RIZAPグループ【2928】の業績が回復しています。
2019年8月8日発表の2019年3月期の第一四半期の決算では営業利益が14億8,200万円の黒字になるという発表をしました。
大幅に利益が改善されており、また株主優待も非常に利回りが高く急騰が予想される銘柄です。
今回はRIZAPグループの
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- 業績が回復した理由について
- RIZAPグループの株価は今度どうなりそうなのか
をご紹介していきます。
ぜひ投資する際の参考にしてみてください。
RIZAPグループ【2928】の株価上昇!
ここではRIZAPグループの株価について検証していきます。
RIZAP(ライザップ)グループが令和1年8月9日発表した2019年4~6月期の連結決算は、営業損益が14億8,200万円の黒字(前年同期は13億9,000万円の赤字)でした。
業績が急回復しています。
業績が回復した要因は不振だった子会社の回復と主力のフィットネスジムであるライザップが堅調だったことです。
RIZAP(ライザップ)グループは株主優待が魅力的で、配当+株主優待利回りも10%を超える銘柄でした。
株価も安く個人投資家から人気の高い銘柄でした。
しかしながら、業績不振のため株価は急落していました。
5年間のチャートを確認してみましょう。
一時期1,500円を超えていた株価が200円台でうろうろしています。
子会社の業績が悪く、グループ全体の株価が下落していました。
しかしながら、2019年8月13日の市場で307円(前日比+4.07%)と急騰しました。
管理人ヒゲタカも寄りで5,000株程度投資し、さっそく利益が出ています。
もう少しのびるかなぁと思いましたが、日経全体的に弱かったためかやや伸び悩みを見せた感じがします。
それではなぜRIZAPグループは業績回復できたのか、具体的に見ていきましょう。
RIZAPグループが業績回復できた2つの理由
ライザップの業績回復できた理由は
- 子会社の収益が回復したこと
- 既存のフィットネスジムであるライザップが好調だったこと
の2つです。
具体的に見ていきます。
子会社の収益が回復したこと
ライザップグループの子会社の収益が回復したことが大きいです。
具体的に見ていきます。
- 女性用下着や化粧品を販売のMRKHD【9980】が4億円増益
- 書籍・CDなどの買取・販売のワンダーコーポレーション【3344】が3億円増益
- フリーペーパーのぱど【4833】と新聞社のサンケイリビングで3億円の増益
- その他のグループ会社で10億円増益
とグループ会社が軒並み収益を回復させました。
グループ会社でのシナジー効果がうまくいったというところですね。
元々ライザップグループは子会社の赤字が膨らみ問題視されていました。
子会社の利益が回復したというのはかなり良い材料です。
上場子会社の9社中8社が業績回復したのは大きいですね。
ライザップのM&A戦略は「ゴミ集め」なんて言われて、批判を集めたりしましたが、現状では「ゴミがお金になっている」という状況です。
ライザップの経営手腕が高いということの証明となっています。
主力のライザップも好調
また子会社のみならず、主力のフィットネスジムであるライザップも好調です。
ライザップ単体でも業績が堅調です。
一時期ほどの伸びはないものの、好調に右肩あがりで推移しています。
子会社は数多くありますが、今後も収益の柱はライザップになることは間違いないです。
RIZAPグループの株価は今後どうなる?予想してみた。
ライザップグループの株価は今後上昇していくと考えています。
理由は3つで、
- 子会社が好調
- 5Gでライザップグループが注力している動画のシェアが伸びてくる
- 配当+株主優待利回りが非常に高い
という点です。
元々ライザップグループの株価が下落していた要因は子会社の業績が悪かったことが要因です。
その子会社の利益が回復しているので、今後も伸びていく可能性が高いでしょう。
またライザップは動画サービスへの展開を積極的に行っています。
買収したワンダーコーポレーションはビジネスモデルの転換によって大きく利益を伸ばしました。
動画を活用したということですね。
今後5Gが普及してくるにつれて、動画市場はますます伸びてくるといわれていますので、時代にあったサービスといえるでしょう。
最後に、株主優待+配当利回りがなんといっても魅力的です。
別途の記事で詳しく説明していますが、利回りが13%を超える超高利回り銘柄です。
取り扱っている商品も数が非常に多く使いやすいです。
以上3つの点から今後ライザップの株価が上がっていく可能性が高いとみています。
総合利回りの観点から10%前後となる400円前後まで狙えるのではないでしょうか。
懸念材料としては営業利益は確かにプラス粋ですが、総利益は依然としてマイナスです。
子会社の利益が回復したからといって依然として気を抜けない状況にあるのは間違いないですね。
ライザップの業績について
最後にライザップの業績について確認していきましょう。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 53,937 | 3,159 | 2,806 | 1,587 |
2017年3月期 | 95,299 | 10,212 | 9,604 | 7,678 |
2018年3月期 | 122,063 | 11,780 | 10,282 | 9,075 |
2019年3月期 | 222,500 | -9,388 | -12,398 | -19,393 |
2020年3月期(予想) | 225,000 | 3,200 | 1,800 | 500 |
期 | 自己資本比率 | 有利子負債倍率 |
2017年3月期 | 17.8 | 242% |
2018年3月期 | 16.2 | 272% |
2019年3月期 | 23.5 | 148% |
売上高の推移
RIZAPグループの過去の売上高を見てみましょう。
2019年3月期までは順調に右肩上がりで売上高は伸びています。
2020年の計画で伸び悩んでいるのは構造改革を進め、既存のM&Aによる買収先を強化する方針に切り替えたためですね。
最終利益の推移
RIZAPグループの過去の最終利益を見てみましょう。
2019年3月期は大幅な赤字となりました。
子会社の業績が軒並み低下したためといわれています。
ただ上述のとおり子会社の業績が軒並み回復しているため、2020年3月期の決算は期待ができますね。
RIZAPグループの財務情報
RIZAPグループの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
配当と利回りの推移について
配当は下記の通り推移しています。
- 2015年3月期・・0.313円
- 2016年3月期・・1.9円
- 2017年3月期・・3.02円
- 2018年3月期・・3.65円
- 2019年3月期・・0円
- 2020年3月期・・1円(予想)
途中まで増配傾向で推移していましたが、2019年に業績が落ち込んだため、無配となりました。
ただし2020年3月期は子会社の業績が回復傾向にあるため、復配予定となっています。
現在の株価は295円【令和01年08月10日時点】のため
配当利回りは0.34%、優待+配当利回りは13.9%となります。
抜群高さですね!
利用しやすいのもライザップの株主優待のメリットです。
ライザップの株主優待は下記に詳細が記載されていますので、ご参照ください。