PayPay証券の日本株CFDは危険?おすすめ?実際の取引記録を大公開!

「PayPay証券のCFDに興味があるけど、CFD取引は危険なの?」

手元にある資金以上の大きな取引ができるCFD。
スマホの少額投資で人気のPayPay証券にもCFDアプリがあるため、気になっている人もいるでしょう。

たしかにCFDは、資金管理に気を付けなければ、大きな損失を被る危険性があります。

しかしPayPay証券の日本株CFDなら、国内最安の1万円から始められるため、できる限りリスクを抑えたCFD取引が可能です。

この記事では、PayPay証券ユーザーである筆者が、実際に3万円で少額トレードした記録を紹介します。

「PayPay証券を使って株取引をしていて、CFD取引にも興味が出てきた」という人や「日本株のデイトレードに興味がある」人は、参考にしてみてください。

PayPay証券

CFD取引とは?初心者向けにわかりやすく解説

CFD取引

株や金など、対象となる資産を売買した差額を現金で取引するのがCFD(差金決済取引)です。

差金決済取引と言えば、外貨を対象に取引するFXが有名ですよね。

実はFXも、広い意味ではCFDの一種です。

ここではCFD取引とは何か、CFDと信用取引との違いをわかりやすく解説していきます。

CFD(差金決済取引)は売買の差額を支払う方法

CFDとは、売買の差額を現金で支払うことで、手元にある資金以上の取引ができる差金決済取引です。

<CFD:差金決済取引とは>

  • 投資対象の資産を買った金額と売った金額の差額だけを、現金でやり取りする方法
  • 対象の資産の価値が上がったら儲かる「買い建て」と、下がったら儲かる「売り建て」があり、どちらかを選んで取引できる
  • 取引の際に担保となる「証拠金」を口座に入れておけば、証拠金=手持ち資金の5倍から50倍の取引ができる(この仕組みがいわゆる「レバレッジ」。日本株は最大5倍のレバレッジをかけられる)
  • 取引で対象となる資産は、個別株から株価指数、株価指数先物、債券、為替、商品、金まで多様にある

このようにCFD取引は、株を直接買う方法ではありません。

株を売買した結果の差額のみが支払いの対象になっているため、少ない資金で短期的に、効率良く利益を出せる方法がCFDです。

CFD取引と信用取引との違い

「少ない手持ち資金で取引をする」点において、CFDはたびたび信用取引と比較されます。

CFD取引と信用取引の主な違いは、以下の4つです。

  1. 対象銘柄の違い【信用取引】おもに国内の個別株(日本株)を対象【CFD】日本株・米国株から株価指数、商品、金まで多彩にある
  2. レバレッジ(証拠金の何倍取引ができるか)の違い【信用取引】(日本株)約3.3倍【CFD】対象商品により、5倍~50倍。日本株は5倍
  3. 最低投資金額の違い【信用取引】保証金の最低金額は30万円【CFD】銘柄や証券会社によって異なる。PayPay証券なら最低証拠金は1万円
  4. 手数料の違い【信用取引】証券会社ごとに取引手数料がかかる【CFD】取引手数料は無料であることが多い*金利調整額と呼ばれる手数料はかかる

このように、信用取引はCFDと比べて取引内容や金額に限りがあります。

信用取引には最低でも30万円必要になるため、手持ち資金に余裕がなければ気軽に試せません。

その点CFDは、30万円以下で始められる証券会社が多いです。

とくにPayPay証券は、日本株のCFD取引を証拠金1万円で始められます。

国内の証券会社の中でも最安の金額でCFD取引ができるため、初心者でも気軽に日本株をデイトレードできる点が魅力です。

PayPay証券

ハイリスクって本当?PayPay証券・日本株CFDの取引記録を大公開!

