伊藤ハム米久ホールディングスは国内2位の大手食肉会社です。
2016年に伊藤ハムと米久が経営統合した会社で食肉1位の日本ハムに次ぐ企業となっています。
特にハム・ソーセージについては1位のシェアを誇る強みがあります。
筆頭株主は三菱商事で経営陣も元三菱商事の方が多かったりします。
今回は伊藤ハム米久ホールディングスについて
-
- 株主優待の詳しい内容について
- 株主総会のお土産について
- 業績や利益の推移について
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
伊藤ハム米久ホールディングスの株主優待の内容について
伊藤ハム米久ホールディングスの株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★★☆
【株価】
731円【令和01年07月18日時点】
【配当】
17.00円
【権利確定日】
3月
【株主優待内容】
- 1,000株以上 5,000円相当の当社グループ商品
例年伊藤ハムの「特選ロースハム 伝承献呈」+米久の「永久の晩餐 豚肉の味噌煮込み」が贈呈されています。
画像は下記の通り
いずれも高級ハムでしっかり味がしみついており、おいしいです。
ただ賞味期限が特選ロースハム 伝承献呈は1か月弱、永久の晩餐 豚肉の味噌煮込みは2か月弱となっていますので、早めに食べてることをおすすめします。
【配当利回り】
2.33%
【優待利回り】
0.68%
【優待利回り+配当利回り】
3.01%
株主優待はいつ届く?
伊藤ハム米久ホールディングスの株主優待は6月中旬を目安として届きます。
権利確定日のおよそ3か月後に到着します。
伊藤ハム米久ホールディングスの関連株主優待銘柄
伊藤ハム米久ホールディングスの関連株主優待銘柄と株主優待の内容は下記のとおりです。
【株主優待のおすすめ度 ★★★★☆】
プリマハム【2281】・・200株以上で3,000円相当のハム
【株主優待のおすすめ度 ★★★☆☆】
日本ハム【2282】・・500株以上で5,000円相当のハム(3年未満)または7,500円相当のハム(3年以上)
丸大食品【2288】・・200株以上で3,000円相当のハム
全国保証【7164】・・100株以上(保有期間1年以上)カタログギフト(ハム詰め合わせあり)
【株主優待のおすすめ度 ★★☆☆☆】
エスフーズ【2292】・・500株以上で3,000円相当のハム
【株主優待のおすすめ度 ★☆☆☆☆】
福留ハム【2291】・・200株以上で5,000円相当のハム詰め合わせ
滝沢ハム【2293】・・100株以上で2,500円相当のハム詰め合わせ、200株以上で5,000円相当のハム詰め合わせ
上記の銘柄も合わせて確認しておくことをおすすめします。
またハムやソーセージ関連の株主優待に興味がある方向けにランキング記事を作成しました。
こちらもぜひ参考にしてみてください。
http://enjoykabunusiyutai.com/2019/08/02/ham-ranking/
株主総会のお土産について
伊藤ハム米久ホールディングスは株主総会お土産がありません。
お土産目当てで総会に出席するのはやめましょう。
伊藤ハムのときはお土産がありましたが、少し残念ですね。
伊藤ハム米久ホールディングスの業績
投資する際は株主優待のみならず、企業の業績も確認しなければいけません。
そこで伊藤ハム米久ホールディングスの過去の業績を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2017年3月期 | 792,564 | 21,455 | 24,884 | 18,038 |
2018年3月期 | 831,865 | 21,562 | 24,423 | 15,784 |
2019年3月期 | 850,721 | 14,494 | 15,679 | 10,588 |
2020年3月期(予想) | 880,000 | 18,000 | 20,000 | 14,000 |
具体的に内容を見ていきましょう。
伊藤ハム米久ホールディングスの売上高は好調に推移
伊藤ハム米久ホールディングスの過去の売上高を見てみましょう。
売上高は堅調です。
ハム・ソーセージはやや不振だったものの、調理加工食品と食肉の部門が好調でした。
食肉需要の高まりもあり、今後も期待ができそうです。
伊藤ハム米久ホールディングスの最終利益は減益。不振が続く
伊藤ハム米久ホールディングスの過去の最終利益を見てみましょう。
減益が続いており、合併によるシナジー効果は残念ながら出ていないようです。
特に相場高による、原材料費の増加と配送料の一般管理費の増加が大きく響いたようです。
減益幅が大きいので、今後も懸念されるところですね。
伊藤ハム米久ホールディングスの財務情報
財務状況が悪ければ、株主優待が廃止になる可能性も出てきます。
そのため株主優待を維持できる財務の健全性があるかどうかは重要です。
伊藤ハム米久ホールディングスの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 56.9 | 25% |
2018年3月期 | 58.1 | 22% |
2019年3月期 | 56.6 | 28% |
具体的に内容を見ていきましょう。
伊藤ハム米久ホールディングスの自己資本比率は60%弱と盤石
伊藤ハム米久ホールディングスの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
自己資本比率は60%弱と盤石な数値で推移しています。
財務的な危険性はなさそうです。
伊藤ハム米久ホールディングスの有利子負債倍率は?
伊藤ハム米久ホールディングスの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
有利子負債倍率は20%台で推移しています。
借入依存度が低く、安全な範囲内での借り入れです。
総じて財務は強固だといえますね。
伊藤ハム米久ホールディングスの株価は割安?割高?
ここでは伊藤ハム米久ホールディングス
の株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは伊藤ハム米久ホールディングスの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月18日時点の情報】
証券コード | 2296 |
企業名 | 伊藤ハム米久ホールディングス |
株価 | 731 |
配当利回り | 2.33% |
時価総額 | 217,367百万円 |
株の購入価格 | 73,100 |
PER | (連) 15.42倍 |
PBR | (連) 0.97倍 |
年初来高値 | 763円 |
年初来安値 | 618円 |
伊藤ハム米久ホールディングスの株価は600円~1000円で推移しています。
業績が今一つであることから株価は下落傾向で推移しています。
PERは(連) 15.42倍,PBRは(連) 0.97倍です。
指標的には割安ですね。
しかしながら、減益が続いていることが懸念材料です。
配当の推移について
伊藤ハム米久ホールディングスの配当は下記の通り推移しています。
- 2017年3月期・・17円
- 2018年3月期・・17円
- 2019年3月期・・17円
- 2020年3月期・・17円
安定して17円で推移しています。
財務も盤石であることから、減配の可能性は低そうです。
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が600円の時、配当利回りは2.83%、優待+配当利回りは3.67%
- 株価が800円の時、配当利回りは2.13%、優待+配当利回りは2.75%
- 株価が1000円の時、配当利回りは1.7%、優待+配当利回りは2.2%
現在の株価は731円【令和01年07月18日時点】のため
配当利回りは2.33%、優待+配当利回りは3.01%となります。
食肉系の企業は利回りが低めなことを考えるとそこそこの利回りといえますね。
ハム好きにはおすすめできる銘柄です。
伊藤ハム米久ホールディングスの株主優待のおすすめ度は星4つ
今回は伊藤ハム米久ホールディングスの株主優待や業績についてまとめてみました。
伊藤ハム米久ホールディングスの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★★☆です。
- 株主優待が高級ハム2個セット
- 売上高は増収傾向にある
- 財務が盤石で減配の可能性も低い
- 食肉企業の中ではそこそこの利回り
- 指標的にも割安
というメリットがある反面
- 最終利益は減益傾向。
というデメリットがあります。