「CFDはいくらから買えるの?」
「CFDを取引するにあたり、必要な金額を知りたい」
「入金額=買える金額」の現物取引とは異なり、CFDは「いくらあれば取引できるのか」最初は分かりづらいかもしれません。
しかし、「分かりづらいからCFDはやめておこう」となるのはもったいありません!
CFDは大きな利益を上げられる可能性があったり、現物取引と比べて少額投資が可能であったりとメリットも多い商品だからです。
そしてCFDは証券会社を選べば、最低数百円から投資可能です!
是非この記事でCFDへの理解を深め、CFDを取引する第一歩を踏み出していただければ幸いです。
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1.CFDは数百円から買える!
CFDはいくらから買えるのか、結論からいうと、証券会社によっては数百円から買えます。
ここではCFDと必要資金に関する以下3つのポイントをお伝えしていきます。
順に解説していきます。
(1)CFDを取引するための必要資金:必要証拠金
CFDを取引するにあたり、最低限必要な資金は「必要証拠金」です。
「必要証拠金」とはCFDで新たなポジションを持つために必要な資金のこと。
たとえばGMOクリック証券の日経平均株価をCFDで買う場合の必要証拠金は「約2万9,000円」です。
つまり、GMOクリック証券では約2万9,000円を口座に入れれば、日経平均株価をCFDで取引できることになります。
実際にはロスカット(強制決済)を避けるために、必要証拠金に+αで任意の金額を入金するようにしましょう(詳しくは#1必要証拠金は最低限必要な資金にて)。
#1:必要証拠金は最低限必要な資金
(1)CFDを取引するための必要資金:必要証拠金で、CFDを取引するには「必要証拠金」が必要資金であるとお伝えしました。
ただし、必要証拠金はあくまで最低限必要な資金です。
実際には価格が不利な方向に動いた場合、必要証拠金額しか預けていないと、すぐにロスカット(強制決済)される恐れがあるため、必要証拠金に加え+αの資金を入金する必要があります。
+αの金額は任意ですが、実際にどれくらい価格が動くと損益が生まれるかを参考に決めましょう。
たとえば以下の条件でCFDを取引したとします。
- 日経平均株価30,000円
- 買い
- 取引金額30万円
- 必要証拠金3万円
この場合、日経平均株価が5%下落すると、1万5,000円(30万円×5%)の損失が発生しますね。
つまり、必要証拠金3万円に+αの1万5,000円を預けていれば、5%の下落まで耐えられるということを意味します。
このように、どれくらい動くといくらの損益が発生するかをシミュレーションし、余裕を持った+αの金額を入金しておきましょう。
(2)【証券会社別】代表的な銘柄の必要証拠金一覧
CFDを取り扱っている代表的な証券会社で、代表的な銘柄を買う際にいくら用意すればいいのか、必要証拠金をまとめてみました。
商品 | GMOクリック証券 | PayPay証券 | IG証券 |
必要証拠金 | |||
日経平均株価 | 約2万9,000円 | 1万円から1万円単位 | 約29万2,000円 |
NYダウ | 約3万6,000円 | 約33万円 | |
S&P500 | 約4万3,000円 | 約39万5,000円 | |
トヨタ自動車 | – | 約1,700円 | |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | – | 約120円 |
※2021年3月30日時点の株価を参考に作成
このように、証券会社によっては約120円からでもCFDを取引できることがわかります。
ただどの証券会社にも共通するのは、現物取引よりも少額で投資できる場合が多いということ。
たとえばトヨタ自動車を現物取引で取引しようと思うと、最低でも約86万円※ほどは用意しなくてはいけません(※2021年3月30日現在)。
一方、IG証券であれば約1,700円あればトヨタ自動車を買うことができます。
また、(3)CFDの必要資金は取引画面に表示されるでも説明するとおり、取引画面に必要資金は表示されるため、計算せずとも必要証拠金はひと目で確認することができますよ。
(3)CFDの必要資金は取引画面に表示される
ある銘柄・商品をCFDで取引したいと思ったときに、いくらあれば買えるかは取引画面を見ればひと目でわかります。
これはGMOクリック証券のCFDの注文画面(見本)ですが、必要証拠金が表示されていることがわかりますね。
また口座開設をしなくても、CFDのデモ口座を提供している証券会社(GMOクリック証券やIG証券など)であれば、デモ口座の取引画面でも必要証拠金を確認することができます。
2.CFD初心者におすすめの国内CFD証券会社2選
最後にCFDを取引したいと思った方にCFDを取り扱う国内のおすすめ証券会社2社を紹介します。
どちらもCFD初心者には始めやすい証券会社です!
(1)【始めやすさ◎】PayPay証券
PayPay証券はCFDを始める上で重要な”分かりやすさ&とっつきやすさ”に優れたスマホ証券です。
PayPay証券では以下の商品・銘柄をCFDで取引できます。
- 日本の代表的な企業38銘柄:トヨタ自動車やソニーなど
- 日本225:基本的に日経平均株価に連動している
- 米国500:基本的にS&P500に連動している
PayPay証券の特徴を3つ見ていきましょう。
#1:PayPay証券の特徴:1万円単位で取引できる、アプリの操作性、銘柄の選びやすさ
PayPay証券には以下3つの特徴があります。
- 1万円単位で取引できる:1万円から1万円単位で取引できるシンプルな設定
- アプリの操作性:どこを押せば良いのかが直感的に分かるアプリの操作性、最初にチュートリアルもある
- 銘柄の選びやすさ:代表的な日本株や日経225とS&P500連動する2つのメジャーな株価指数連動商品を取り扱っているため、初心者は選びやすい
「まずはCFDに慣れたい」という方は、まずはこれらの特徴のあるPayPay証券でCFDを取引してみることをおすすめします。
(2)【デモ口座あり!】GMOクリック証券
GMOクリック証券はCFD以外にもFXや株式、投資信託など多様な商品を取り扱っている証券会社です。
CFDに関しても、CFD取引金額シェア国内No.1※と多くの人に支持されています。
そんなGMOクリック証券の特徴を3つ見ていきましょう。
※出典:GMOクリック証券 公式サイト
#1:GMOクリック証券の特徴:デモ口座がある、豊富な取り揃え、電話サポート
GMOクリック証券には以下3つの特徴があります。
- デモ口座がある:GMOクリック証券ではCFDのデモ口座(無料)があるため、本取引前にCFDに慣れることができる
- 豊富な取り扱え:世界各国の代表的な株価指数のほか、商品CFD、米国株CFDなど取り扱いが豊富
- 24時間電話サポート:24時間いつでも電話で質問できる
PayPay証券よりもサービスの取り扱い数が多いため、さまざまな商品・銘柄に投資をしたい方に特におすすめです。
まずは少額からCFDに慣れよう!
CFDは必要証拠金を預ければ取引を開始でき、さらに現物取引に比べて少額投資が可能です。
今回紹介した2社(PayPay証券・GMOクリック証券)はどちらも初心者には取り組みやすい証券会社ですので、まずはどちらお好きな方で少額からCFDを始めてみてはいかがでしょうか。
※ライター:庄子 鮎