PayPay証券 トップ

リスクが高いと言われるCFD取引。

ですが、PayPay証券の日本株CFD取引なら、元手1万円から始められます

1万円の場合、いくらレバレッジをかけても対象となる取引は5万円。

このように取引金額を少なくすれば、多少の値動きでは大きな損益になりにくいです。

もちろん、取引中にコロナショックのような暴落がくる可能性はゼロではありません。

そのため取引の際は「○○円含み損が出たら損切りする」といったマイルールを設定しておき、急激な価格変動に備えることが大切です。

筆者も取引の際は、損益が大きくなりすぎないように以下3つのルールを設定して取引しました。

  • 証拠金は3万円・新規買い建て・売り建て取引は1万円
  • 2〜3日で決済判断する(長期間保有しない)
  • 含み損が1,000円になればすぐに損切り

上記のルールはあくまで一例です。

自身のリスク許容度にあわせて、いくらになったら損切りするのかは必ず決めておきましょう。

 

ここからはPayPay証券ユーザーの筆者が、上記のマイルールに基づき、実際に日本株CFDを取引した記録を公開します。

CFDのリスクが気になる人は、筆者のプチトレード記録を参考にしてみてください。

(1)PayPay証券に口座があれば、簡単に日本株CFDを開始できる

すでにPayPay証券を使っている人は、以下の条件を満たせば簡単な申し込みで日本株CFDを利用できます

画像出典:「日本株CFDについて」(PayPay証券ホームページ)

筆者はすでにPayPay証券の口座があったため、申し込みと日本株CFD専用のアプリをダウンロードし、すぐに取引を開始できました。

▼PayPay証券の利用が初めての人は、こちらのページもご覧ください▼

「PayPay証券(旧ワンタップバイ)利用歴2年のFPが教える!おすすめポイント、デメリット」

CFD取引は1万円から取引を始められますが、1万円だと含み損が出たときに強制ロスカット(強制的に損切りされること)になりやすいです。

画像出典:「日本株CFDについて」(PayPay証券ホームページ)

筆者も1万円の証拠金から始めたものの、強制ロスカットになるのを避けるために追加で2万円の証拠金を入金しました。

強制ロスカットが気になる人は、余裕を持って3万円程度の資金を用意しておくといいでしょう。

(2)オリエンタルランド(4661)で取引を開始

それでは取引開始です。

最初に選んだ銘柄は、東京ディズニーランドの運営で有名なオリエンタルランド。

筆者はすでにPayPay証券の株取引アプリでオリエンタルランド株を持っていて、常に株価をチェックしていたため取引を決めました。

↑最初は証拠金1万円・売り建てでスタート。

その後、証拠金を1万円追加入金しました。

このようにPayPay証券の取引画面は非常にわかりやすく、 「この後オリエンタルランドの株価が値上がりしたら5倍儲かる」 「株価が値下がりしたら5倍損する」 が直感的にわかる作りになっています。

 

↑一時的に545円の含み損が発生したとき。

もう少し様子を見たかったので、1万円を追加入金して証拠金を3万円に。

その後、取引2日目に含み益が発生したため、すぐに決済しました。

※他の銘柄も取引していたため画像ではわかりにくいですが、オリエンタルランド単独の最終損益は+231円です。

このようにCFDは、一瞬の値動きで損益が変動します。

含み益があるときは「もう少し待てばもっと上がるかも」

含み損があるときは「もう少し待てばもっと下がるかも」

と考えてしまいがちですが、考えたところで未来はわかりません。

プロでさえも株価を先読みできないのですから、こうした短期的なトレードでは極力感情を廃して淡々と取引していくことが大切です。

(3)【取引結果】8日間のトレードで+1,293円

オリエンタルランドから始めた、PayPay証券の日本株CFD取引。

8日間で5社の銘柄をトレードし、損益は+1,293円となりました。

取引日

銘柄

決済時の損益

金利調整額

(実質的な手数料)

2021.2.18開始

2021.2.19決済

オリエンタルランド(4661)

+231円

-7円

2021.2.20開始

2021.2.22決済

ローム(6963)

+687円

-15円

2021.2.22開始

2021.2.24決済

Zホールディングス(4689)

