エー・ピーカンパニー【3175】は居酒屋「塚田農場」などを展開する企業です。
都内を中心に事業展開しています。
自前で販売する地鶏を育成しており、生産から販売まで取り扱いがあるのが特徴です。
今回はエー・ピーカンパニーの
-
- 株主優待の詳しい内容について
- 株主優待のおすすめ度について
- 株価や業績の推移について
- 配当や利回りの推移について
- エー・ピーカンパニーの株価は今度どうなりそうなのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
エー・ピーカンパニーの株主優待のおすすめ度
エー・ピーカンパニーの株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★★★
【株価】
530円【令和01年08月04日時点】
最新の株価はこちら |
【配当】
0.00円
【権利確定日】
3月
【株主優待内容】
100株以上 当社グループの直営店舗にて使用できる優待券3,000円分またはお米券3kg分
地鶏居酒屋で有名な「塚田農場」の他様々な店舗で利用できる株主優待券が贈呈されています。
株主優待券に利用制限がないため、無料で居酒屋を楽しむことができます。
お米とも交換することができますが、利回り的に魅力度がかなり低下してしまうので、なるべくならグループ店舗で利用することをおすすめします。
【配当利回り】
0.00%
【優待利回り】
5.66%
【優待利回り+配当利回り】
5.66%
株主優待はいつ届く?
エー・ピーカンパニーの株主優待は6月下旬を目安として届きます。
権利確定日のおよそ3か月後に到着します。
有効期限は約1年間
エー・ピーカンパニーの株主優待券の有効期限は約1年間です。
つまり翌年の6月末まで利用できます。
利用できる店舗は塚田農場、芝浦食肉、平澤精肉店など
APカンパニーといえば塚田農場がメインですが、株主優待は塚田農場以外でも利用できます。
具体的には下記の店舗で利用できます。
・地鶏系
- 宮崎県日南市 塚田農場
- 北海道シントク町 塚田農場
- 鹿児島県霧島市 塚田農場
- わが家
- 日南館 本館
- 日南館 新館
※じっとこという店舗もAPカンパニーのグループ店舗だが株主優待は利用できない
・魚系
- 四十八漁場
- 魚米
- 日本橋 墨之栄
・精肉系(ホルモン)
- 芝浦食肉
- 関根精肉店
- 平澤精肉店
・焼き鳥系
- 若どり屋
- やきとりスタンド
- やきとりスタンダード
焼き鳥系以外でもホルモンを武器とした精肉店「芝浦食肉」「関根精肉店」「平澤精肉店」などでも利用できます。
ヤフーオークションの買取価格について
エー・ピーカンパニーの株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。
・100株分 3,000円相当・・2400円~2600円
額面の8割~9割弱といったところですね。
エー・ピーカンパニーの株価を分析
ここではエー・ピーカンパニーの株価について検証していきます。
【下記の情報はいずれも令和01年08月04日時点の情報】
まずは基本的な企業情報を分析します。
証券コード | 3175 |
企業名 | エー・ピーカンパニー |
株価 | 530 |
配当利回り | 0.00% |
時価総額 | 3,937百万円 |
株の購入価格 | 53,000 |
PER | (連) 38.18倍 |
PBR | (連) 2.85倍 |
年初来高値 | 562円 |
年初来安値 | 424円 |
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 21,839 | 597 | 825 | 523 |
2017年3月期 | 25,966 | 313 | 527 | 124 |
2018年3月期 | 25,723 | 330 | 550 | -252 |
2019年3月期 | 24,577 | -298 | -91 | -2,028 |
2020年3月期 | 24,500 | 300 | 300 | 100 |
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 26.3 | 187% |
2018年3月期 | 25.8 | 196% |
2019年3月期 | 12.6 | 446% |
内容を具体的に見ていきましょう。
売上高の推移
エー・ピーカンパニーの過去の売上高を見てみましょう。
売上高は減収傾向が続いています。
不採算店の整理が継続しているためですね。
出店よりも退転の方が多いため、今後も減収傾向が続きそうです。
最終利益の推移
エー・ピーカンパニーの過去の最終利益を見てみましょう。
2期連続の赤字と極めて厳しい状況となっています。
特に2019年3月期は20億円の赤字と大幅な赤字となりました。
既存店の不振と人件費の増加が大きく響いたようです。
新しいブランドの育成、今後はメニューの最適化と業務の効率化がカギとなってきます。
エー・ピーカンパニーの財務情報
エー・ピーカンパニーの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
自己資本比率が10%台で財務の健全性が危なくなってきました。
特に2019年3月期の赤字が大きく響いたようです。
2020年は黒字化必須です。
エー・ピーカンパニーの株価チャートについて
2年間のチャートを見ていきましょう。
最新の株価チャートはこちら |
エー・ピーカンパニーの株価は400円~600円で推移しています。
現在の株価は530円です。【令和01年08月04日時点】
業績悪化により一時期400円台になりましたが、最近では底打ち気配が見えますので、回復傾向に転じました。
一旦底打ち気配も見えていますので、今後の上昇に期待が持てます。
PERやPBRについて
PERは(連) 38.18倍,PBRは(連) 2.85倍です。
指標的にかなり割高な数値となっていますね。
もっとも株主優待が魅力的なので、あまり参考になる指標でないかもしれませんが。
配当と利回りの推移について
配当は下記の通り推移しています。
- 2013年3月期・・0円
- 2014年3月期・・0円
- 2015年3月期・・0円
- 2016年3月期・・0円
- 2017年3月期・・0円
- 2018年3月期・・0円
- 2019年3月期・・0円
- 2020年3月期・・0円
配当は無配を継続しています。
業績も厳しく、自己資本も10%台なので、今後も期待はできないでしょう。
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が400円の時、配当利回りは0%、優待+配当利回りは7.5%
- 株価が500円の時、配当利回りは0%、優待+配当利回りは6%
- 株価が600円の時、配当利回りは0%、優待+配当利回りは5%
現在の株価は530円【令和01年08月04日時点】のため
配当利回りは0%、優待+配当利回りは5.66%となります。
5%超えており、高利回りが魅力的です。
もちろんリスクはありますが、業績も底打ち気配が見えているので、利回り狙いなら買ってもよさそうな水準です。
エー・ピーカンパニーの株主優待のおすすめ度は星4つ
今回はエー・ピーカンパニーの株主優待や業績についてまとめてみました。
エー・ピーカンパニーの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★★★です。
- 株主優待が塚田農場など利用できる食事券
- 株主優待利回りが5%超え
というメリットがある反面
- 2期連続赤字で業績が厳しい
- 自己資本比率も10%台で先行きが不安
というデメリットがあります。