早稲田アカデミー【4718】は集団指導塾「早稲田アカデミー」を運営している企業です。
学生のみならず、社会人研修なども導入しており、多角化経営をしています。
2019年7月31日に株主優待を拡充し、従来のクオカードに加えて、運営している塾で利用できる株主優待券を贈呈しています。
今回は早稲田アカデミーの
-
- 新設された株主優待の内容について
- 株主優待のおすすめ度について
- 株価や業績の推移について
- 配当や利回りの推移について
- 早稲田アカデミーの株価は今度どうなりそうなのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
早稲田アカデミーの株主優待拡充内容
早稲田アカデミーは2019年7月31日に株主優待を拡充しました。
内容を見ていきましょう。
【拡充前の株主優待】
権利確定月:3月
株主優待内容
3年未満保有:一律QUOカード1,000円相当
3年以上保有:一律QUOカード2,000円相当
【拡充後の株主優待】
権利確定月:3月
株主優待内容
3年未満保有:一律QUOカード1,000円相当
3年以上保有:一律QUOカード2,000円相当
権利確定月:9月
株主優待内容:
3年未満保有:教育サービスで利用できる株主優待券 5,000円券
3年以上保有:教育サービスで利用できる株主優待券 10,000円券
「早稲田アカデミー」「国研」「SPICA」「IBS」「IBS国立ラボ」「English ENGINE」「理科実験教室」「野田クルゼ」「水戸アカデミー」「クオード」で利用できる割引券が贈呈されます。
早稲田アカデミーの株主優待のおすすめ度
早稲田アカデミーの株主優待のおすすめ度はは下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★★☆
【株価】
855円【令和01年08月11日時点】
最新の株価はこちら |
【配当】
20.00円
【権利確定日】
3月
【配当利回り】
2.34%
【優待利回り】
7.02%
【優待利回り+配当利回り】
9.36%
株主優待はクオカードに加えて、教育サービスが利用できます。
しかしながら、教育サービスの株主優待の方は利用する方が少なそうですね。
おそらくヤフオクで数十円~数百円単位で流通すると思われます。
早稲田アカデミーの株主総会のお土産はある?
早稲田アカデミーの株主総会のお土産は下記のとおりです。
- 2015年・・オリジナル電波時計
廃止されたという情報はありませんので、例年贈呈しているものと思われます。
総会開催地域は東京都です。
早稲田アカデミーの株価を分析
ここでは早稲田アカデミーの株価について検証していきます。
【下記の情報はいずれも令和01年08月11日時点の情報】
まずは基本的な企業情報を検証します。
証券コード | 4718 |
企業名 | 早稲田アカデミー |
株価 | 855 |
配当利回り | 2.34% |
時価総額 | 14,253百万円 |
株の購入価格 | 85,500 |
PER | (連) 12.69倍 |
PBR | (連) 1.92倍 |
年初来高値 | 1,032円 |
年初来安値 | 670円 |
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 20,190 | 1,018 | 1,017 | 584 |
2017年3月期 | 20,685 | 1,068 | 1,074 | 679 |
2018年3月期 | 22,143 | 1,112 | 1,107 | 727 |
2019年3月期 | 23,814 | 1,526 | 1,538 | 925 |
2020年3月期(予想) | 25,268 | 1,739 | 1,734 | 1,067 |
売上高の推移
早稲田アカデミーの過去の売上高を見てみましょう。
売上高は右肩上がりで伸びています。
小学生、中学生の合格実績が堅調に伸びており、保護者からの信用が増しました。
そのため生徒数が増加しており、増収傾向にあります。
さらに英語教育拠点を東京で拡充し、今後全国展開していく予定です。
さらなる増収に期待ができます。
最終利益の推移
早稲田アカデミーの過去の最終利益を見てみましょう。
最終利益は売上高に比例して伸びています。
さらに業務効率化を大規模に実施したことによりコストも下がっています。
少子高齢化とはいえ、子供にかけるお金が増えているので、これからも期待ができる業界です。
早稲田アカデミーの財務情報
早稲田アカデミーの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
自己資本比率は50%以上で推移しており、財務は安全といえますね。
業績も好調のため心配はないですね。
早稲田アカデミーの株価チャートについて
2年間のチャートを見ていきましょう。
最新の株価チャートはこちら |
早稲田アカデミーの株価は800円~1200円で推移しています。
現在の株価は855円です。【令和01年08月11日時点】
業績好調ですが、株価は下落傾向です。
PERやPBRについて
PERは(連) 12.69倍,PBRは(連) 1.92倍
株価は割安感がありますので、買ってもよさそうな水準です。
配当と利回りの推移について
配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・15円
- 2011年3月期・・15円
- 2012年3月期・・15円
- 2013年3月期・・15.5円
- 2014年3月期・・15円
- 2015年3月期・・15円
- 2016年3月期・・15円
- 2017年3月期・・15円
- 2018年3月期・・16.5円
- 2019年3月期・・17.5円
- 2020年3月期・・20円(予想)
配当は増配傾向にあります。
近年は特に業績が拡大しているため、毎年増配しています。
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が800円の時、配当利回りは2.5%、優待+配当利回りは10%
- 株価が1000円の時、配当利回りは2%、優待+配当利回りは8%
- 株価が1200円の時、配当利回りは1.67%、優待+配当利回りは6.67%
現在の株価は855円【令和01年08月11日時点】のため
配当利回りは2.34%、優待+配当利回りは9.36%となります。
額面通りに利用した場合は9%超えの高利回りです。
クオカード+配当のみで換算しても利回りは3.51%ありますので、十分な利回りです。
早稲田アカデミーの株主優待のおすすめ度は星4つ
今回は早稲田アカデミーの株主優待や業績についてまとめてみました。
早稲田アカデミーの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★★☆です。
- 株主優待はクオカード(3月)に加えて、塾の割引券(3月)
- 配当+株主優待利回りが9%超え、クオカードのみでも3%超え
- 業績拡大傾向
- 自己資本比率も充実
というメリットがある反面
- 塾の割引券の使い勝手が悪い
というデメリットがあります。