ブックオフ【9278】の株価下落が止まらない!今後の株価はどうなる?

ブックオフグループホールディングス【9278】はリサイクルショップ大手のブックオフの持株会社です。

以前はブックオフ単体で上場していましたが、経営効率改善を目的として持ち株会社となりました。

単体の時は業績不振で苦しみましたが、近年では業績は大きく改善し、株価が急騰しています。

今回はブックオフグループホールディングスについて

  • なぜ株価が下落しているのか
  • 今後の株価の予想について
  • 株主優待の内容について

をご紹介していきます。

 

 

ブックオフグループホールディングス【9278】の株価下落が止まらない

ブックオフグループホールディングスの株価下落が止まりません。

ものの2週間で1,600円近くまで付けていたにも拘わらず、大幅下落が続き、現在は1,200円を下回っています。

ブックオフ 株価 チャート

実はこの株価下落は特段材料がでてません。

悪材料が出たわけではなく、株価下落を付けています。

つまり、株価が下落している要因は利益確定売りが優勢になっており、株価が調整局面になっているということです。

 

株価の1年チャートを見てみましょう。

ブックオフ 株価 1年チャート

株価が下落知らずで急騰してきました。

長期で見てみると株価が調整局面に入ってもおかしくはないチャートですね。

業績自体は好調なので、調整局面が終われば再度株価が上昇に転じる可能性も十分にあります。

8月13日までは株価が急騰していた

ブックオフグループホールディングス【9278】の株価が急騰しています。

2019年8月13日にブックオフの株価が急騰しました。

ブックオフ 株価 チャート

前日比200円(+16.13%増)の1,440円となっています。

かなりの伸び率となりました。

これは第一四半期の決算が好調だったことが要因です。

(百万円) 2,020年第一四半期 2,019年第一四半期 前年度比
売上高 20,828 19,679 1,149
売上総利益 13,032 11,738 1,294
販管費 12,086 11,495 591
営業利益 945 243 702
経常利益 1,092 453 639
特別損益 △ 67 △ 9 △ 58
純利益 625 216 409

経常利益が2倍以上に伸びています。

ブックオフといえば過去は業績悪化により厳しい状況でしたが、見事に脱したといえますね。

 

これほど利益が伸びた要因は下記の4つです。

  • 徹底した合理化
  • ECサイトであるブックオフオンラインの好調
  • 直営既存店が前年度比104.9%増加と好調
  • 百貨店内の買い取り専門店「hugall(ハグオール)」が好調

 

新規事業やキャンペーン効果などが効果を奏し、順調にV字回復を果たしました。

特にトレーディングカードが前期比117.7%増加と好調でした。

人気ユーチューバーなどの影響で「遊戯王&ポケモンカード」が過去最高クラスに大きく伸びたのが要因かと思います。

参考記事 玩具市場が“復活”好況、過去最高水準8398億円 遊戯王&ポケモン“カードゲーム”分野がけん引 オリコンニュース

 

その他のトレーディングカード以外でも大きく利益を伸ばしたので、今後も期待ができる決算内容となりました。

 

ブックオフの株主優待の内容について

ブックオフグループホールディングスの株主優待の内容は下記のとおりです。

【おすすめ度】

★★★☆☆

【株価】

1440円【令和01年08月13日時点】

【株主優待内容】

・100株 … 2,000円相当の自社グループで利用できる商品券 3年以上保有の場合 2,500円相当
・200株 … 3,000円相当の自社グループで利用できる商品券 3年以上保有の場合 4,000円相当
・500株 … 5,000円相当の自社グループで利用できる商品券 3年以上保有の場合 5,000円相当

【配当】

18.00円

【権利確定日】

3月

【配当利回り】
1.25%

【優待利回り】
1.39%

【優待利回り+配当利回り】
2.64%

株主優待はいつ届く?

ブックオフグループホールディングスの株主優待は7月上旬を目安として届きます。

有効期限について

ブックオフグループホールディングスの株主優待券の有効期限は約1年間です。

到着が7月で、利用期限が翌年6月末となります。

利用できる店舗は

利用できる店舗は下記のとおりです。

  • BOOKOFF・・中古本の買取販売主力
  • BOOKOFF SUPER BAZAAR・・BOOKOFFの大型店。中には数十万の商品がある
  • BOOKOFF PLUS・・BOOKOFFにファッション品やブランド品を追加
  • B・KIDS ・・こども専門のリユース店
  • B・SPORTS・・スポーツ専門のリユース店
  • B・STYLE・・中古品全般の買取店。ブックオフよりも幅広い商品を取り扱っている
  • BINGO・・ファッション専門店。

ブックオフといってもかなり幅広い店舗を転嫁しています。

今後は大型店舗の展開を増やしていく予定なので、BOOKOFF SUPER BAZAARが増えてくる可能性が高いですね。

いずれでも株主優待が利用できるのがメリットです。

ヤフーオークションの買取価格について

ブックオフグループホールディングスの株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。

・100株分 2,000円相当・・1,900円~2,100円

額面の9割~10割以上の価格帯で取引されています。

ブックオフの人気具合がわかりますね。

ブックオフグループホールディングスの業績を分析

ここではブックオフグループホールディングスの株価について分析していきます。

【下記の情報はいずれも令和01年08月29日時点の情報】

まずは基本的な企業情報や業績を分析します。

証券コード 9278
企業名 ブックオフグループホールディングス
株価 1,127
配当利回り 1.60%
時価総額 23,157百万円
株の購入価格 112,700
PER (連) 16.39倍
PBR (連) 1.49倍
年初来高値 1,585円
年初来安値 734円
        【百万円】
2019年3月期 80,796 1,550 2,120 2,172
2020年3月期(予想) 83,000 1,800 2,300 1,200

 

2022年までに100億円投資する予定のため、2020年も売上高は増収予定です。

PERは(連) 16.39倍,PBRは(連) 1.49倍です。

平均的な指標です。

株主優待もあるので、これ以上安くなった場合は割安感がでてきます。

配当と利回りの推移について

配当は下記の通り推移しています。

  • 2018年3月期・・10円
  • 2019年3月期・・15円
  • 2020年3月期・・18円(予想)

配当は増配傾向です。

不調を脱したので、今後も増配に期待が持てます。

 

現在の株価は1440円【令和01年08月13日時点】のため

配当利回りは1.25%、優待+配当利回りは2.64%となります。

利回り的には平均的ですね。

もう一声欲しいところですが、好調が続くようだと増配や株主優待の拡充にも十分期待がもてますので、今後に期待です!

ブックオフの株価は今後どうなる?

ブックオフの株価は今後どうなるでしょうか?

ブックオフは2022年までに4年間で100億円を投資して、新規出店や改装を進めていく予定となっています。

そのため、今後増収していくのはほぼ間違いないでしょう。

今後は

  • トレーディングカードのブームがいつまで続くか?
  • 営業利益がどのくらい伸びてくるか
  • 2022年までの100億円の大規模投資がうまくいくか

というのが今後の株価のカギとなりそうです。

投資が順調にいけば今後の株価は再び上昇基調に戻る可能性が高そうです。

ブックオフグループホールディングスの株主優待のおすすめ度は星3つ

今回はブックオフグループホールディングスの株主優待や業績についてまとめてみました。

ブックオフグループホールディングスの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★☆☆です。

  • 株主優待はブックオフグループで利用できる商品券
  • 業績復活で増益傾向

というメリットがある反面

  • 利回りは平均的で、もう一声欲しい

というデメリットがあります。

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MoneyCourt 編集部

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【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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