ミニ株で学ぶ株取引の基本のキ!ワンコインで始められる株式投資とは

「株式投資には興味があるけれど、何から始めればいいんだろう・・・」
「株を購入するのに、そんなにお金はかけたくないな」

昨今の投資ブームもあり、このように悩んでいませんか?

そんなあなたにお勧めの方法が、「株式ミニ投資 (以下、ミニ株)」です。

本記事では、ミニ株投資の基本やメリット・デメリット、ミニ株を始めるのに必要なステップについて解説します。

この記事を読むことで、実際にミニ株をスタートし、友人にも勧められるほどミニ株の知識を身につけられます!

ひとまずミニ株の特徴だけ知りたい方は、マーカー部分のみご一読くださいね。

1.ミニ株とは

ミニ株とは、通常よりも少ない単元の株式を購入し、運用できる制度のことです。

通常の株式投資では、10株や100株など銘柄ごとに最低取引株数が決まっており、この最低取引株数を「単元」といいます。

100株などの取引では株を購入するためにはまとまった資金が必要なので、一般的な個人投資家にとっては株取引に参加しづらい状態となってしまいます。

そこで、より一般的に株式取引を浸透させ、市場を活性化しようという目的のもと作られたのが、このミニ株です。

ミニ株では、単元株より少ない株数、つまり「単元未満株」での売買を行うことができ、少ない資金からでも株を購入できるようになりました。

ミニ株の例

(例)2020年11月9日にトヨタ自動車<7203>の株を購入する場合

・株価:7173円

・投資に必要な金額:

 通常なら・・・7173円×100株=717,300円

 ミニ株なら・・・7173円×1株=7173円

このように、通常よりも圧倒的に少ない資金から株を始められることができますので、まずは少しずつ株を始めてみたいという方にピッタリな制度なのです。

(1)なぜ単元株制度があるの?

そもそもなぜ、100株などを1単元として扱う「単元株制度」があるのでしょうか?

それは、株主総会での議決権行使や株式売買に関して利便性を図るためです。

企業にとって株主は、会社の経営に関する重要事項を決める上で、許可を得るべき重要な存在です。

しかし少額の出資しかしていない株主も株主総会に招待し、その意見まで全て聞き入れていると、あまりにもコストがかかってしまいます。

そこで、ある一定数の株数を保有できる株主に限定して、議決権行使や株式売買に関する権利を与えるようになったのです。

(2)ミニ株から得られるもの

では、ミニ株を購入した人には、どのような利益や権利が与えられるのでしょうか?

次の表をご覧ください。

種類 内容
購入した株の値上がり益 購入した株を好きなタイミングで売却し、値上がり益を得られます。ただし、購入した株価を下回ったときに売却すると、元本割れするので注意しましょう。
配当を得る権利 配当を出す株式の場合、保有株数あたりの配当が受け取れます。
株式分割などにも対応 1株を2つに分割するなどの「株式分割」があれば、それに応じて株数も変更されます。

なお、株主総会での議決権の行使は、単元株以上を保有する株主が対象のため、ミニ株保有者は基本的に対象外です。

また株主優待も、単元株以上を保有している株主が対象になることが多いので、基本的にもらえません。

ミニ株を利用して購入できる銘柄は、取り扱う証券会社によって異なり、ミニ株に関するルールにも差があるので、証券会社の選定は重要です。

お勧めの証券会社については、最後にお話します。

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2.ミニ株の3つのメリット

ミニ株のメリットは大きく3つあります。

  1. 少ない資金から始められる
  2. 分散投資ができる
  3. 実際の株取引を体験できる

では順に解説しましょう。

(1)少ない資金から始められる

ミニ株の一番のメリットは、少ない資金で株を購入することができることです。

株の中には数円や数十円で購入できる銘柄もありますので、ミニ株ならワンコインでの投資も可能になります。

株に興味を持ち始めたけれど取引に不安がある方は、いきなり数十万円を投資に充てるのは難しいでしょう。

まずはなくなっても問題ない余裕資金で、株式投資を始めてはいかがでしょうか。

(2)分散投資ができる

2つ目のメリットは、分散投資がしやすいことです。

ミニ株であれば、ひとつの銘柄の株を購入する資金が安く済むため、複数銘柄の株を購入しやすくなります。

値動きのある金融商品への投資には、必ず価格変動リスクがあります。

もし株価が0円になると、購入した株は紙屑となって1円も戻ってきません。

ひとつの銘柄しか購入していない場合、株価が大きく下がってしまったら、その時点で大きな損失となってしまいます。

しかし複数銘柄を保有していると、ひとつの銘柄の損失を他の銘柄で補填し、損失を最小限に留めることも可能です。

分散投資を活用すれば、長く投資を続けることができるでしょう。

(3)実際の株取引を体験できる

3つ目のメリットは、実際に株取引を体験できることです。

ミニ株と通常の株取引に多少の違いはありますが、取引方法や得られる利益の種類は同じです。

そのためミニ株での取引体験は、本格的な株取引に生かせる大きなメリットとなります。

基本的な株取引は、次のようなステップで行われます。

  1. 証券会社で口座開設
  2. 資金を口座に預け入れる
  3. 注文を行い、株を購入する
  4. 保有株に伴い配当金や株主優待を得る、株主総会に参加する
  5. 保有株を売り、利益(または損失)を確定する

