江崎グリコはお菓子メーカー大手です。
ポッキーやプリッツなどの有名ブランドを保有しており、冷凍食品や乳製品にも強みを持ちます。
国内のみならず、東南アジアにも力を入れており、日本を代表するお菓子メーカーといえますね。
今回は江崎グリコについて
-
- 株主優待の詳しい内容について
- 株主総会のお土産について
- 業績や利益の推移について
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
江崎グリコの株主優待の内容について
江崎グリコの株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★☆☆☆☆
【株価】
4790円【令和01年07月15日時点】
【配当】
60.00円
【権利確定日】
6月(2020年6月から)
9月(2019年9月まで)
【株主優待内容】
※2019年9月権利確定まで
- 100株~499株 市価1,000円相当のGlicoグループ製品
- 500株~999株 市価2,000円相当のGlicoグループ製品
- 1,000株以上 市価4,000円相当のGlicoグループ製品
過去に贈呈された内容は下記のとおりです。
※2020年6月権利確定から
[保有株式数] [継続保有期間※] [優待内容(案)]- 100株以上 500株未満(保有年数3年未満)・・・市価1,000円相当のGlicoグループ製品
- 100株以上 500株未満(保有年数3年以上)・・・市価1,500円相当のGlicoグループ製品
- 500株以上1,000株未満(保有年数3年未満)・・・市価2,000円相当のGlicoグループ製品
- 500株以上1,000株未満(保有年数3年以上)・・・市価3,000円相当のGlicoグループ製品
- 1,000株以上(保有年数3年未満)・・市価4,000円相当のGlicoグループ製品
- 1,000株以上(保有年数3年以上)・・市価6,000円相当のGlicoグループ製品
江崎グリコの株主優待は株主番号の維持が要件なのでSBIネオモバイル証券の1株で株主番号を維持できる裏技が利用できます。
【配当利回り】
1.30%
【優待利回り】
0.21%
【優待利回り+配当利回り】
1.50%
株主優待はいつ届く?
江崎グリコの株主優待は下記を目安として届きます。
・6月権利確定分→9月(2020年6月から)
・9月権利確定分→12月上旬(2019年9月権利確定まで)
権利確定日のおよそ3か月後に到着します。
株主総会のお土産について
江崎グリコは株主総会お土産があります。
プリッツ、ビスコなどのグリコ商品から10種類相当の詰め合わせがもらえます。
市価にすると1,500円~2,000円程度です。
株主総会の開催地域は大阪です。
江崎グリコの業績について
投資する際は株主優待のみならず、企業の業績も確認しなければいけません。
そこで江崎グリコの過去の業績を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 338,437 | 17,110 | 19,229 | 13,903 |
2017年3月期 | 353,217 | 24,254 | 26,367 | 18,147 |
2018年3月期 | 353,432 | 20,377 | 21,993 | 15,216 |
2019年3月期 | 350,270 | 16,746 | 19,217 | 11,844 |
2019年12月期(予想) | 292,000 | 16,200 | 17,600 | 12,000 |
具体的に内容を見ていきましょう。
江崎グリコの売上高は伸び悩み
江崎グリコの過去の売上高を見てみましょう。
売上高は3,500億円前後で推移しています。
2019年は決算期の変更のため、大幅に売り上げが減る予定ですが、実質的にはほぼ横ばいといったところですね。
ポッキーなどの主力ブランドが苦戦した一方で、アーモンド効果などの健康系の食品は好調に推移しています。
また海外事業においても好調していますが、やはり国内の消費減の影響は大きいようです。
江崎グリコの最終利益は不振が続き、減益傾向
江崎グリコの過去の最終利益を見てみましょう。
減益が続いていますね。
国内事業の不振と販促費や広告費を増やしていることが影響しています。
江崎グリコの財務情報
財務状況が悪ければ、株主優待が廃止になる可能性も出てきます。
そのため株主優待を維持できる財務の健全性があるかどうかは重要です。
江崎グリコの直近3年間の財務情報を調べてみました。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 59.4 | 17% |
2018年3月期 | 61.1 | 15% |
2019年3月期 | 61.4 | 14% |
具体的に内容を見ていきましょう。
江崎グリコの自己資本比率は
江崎グリコの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
自己資本比率は60%前後で推移しており、安全性は高いです。
江崎グリコの有利子負債倍率は?
江崎グリコの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
有利子負債倍率は10%~20%前後で推移しています。
借り入れ依存度は低く、総じて財務は安全性が高いといえますね。
江崎グリコの株価は割安?割高?
ここでは江崎グリコの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは江崎グリコの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月15日時点の情報】
証券コード | 2206 |
企業名 | 江崎グリコ |
株価 | 4,790 |
配当利回り | 1.25% |
時価総額 | 332,495百万円 |
株の購入価格 | 479,000 |
PER | —倍 |
PBR | (連) 1.47倍 |
年初来高値 | 5,940円 |
年初来安値 | 4,660円 |
現在の株価は4790円です。【令和01年07月15日時点】
2年間の株価推移は下記のとおりです。
業績が不振のため株価は下落傾向にありますね。
成長性が薄い企業のため、海外事業がうまくいくかどうかが今後の株価上昇のカギとなってきます。
配当の推移について
江崎グリコの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・30円
- 2011年3月期・・30円
- 2012年3月期・・30円
- 2013年3月期・・30円
- 2014年3月期・・30円
- 2015年3月期・・35円
- 2016年3月期・・40円
- 2017年3月期・・50円
- 2018年3月期・・50円
- 2019年3月期・・60円
- 2019年12月期・・60円(予想)
現在の株価は4790円【令和01年07月15日時点】のため
配当利回りは1.3%、優待+配当利回りは1.5%となります。
利回り的には全く魅力がないですね。
お菓子系の企業は全体的に利回りが低めなので、今後も利回り的にはあまり期待ができません。
江崎グリコの株主優待のおすすめ度は星1つ
今回は江崎グリコの株主優待や業績についてまとめてみました。
江崎グリコの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★☆☆☆☆です。
- 株主優待はグリコのお菓子詰め合わせ
- 財務の健全性は高い
- 株主総会のお土産がある
というメリットがある反面
- 業績は国内事業が足を引っ張り、不振
- 利回りが1%台と低め
というデメリットがあります。