ヤマダ電機の直近3年間の財務情報を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年3月期 48.4 60%
2018年3月期 49.8 57%
2019年3月期 49.7 54%

具体的に内容を見ていきましょう。

ヤマダ電機の自己資本比率は約50%で安全な水準

ヤマダ電機の過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・48.4%
  • 2018年3月・・49.8%
  • 2019年3月・・49.7%

自己資本比率は約50%で推移しており、安全な水準です。

業績が少しぐらい不振になっても大丈夫な水準ですね。

ヤマダ電機の有利子負債倍率は?

ヤマダ電機の過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・60%
  • 2018年3月・・57%
  • 2019年3月・・54%

有利子負債倍率は約50%です。

平均的な水準のため、財務的に目立った厳しさはありませんね。

ヤマダ電機の株価は割安?割高?指標から見てみた

ここではヤマダ電機の株価について投資指標と合わせてみていきます。

まずはヤマダ電機の投資情報を見ていきます。

【下記の情報はいずれも令和01年06月28日時点の情報】

証券コード 9831
企業名 ヤマダ電機
株価 483
配当利回り —%
時価総額 466,815百万円
株の購入価格 48,300
PER (連) 14.71倍
PBR (連) 0.67倍
年初来高値 577円
年初来安値 475円

具体的に見ていきましょう。

株価は割安!5万円前後で購入できる

ヤマダ電機の株価は450円~600円で推移しています。

現在の株価は483円です。【令和01年06月28日時点】

PERは(連) 14.71倍,PBRは(連) 0.67倍です。

割安感がありますね。

ヤマダ電機のように株主優待が魅力的な企業というのは指標的には割高になりやすいので、ここまでの割安感は珍しいです。

5万円前後という安価な価格で購入できるのもメリットですね。

配当は安定的に推移

ヤマダ電機の配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・4円
  • 2011年3月期・・7.6円
  • 2012年3月期・・7.6円
  • 2013年3月期・・6円
  • 2014年3月期・・6円
  • 2015年3月期・・6円
  • 2016年3月期・・12円
  • 2017年3月期・・13円
  • 2018年3月期・・13円
  • 2019年3月期・・13円
  • 2020年3月期・・-円(予想)

業績不振ですが、配当は安定的に推移しています。

潤沢な自己資本があるので、多少の不振なら配当を継続しそうです。

利回りは抜群!長期保有で10%以上に

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が450円の時、配当利回りは2.9%、優待+配当利回りは9.6%
  • 株価が525円の時、配当利回りは2.5%、優待+配当利回りは8.2%
  • 株価が600円の時、配当利回りは2.2%、優待+配当利回りは7.2%

現在の株価は483円【令和01年06月28日時点】のため

配当利回りは2.7%、優待+配当利回りは8.9%となります。

かなり高い利回りとなりますので、おすすめです。

さらに長期保有の場合、最大で2,500円株主優待券が増えるので、

配当利回りは2.7%、優待+配当利回りは14.1%となります。

利回り狙いなら外せない銘柄といえますね。

ヤマダ電機の株主優待のおすすめ度は星5つ

今回はヤマダ電機の株主優待や業績についてまとめてみました。

ヤマダ電機の業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★★★です。

  • 株主優待がお得すぎる!長期保有で最大5,000円分の株主優待券
  • 利回りが高く、長期保有で14%超え
  • 自己資本比率は約50%で潤沢。安全性も高い
  • 株価が指標的には割安感あり!
  • 株主総会お土産が豪華

というメリットがある反面

  • 業績不振が続き、売上高は減少傾向

というデメリットがあります。

 

ヤマダ電機は利回り、割安感、利便性、安全性いずれをとってもおすすめできる銘柄です。

業績不振なのは懸念材料ですが、今後の復活に期待しましょう!

 

 

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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