2020年12月2日、一般社団法人マンガナイトと日本財団が2015年度より選出している「これも学習マンガだ!」に、新たに50冊のマンガが選ばれました。
「これも学習マンガだ!」公式サイト上では、これまでに選ばれていた200作品に加え、新たに選ばれた50作品の推薦コメントと、POPコピーを見ることができます。
今回は、TVアニメ化・映画化され人気を博した『映像研には手を出すな!』や『約束のネバーランド』をはじめ、歴史部門には昭和天皇のドキュメンタリー「昭和天皇物語」、戦争部門からは「草 日本軍「慰安婦」のリビング・ヒストリー」などを選出。
多様性部門においては、「さよならミニスカート」や「アスペルカノジョ」など、さまざまなセクシャリティやASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)をテーマにしたマンガが選出されています。
また、「MARCH」を含む海外マンガ7作品も選出されました。
2020年度「これも学習マンガだ!」の50冊は、マンガ家の里中満智子氏をはじめとして情報経営イノベーション専門職大学学長の中村伊知哉氏、SNSmedia&consulting株式会社ファウンダーの堀江貴文氏など有識者10名によって選出され、一部の作品についてはトークイベントや解説動画等のコラボレーション企画も行われ、より詳しく紹介される予定です。
コラボレーション企画の一環として、「トキワ荘から語る『学習マンガ』5選」や「クリスマスに贈ろう!#学べるマンガ総選挙」、「立川まんがぱーく 学習マンガ特別配架」などが行われます。
中でも、「クリスマスに贈ろう!#学べるマンガ総選挙」には、TwitterやFacebookにハッシュタグ「#学べるマンガ総選挙」をつけて作品タイトルを投稿することで気軽に参加できます。
ランキング上位に選ばれたマンガの一部は、日本財団が全国に展開する「第三の居場所」というサポートを必要としている子どもたちを対象とした生活・学習支援施設へ寄贈されます。
「これも学習マンガだ!」プロジェクトは、日本財団の主催で2015年度から始まり、マンガの「楽しさ」「分かりやすさ」「共感力」に着目して学びにつながるマンガを選出しています。
全国各地の図書館や教育機関でも展示されており、子どもにも読みやすくわかりやすい「マンガ」という形を通じて、知識や理解を深める「楽しみながらまなぶこと(=edutainment)」を推進しています。
参考:
2020年度「これも学習マンガだ!」50冊を新たに選書(PR TIMES)