「株式投資を始めたいけどまとまった資金がない!」
「少額で株を勉強してみたいな……」
そんな人には、1,000円から気軽に資産運用できる「PayPay証券(旧One Tap BUY)」がおすすめです!
この記事では、私が実際にPayPay証券のサービスを利用した気づきや感想をまじえながら、このサービスの魅力やメリット、注意点を解説します。
ぜひ最後まで読み進めてみてくださいね。
1.PayPay証券(旧ワンタップバイ)とは
PayPay証券は、「1,000円で大企業の株主に」をテーマとした、3タップするだけで気軽に株式投資を購入できるスマホ証券サービスです。
株式投資を始める場合、通常であれば1単元(100株)ごとに株を購入するので、株価が高い企業に投資するためにはまとまった資金を準備する必要がありました。
しかしPayPay証券のサービスを利用すれば、1,000円単位で大企業に投資をすることが可能に。
生活に身近な大企業に、誰でも投資できるようになるんです!
2.PayPay証券の提供サービスは7種類
現在PayPay証券が提供しているサービスは、以下の7つです。
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- 日米株:1,000円で大企業の株主に
- ロボ貯蓄:1,000円から始める積立投資
- 10倍CFD:1万円からスマホでデイトレード
- 日米株CFD:1万円から初められる5倍取引
- ボーナス運用:PayPayボーナスで資産運用ができる
- 誰でもIPO:1株から申込できるIPO(新規公開株)専用アプリ
- おいたまま買付:送金手続きを行わずに、株式の購入代金の決済が可能
この記事では、少額から日本株や米国株に投資ができる「PayPay証券日米株」の内容について、詳しく解説します。
2.PayPay証券(旧ワンタップバイ)の経験談
私が初めてPayPay証券、当時のワンタップバイを利用したのは約2年前です。
株式投資に興味はあるけれど、大企業に投資をするには大きな資金が必要だったため、どうやって資産運用を始めるか迷っていました。
そんなときに見つけたのが、ワンタップバイ。
ワンタップバイでは任天堂やファーストリテイリングなど、通常なら数百万円が必要な大型株でも1,000円単位で購入できるので、優良銘柄の長期保有も可能になります。
私が欲しかった企業の株式を扱っていたことや、少額の予算内でも投資を始められることが決め手となり、ワンタップバイを始めることにしました。
まずは1,000円ずつ複数の企業に投資して株価の値動きを学び、少し慣れてきたところで毎月2万円〜4万円を積み立て、複数の銘柄を購入する作戦にチェンジ。
1年間で約20万円を投資した結果、約4万円の利益を得ることができました。
ただ株式を購入するにあたり企業研究に注力していたので、「あれだけ調べてたった4万円か……。」と思ったのも正直なところ(笑)。
しかし株式投資を通じてお金を働かす感覚を学ぶことができたので、少額でも実際に投資を始めてみてよかったと感じました。
現在は企業研究に充てる時間が取れないため、この経験をしかしながら投資信託で資産運用をしています。
PayPay証券のアプリ内では、さまざまな投資学習マンガを読むことができます。
私のおすすめは、「投資の神様バフェットからの手紙」。
一言で市場を動かしてしまうほど大きな影響力を持つ実在の人物ウォーレン・バフェット氏が、どのように投資を行ってきたかが分かりやすく解説されています。
また株式投資を行ううえでバフェット氏が意識していることも記載されているので、このマンガは必読です!
3.PayPay証券(ワンタップバイ)のおすすめポイント
ここからは私が実際に利用していて思った、PayPay証券のおすすめポイントを紹介します。
主なポイントは次の3つです。
- 1,000円から株が買える
- 投資の練習になる
- 銘柄が充実している
それぞれ簡単にご説明しましょう。
(1)1,000円から株が買える
まず最もおすすめしたいところは、PayPay証券のキャッチコピーでもある「1,000円で大企業の株主」になれることです。
100株などの単元株に満たない株のことをミニ株(単元未満株)といいますが、このサービスはこのミニ株に特化しているので、非常に直感的でわかりやすい作りになっています。
株式投資は資金を用意することが最初のハードルになりますが、PayPay証券なら比較的簡単に投資を始められます。
また通常の株式と同じように、保有株数によって配当金や株主優待も受け取れるのも大きな魅力です!
(2)投資の練習になる
株式投資を行う際は基礎知識を学んだうえで始めることが大切ですが、同時に投資を実践することで実務的な知識も学ぶことができます。
投資はリスクとリターンが原則なので、自分が信じた株を購入しても損をしてしまうこともあります。
しかしその損失も勉強代だと思って実践を続けると、今後の利益に繋がる可能性は大いにあるでしょう。
PayPay証券なら少額から株式が購入できるので、多額の利益は期待しにくいですが、大きな損をすることもないので投資の練習としてはぴったりだと考えています。
(3)銘柄が充実している
PayPay証券のメリットの1つに、有名企業の銘柄を1,000円から購入できることが挙げられます。
日本株ではソフトバンクやトヨタ自動車、任天堂、メルカリなど、日本を代表する企業の銘柄を購入することができます。
また米国株では、Amazonやアップル等の「GAFA」だけでなく、Adobeやzoomなど、世界的に有名で私たち日本人にも馴染みのある企業の株式も充実。
現在の取扱い銘柄は日米株ともに100銘柄以上あるので、投資したいと思える企業がきっと見つかります。
4.PayPay証券の手数料・取引条件・購入できる銘柄は?
