第一興商【7458】はカラオケ「ビックエコー」を主力として「楽蔵」などの居酒屋店舗、「うたゆの宿」などの温泉などを運営しています。
株主優待はグループ店舗で利用できる優待券を贈呈しており、高い利回りと使いやすさから高い人気を誇ります。
今回は第一興商の
- 株主優待のおすすめ度について
- 株価や業績の推移について
- 配当や利回りの推移について
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
第一興商の株主優待のおすすめ度
第一興商の株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★★★
【株価】
4705円【令和01年08月22日時点】
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【配当】
113.00円
【権利確定日】
3・9月
【株主優待内容】
- 100株以上1,000株未満・・10枚綴り1冊(500円券×10枚)またはCD交換 1枚
- 1,000株以上・・25枚綴り1冊(500円券×25枚)またはCD交換 2枚
【配当利回り】
2.40%
【優待利回り】
2.13%
【優待利回り+配当利回り】
4.53%
株主優待はいつ届く?
第一興商の株主優待は下記を目安として届きます。
- 3月権利確定分→6月下旬送付
- 9月権利確定分→12月上旬送付
権利確定日のおよそ3か月後に到着します。
有効期限について
第一興商の株主優待券の有効期限は下記のとおりです。
- 3月権利確定分・・有効期限 半年間(7月1日から12月31日)まで
- 9月権利確定分・・有効期限 半年間(1月1日から6月30日)まで
有効期限は約半年間と短いので、早めの利用をおすすめします。
ヤフーオークションの買取価格について
第一興商の株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。
・100株分 5,000円分・・3980円~4200円
額面の8割前後の価格帯で取引されています。
利用できる店舗が多いので、販売してしまうには勿体無い気がしますが、利用期限が短いという点を考えると販売も考慮しても良いかもしれません。
利用できる店舗は「ビックエコー」、「楽蔵」など様々
第一興商の株主優待券はカラオケ、居酒屋、温泉など様々な店舗で利用できます。
具体的に見ていきます。
カラオケ店ならビックエコーで利用できる
第一興商の株主優待で一番利用している方が多いのはビックエコーでしょう。
全国各地にあり、最大手のカラオケ店舗ですね。
ビックエコーの店舗はビックエコー 店舗検索から検索できます。
飲食店は楽造、ウメ子の家、銀座珈琲店などで利用できる
第一興商の株主優待券は下記の飲食店で利用できます。
楽造やウメ子の家といった居酒屋の他銀座珈琲店などのカフェ店舗も利用できます。
おすすめなのが「銀座珈琲店」でのランチ営業です。
銀座珈琲店であれば、ちょうど株主優待券2枚分の1,000円(税込)でランチを楽しむことができました。
楽造やウメ子の家、うえのとりでも利用したことがありますが、単価が少し高めでした。
そのため、株主優待券をすぐに消費してしまったんですよね。
銀座珈琲店などのカフェであれば単価が高くないため、株主優待券は2,3枚程度しか消費せず、4,5回行けますので、おすすめです。
うたゆの宿でも利用できる
第一興商の株主優待券は実はうたゆの宿という宿泊施設でも利用できます。
温泉で有名な箱根や熱海で利用できます。
家族や友達、彼女との旅行でも利用できるというのはメリットの一つですね。
下記の店舗で利用できます。
『うたゆの宿 熱海四季ホテル』
〒413-0032
静岡県熱海市梅園町21-7
TEL:0557-86-0700
『うたゆの宿 箱根』
住所:〒250-0406 神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷笛塚442-10
TEL:0460-87-8880
第一興商の株価を分析
ここでは第一興商の株価について検証していきます。
-
- 短期の2年チャート
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- 長期の10年チャート
について見ていきましょう。
株価の2年チャートについて
第一興商の2年チャートについてみていきましょう。
株価は4,500円~6,000円のレンジで推移しています。
やや下落トレンドですね。
株価は下落しているので、利回り的には魅力的な水準となってきました。
利回りが高いので、下値は限定されそうです。
株価の10年チャートについて
第一興商の10年チャートについてみていきましょう。
業績が拡大しているため、長期では右肩上がりで上昇しています。
しかしながら、チャート的にはピークは過ぎたような気がします。
PERは(連) 20.35倍,PBRは(連) 2.03倍となっており、株主優待が人気なためやや割高感があります。
ただし、数値ほどの割高感はありません。
業績の推移について
売上高は右肩上がりで伸びています。
しかしながら、最終利益は伸び悩みを見せています。
人件費の増加やカラオケ店舗の広告費の増加が負担となっているようです。
自己資本比率は60%超えて推移しているため、安全性は高い銘柄です。
配当と利回りの推移について
配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・50円
- 2011年3月期・・55円
- 2012年3月期・・55円
- 2013年3月期・・60円
- 2014年3月期・・65円
- 2015年3月期・・100円
- 2016年3月期・・108円
- 2017年3月期・・109円
- 2018年3月期・・111円
- 2019年3月期・・112円
- 2020年3月期・・113円(予想)
連続増配銘柄です。
積極的に株主還元をするという意思を感じますね。
利益は伸び悩みを見せているものの、自己資本は潤沢なため、今後も期待したいです。
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が4500円の時、配当利回りは2.51%、優待+配当利回りは4.73%
- 株価が5250円の時、配当利回りは2.15%、優待+配当利回りは4.06%
- 株価が6000円の時、配当利回りは1.88%、優待+配当利回りは3.55%
現在の株価は4705円【令和01年08月22日時点】のため
配当利回りは2.4%、優待+配当利回りは4.53%となります。
高い利回りが魅力的です。
利回りだけではなく、安全性も高いため、おすすめできる銘柄です。
第一興商の株主優待のおすすめ度は星5つ
今回は第一興商の株主優待や業績についてまとめてみました。
第一興商の業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★★★です。
- 株主優待がカラオケ、居酒屋、ホテルなどで利用できる
- 5,000円分(年間1万円分)という太っ腹な優待
- 配当+株主優待利回りが4%半ばと高い
- 自己資本比率は60%超えという盤石
というメリットがある反面
- 売上高は伸びているが利益の伸びはいまいち
- 株価も伸び悩みで下落傾向
というデメリットがあります。