三井住友フィナンシャルグループは三大メガバンクの一つです。
日本を代表する銀行として企業の成長を引っ張ってきました。
そんな三井住友フィナンシャルグループですが、将来性は厳しいといわれています。
三井住友フィナンシャルグループの銘柄に興味がある方なら
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- 三井住友フィナンシャルグループの株価の推移について知りたい
- 三井住友フィナンシャルグループって業績はどうなの?利益は出ているの?
- 三井住友フィナンシャルグループは財務的に安全なの?株主優待の廃止とかはないの?
- 三井住友フィナンシャルグループの株価ってどうなるの?今って買い時なの?
- なぜ三井住友フィナンシャルグループの将来性は厳しいのか
という点は気になりますよね?
今回は三井住友フィナンシャルグループについて
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- 業績や利益の推移について
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
- 株主優待や総会お土産はあるのか
- 三井住友フィナンシャルグループの株価は今度どうなりそうなのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
三井住友フィナンシャルグループのおすすめ度について
三井住友フィナンシャルグループの銘柄概要は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★☆☆☆
【株価】
3759円(令和01年06月24日時点)
【配当】
180円
【安全性】
★★★☆☆
【収益性】
★★☆☆☆
【将来性】
★★☆☆☆
【配当利回り】
4.80%
簡単にまとめてみました。
メガバンクに興味がある方は三菱UFJフィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループの銘柄も見逃せません。
個人的には海外で稼ぐ力が強く、業界トップの三菱UFJフィナンシャルグループの銘柄がおすすめです。
株主優待について
三井住友フィナンシャルグループは株主優待がありません。
三井住友フィナンシャルグループに限らず、メガバンクは現在株主優待を導入していません。
株主が多く、コストが多大にかかってしまうというのが大きな理由ですね。
株主総会のお土産について
三井住友フィナンシャルグループは株主総会お土産がありません。
総会お土産を嫌う外国人投資家や機関投資家が多いのが要因です。
三井住友フィナンシャルグループの業績や収益状況を調べてみた
三井住友フィナンシャルグループの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 4,772,100 | - | 985,284 | 646,687 |
2017年3月期 | 5,133,245 | - | 1,005,855 | 706,519 |
2018年3月期 | 5,764,172 | - | 1,164,113 | 734,368 |
2019年3月期 | 5,735,312 | - | 1,135,300 | 726,681 |
2020年3月期 | - | - | - | 700,000 |
具体的に内容を見ていきましょう。
三井住友フィナンシャルグループの売上高は一見好調に見えるが・・
三井住友フィナンシャルグループの過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年3月期・・4772100百万円
- 2017年3月期・・5133245百万円
- 2018年3月期・・5764172百万円
- 2019年3月期・・5735312百万円
2018年までは好調に推移していましたが、2019年で減収となりました。
資産運用系のビジネスが停滞していたためです。
海外事業で稼ぐことができましたので、そこまで大きな減収とはなりませんでしたが、日中の貿易戦争や逆イールド減少の発生など厳しい環境が続いているため、今後も伸び悩みを見せる可能性は高いでしょう。
三井住友フィナンシャルグループの最終利益は減益予想。外部環境が悪化
三井住友フィナンシャルグループの過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年3月期・・646687百万円
- 2017年3月期・・706519百万円
- 2018年3月期・・734368百万円
- 2019年3月期・・726681百万円
- 2020年3月期・・700000百万円(予想)
弱気な予想となっています。
外部環境が悪化しているためですね。
今後は国内ではあまり期待ができないので、海外でいかに稼げるかがカギとなります。
三井住友フィナンシャルグループの安全性は?財務情報を調べてみた
三井住友フィナンシャルグループの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 4.9 | - |
2018年3月期 | 5.2 | - |
2019年3月期 | 5.3 | - |
具体的に内容を見ていきましょう。
三井住友フィナンシャルグループの自己資本比率は?
三井住友フィナンシャルグループの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
- 2017年3月・・4.9%
- 2018年3月・・5.2%
- 2019年3月・・5.3%
5%台と一見低いように見えますが、銀行は基本的に自己資本比率が低いビジネスです。
(貯金が負債になるため)
そのため、あまり気にする必要はありません。
三井住友フィナンシャルグループの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここでは三井住友フィナンシャルグループの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは三井住友フィナンシャルグループの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月24日時点の情報】
企業名 | 三井住友フィナンシャルグループ |
株価 | 3,759 |
配当利回り | 4.79% |
時価総額 | 5,260,350百万円 |
株の購入価格 | 375,900 |
PER | (連) 7.49倍 |
PBR | (連) 0.49倍 |
年初来高値 | 4,167円 |
年初来安値 | 3,581円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は下落したが、下値は堅そう
三井住友フィナンシャルグループの株価は3500円~4500円で推移しています。
現在の株価は3759円です。【令和01年06月24日時点】
PERは7.49倍、PBRは0.49倍と割安で推移しています。
見る限り3,500円の下値は堅そうですので、3,500円円近辺での購入はあり!ですね。
配当の推移について
三井住友フィナンシャルグループの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・100円
- 2011年3月期・・100円
- 2012年3月期・・100円
- 2013年3月期・・120円
- 2014年3月期・・120円
- 2015年3月期・・140円
- 2016年3月期・・150円
- 2017年3月期・・150円
- 2018年3月期・・170円
- 2019年3月期・・180円
- 2020年3月期・・180円(予想)
増配を続けています。
2014年あたりからは特に景気が回復してきたため、増配傾向にありました。
しかしながら、近年景気に限りが見えているので、増配は厳しい感じがしますね。
利回りは高い!4%超えの高配当
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が3500円の時、配当利回りは5.1%
- 株価が4000円の時、配当利回りは4.5%
- 株価が4500円の時、配当利回りは4%
現在の株価は3759円【令和01年06月24日時点】のため
配当利回りは4.8%となります。
魅力的な水準ですね。
利回りを重視する方にはおすすめできます。
三井住友フィナンシャルグループの株価は今後どうなる?予想してみた。
以上三井住友フィナンシャルグループの業績をまとめてみました。
個人的には今後の株価の上昇は厳しいと思われます。
確かに三井住友フィナンシャルグループの株は高配当株で、魅力的です。
3,000円台で購入できれば4%を超える配当となり、利回り水準はかなり高めです。
しかしながら、銀行全体として将来性が厳しいという問題があります。
- 貸出先がない
- 国内は少子高齢化で経済が縮小していく見込み
- 仮想通貨など現金以外での取引が多くなってきた(銀行を通さない取引)
- AI化によっていらない人員がかなり増える(無駄なコストが増加)
という点が主な将来性が厳しい理由です。
利回りの高さから短期的にあがることはあっても5年、10年とみたときに株価は下落している可能性が高いでしょう。
まとめると三井住友フィナンシャルグループは短期的な投資先としてはおすすめできますが、長期的な投資先としてはおすすめできません。
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