一部規制はありますが、ミニ株ならこれらのステップを少額から手軽に始めることができます。

まずはミニ株をトレードして、株取引の作法を身につけていくといいでしょう。

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3.ミニ株を購入できる株式投資サービス5選

兎にも角にも、株取引をするための証券口座を開設しないことには何も始まりません。

そこで、実際にミニ株を購入できる株式投資サービス5選をご紹介します。

それぞれ特徴が異なりますが、気軽に取引が始められるのは共通したメリットです。

自分に合っているサービスはどれか、探してみてくださいね。

(1)ネオモバ(株式会社SBIネオモバイル証券)

サービス提供元

株式会社SBIネオモバイル証券
取引手数料 0円
※ 取引有無に関わらず月額サービス利用料220円~がかかる
取引口座 ・一般口座
・特定口座 源泉徴収あり
・特定口座 源泉徴収なし
売買単位 1株~
取扱銘柄 東証一部、二部、マザーズなどの上場銘柄

「ネオモバ」は、日本初のTポイントを使って株が購入できるサービスです。

通常の還元株の購入と、1株単位の「S株」というミニ株の両方が取引できます。

通常なら取引ごとに発生する取引手数料が発生せず、月額のサービス料のみで利用できるので、アプリの月額課金のイメージで手軽に始められるのが特徴です。

ネオモバの公式サイトはこちら

(2)S株(株式会社SBI証券)

サービス提供元 株式会社SBI証券
取引手数料 約定代金×0.500%(税込0.550%)
※ 最低手数料:50円(税込55円)
※ 1注文の約定代金に対して手数料が決まります。
取引口座 ・一般口座
・特定口座 源泉徴収あり
・特定口座 源泉徴収なし
・NISA口座(NISA投資可能枠の範囲内で買付可)
売買単位 1株~
取扱銘柄 東証一部、二部、マザーズなどの上場銘柄

「S株」は、SBI証券が取り扱っているミニ株のことです。

ネオモバと同じく1株から購入できるので、数百円からでも株主になれます。

月額ではなく取引ごとに手数料が発生するため、頻度の高い取引を行うと取引手数料が割高になる可能性があります。

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(3)ワン株(マネックス証券株式会社)

サービス提供元 マネックス証券株式会社
取引手数料 約定代金×0.500%(税込0.550%)
※ 最低手数料:48円(税込52円)
※ 1注文の約定代金に対して手数料が決まります。
取引口座 ・一般口座
・特定口座 源泉徴収あり
・特定口座 源泉徴収なし
・NISA口座
売買単位 1株~
取扱銘柄 東証一部、二部、マザーズなどの上場銘柄

「ワン株」は、ネット証券会社大手のマネックス証券が提供するミニ株サービスです。

取扱銘柄が豊富なのが特徴で、名古屋証券取引所に上場している株も購入することができます。

また、「ferci」というiOSアプリがあり、投資SNSで他の投資家と交流したり、アプリから実際に取引を行うことができます。

マネックス証券

(4)いちかぶ(LINE証券)

サービス提供元 LINE証券株式会社
取引手数料

買付時:0円
売却時:99円~
※ 基準価格に取引コストであるスプレッド(日中取引は0.05%、夜間取引は0.5%)を上乗せして、約定代金を提示している。

取引口座 ・特定口座 源泉徴収あり
・特定口座 源泉徴収なし
売買単位 1株~
取扱銘柄 東証一部、二部、マザーズなどの上場銘柄

LINE証券の「いちかぶ」は、LINEと野村ホールディングスが共同開発した、スマホ投資サービスです。

LINEアプリから口座開設が行えるため、手軽に始めることができます。

銀行振込やインターネットバンキングでの入出金の他、LINE Payでの入出金も可能です。

初株キャンペーン

(5)株式ミニ投資(SMBC日興証券株式会社)

サービス提供元 SMBC日興証券株式会社
取引手数料

約定代金にかかわらず手数料は770円
※ 約定代金が2,000円未満となる場合の手数料は「約定代金×2.53%」

取引口座 ・一般口座
・特定口座 源泉徴収あり
・特定口座 源泉徴収なし
・NISA口座
売買単位 10株~
取扱銘柄 東証一部、二部、マザーズなどの上場銘柄

「株式ミニ投資」は、SMBC日興証券株式会社が提供する商品で、対面型取引でミニ株が売買できます。

コンサルティングサービスなどが充実していて、支店窓口で担当者と話し合いながら株取引が可能です。

ほかにも、オンライントレードやコールセンターてれトレなどの注文窓口も充実しています。

SMBC日興証券の公式サイトを確認

まとめ

ミニ株は、初めて株取引を行う人こそお勧めしたい取引制度です。

数百円から株主になることが可能で、売却益はもちろん配当金も得ることができます。

株取引を始めるのはまだ早いと思う方は、まずミニ株から始めて、慣れてきたところで通常の株取引を行ってはいかがでしょうか?

計画的な資産形成を行い、自らの手で資産を運用していきましょう!

坂上 太一

坂上 太一公認会計士

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【監修者】投資運用会社などのへコンサルティング業務を経験したのち、公認会計士としてM&A戦略策定支援、投資実行支援、IPO支援業務等を行っている。

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