+1,155円

-10円

2021.2.22開始

2021.3.1決済

良品計画(7453)

-951円

※権利調整額335円を差し引いた損益

-35円

2021.2.25開始

2021.2.26決済

花王(4452)

248円

-10円

合計

+1,370円

-77円

金利調整額を差し引いた合計損益

+1,293円

※税金は考慮していない

※「権利調整額」とは、CFDにおける配当金

【良かった点】

良品計画を除く4社については、最初に決めたマイルールのおかげで「もう少し待てばもっと上がるかも」の気持ちを廃して取引ができました。

【悪かった点】

良品計画については、マイルールの「2、3日」よりも保有期間を長くとってしまい、決済判断が遅れました。

「株価が回復するまで待ってみよう」と思い長く保有したものの、結局回復はせず損切りしたため、ルール内で判断しておくべきだったと思います。

【まとめ】

良品計画の判断遅れはあったものの、損益は総額でプラス。

PayPay証券で行う少額トレードなら、大きな損失の発生はできる限り抑えて、小さい利益を積み上げられると実感できました。

PayPay証券

【結論】PayPay証券の日本株CFDは初心者におすすめ

スマホでCFD取引筆者自身が取引した経験をふまえて、PayPay証券の日本株CFDは初心者におすすめです。

初心者におすすめする理由は、以下の3つです。

  1. 日本の代表的な銘柄を1万円から取引できる
  2. 対象銘柄が絞られているため、取引銘柄を悩まずにすむ
  3. スマホで簡単に取引できる  

信用取引や他の証券会社のCFD取引の場合は、数十万円の証拠金が必要です。

しかしPayPay証券の日本株CFDは、国内最安の1万円から

トヨタやオリエンタルランドといった大企業の株を少額でデイトレードできるため、手持ち資金が少ない初心者でも気軽に始められます。

また銘柄数が少なく厳選されている点も、初心者にとっては迷いにくいポイントです。

スマホで簡単に取引を完了できるため、いちいちパソコンを立ち上げる必要もありません。

誰もが知っていて馴染みのある大企業の株を、少額で、簡単に取引できるPayPay証券。

日本株のデイトレードに興味がある人は、まずPayPay証券で少額から始めてみてはいかがでしょうか。

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PayPay証券

PayPay証券で日本株CFD取引をする際の注意点

一方、PayPay証券の日本株CFDには以下2つの注意点もあります。

  1.  CFDアプリではリアルタイムの株価チャートは確認できない
  2.  銘柄数が少ないことで、物足りなく感じることも

CFDアプリでは、確認できる株価チャートがありません

株価の推移や現在値を確認する際は、スマホで他のブラウザーを立ち上げて確認するようにしてください。

またPayPay証券の日本株CFDは、取引対象銘柄が約40です。

他の証券会社では、取引対象銘柄を1,000用意しているところもあります。

初心者にとって対象銘柄の少なさは「迷わない」点でメリットですが、慣れてくると「物足りない」と感じる人もいるでしょう。

ただ、PayPay証券は国内初のスマホ証券会社。

徹底してスマホの使いやすさにこだわっているからこそ、無駄な機能や情報がなく、あえて銘柄も絞り込んでいるのです。

物足りないという注意点はあるものの、スマホの操作性は随一です。

まだCFDをしたことがない人はまずPayPay証券のスマホで試してみて、CFD取引に慣れていくことをおすすめします。

PayPay証券

まとめ

CFD取引は、取引対象となる株や金を短期で売買して利益を得る、投機的取引です。

短期間で効率よく利益を求められる反面、短期間で大きな損失を被る可能性もあるので注意しましょう。

損失額をできる限り抑えるためには、取引金額を少額に、損切りのマイルールをしっかり設定することが重要です。

PayPay証券の日本株CFDなら、1万円から日本株デイトレードができます。

銘柄数も厳選されていてスマホで簡単に取引できるため、初心者でも気軽に始められるのではないでしょうか。

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PayPay証券

※ライター:服部椿

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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