ここからは、PayPay証券を利用する際にかかる手数料や取引条件などを解説します。
ネット証券と比べると少しややこしい印象もありますが、分かりやすく説明しますのでぜひついてきてくださいね!
PayPay証券は24時間注文可能
PayPay証券は、日米株の取引注文が24時間可能です。
通常の日本株は市場が開いている朝9時〜15時、米国株は日本時間夜の23時ごろ〜5時ごろ(季節により前後)しか取引ができません。
日中に仕事や学校がある方でも、気軽に投資を楽しむことができるでしょう。
取引にかかる手数料「スプレッド」は、往復で1%〜
PayPay証券で取引する際は、基準価額に対して「スプレッド」が必要になり、スプレッドは取引する時間によって変わります。
以下の時間帯であれば、スプレッドは0.5%です。
- 日本株…9:00〜11:30、12:30〜15:00
- 米国株…日本時間23:30〜6:00(サマータイムは22:30〜5:00)
これ以外の時間に取引をすると、日本株で1.0%、米国株で0.7%のスプレッドがかかり、若干割高になるので注意しましょう。
なおスプレッドは買付で0.5%、売却で0.5%かかるので、往復だと最低でも1%はかかります。
ネット証券での手数料よりは割高ですが、そもそも少額から取引できるのがワンタップバイのメリットなので、多少のコスト高は仕方ないのかもしれません。
その他手数料について
基準価額に対するスプレッド以外にも、以下のような手数料が設定されています。
株の購入資金は、あらかじめ他の預金口座から振り込みますが、この際になるべく振込手数料がかからないよう工夫するといいでしょう。
- 口座管理料:無料
- 入金時:利用する銀行により異なる
- 3万円未満の出金:(みずほ銀行宛)110円(税込)、(みずほ銀行以外宛)275円(税込)
- 3万円以上の出金:(みずほ銀行宛)220円(税込)、(みずほ銀行以外宛)385円(税込)
- 米国株の為替手数料:1米ドルあたり35銭
購入できる銘柄
現在PayPay証券で購入できる銘柄は、日本株・米国株ともに100銘柄以上もあります。
また個別銘柄ではなくETF(上場投資信託)にも投資できます。
最初から個別株を購入するのが不安な方は、日経平均株価や米国のS&P500などに連動するETFを買い付けてみるのがおすすめですよ!
5.PayPay証券のデメリットや注意点は?
PayPay証券は3タップで株式を購入することができる画期的なサービスですが、一般的な証券会社との違いに注意が必要です。
私が気になったデメリットと併せて解説します。
(1)手数料がやや高め
PayPay証券は1,000円で大企業の株主になれる一方、購入時と売却時の両方に0.5%から1%の手数料が必要になります。
通常の方法で株式を購入した場合、一定額まで手数料無料の証券会社もあるので、100株単位で購入できる資金があるなら、通常のネット証券から購入した方が手数料は下げられるでしょう。
ネット証券の手数料と比較したい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
(2)投資情報が少ない
PayPay証券では初心者へのサポートコンテンツとして、投資学習のマンガが用意されていますが、投資に慣れてくると情報が少ない印象を持ちます。
企業情報を知りたい場合は「Bloomberg(ブルームバーグ)」のサイトへ誘導されますが、チャートやPERやEPS等の指標、企業の関連ニュースなど、必要最低限の情報しか表示されません。
もっと深く銘柄分析を行いたい場合は、四季報や日経新聞等を併用することをおすすめします。
(3)市場の株価と一致しない
PayPay証券は、自社が市場から仕入れた株式を顧客に売却する「相対取引」によって、売買を成立させています。
米国株については純粋なスプレッドで取引を行いますが、日本株はワンタップバイが定めた基準価額で取引するのです。
購入時には最良気配のもっとも安い売り注文値段を買付株価に採用し、売却時には最良気配のもっとも高い買い注文値段を売却株価に採用するため、どうしても市場の株価とズレが生じてしまいます。
手数料だけでなくこのズレも加味して売買しないと、せっかくの利益が手数料負けしてしまうかもしれないので注意しましょう。
6.PayPay証券の申込み方法
実際にPayPay証券で投資をスタートする際の流れを説明します。
必要なステップはたった5つだけ!スマホから簡単に申し込めますよ。
- 口座開設の申込み
- 本人確認書類のアップロード
- 届いたID/PWでログイン
- 口座へ資金を入金(もしくはおいたまま買付を利用する)
- 購入する銘柄と投資金額を決めてタップする
口座開設には本人確認書類とマイナンバーカードが必要になるので、申込みの際にお手元に準備しておくと手続きがスムーズに完結します。
まとめ
PayPay証券は、少額から株式投資が始められる便利なスマホ証券です。
ネット証券と比べて手数料が割高になりやすいものの、1,000円から大企業の株を買えるのは大きな魅力!
値動きがあるためすぐに利益は得られないかもしれませんが、運用経験が積み上がっていけば、自分に合った取引手法を見つけられるようになるでしょう。
PayPay証券をきっかけに、本格的な株式投資や資産運用にシフトチェンジする方もいると聞いています。
まずは1,000円で投資を始めてみてはいかがでしょうか?
その1,000円が経験や知識、そしてあなたの大切な資産になるはずです。
※ライター:三浦雅也