CFDとFX、どっちを選ぶ?投資初心者にCFDがおすすめの理由を解説

CFDとFXは少ない資金で大きな取引が可能です。

そのため、効率よく資産運用する手段の1つとして知られています。

しかし投資初心者にとっては、「CFDもFXもよく分からない」「どっちに投資すればいいの?」と疑問に感じるでしょう。

この記事では投資歴5年のライターが、

  • CFDとFXの違い
  • どっちにすべきか悩む初心者にCFDが向いている理由
  • CFDにおすすめの証券会社

について解説します。

最後まで読めば、CFDとFXの概要・違いを理解し、安心して投資にチャレンジする方法が分かりますよ!

▼▼CFDに関して、こちらでも解説!▼▼

1.CFDとFXとは?大きく異なる4点を解説

CFDとFXの基本的な投資方法は同じです。

証券会社に証拠金となる資金を預け、その何倍もの金額を取引できます。

取引は買いだけではなく、売りからでも可能です。

CFDとFXの大きな違いは下記の4つ。

  1. 投資対象
  2. 銘柄数
  3. 手数料
  4. レバレッジ

それぞれ解説します。

(1)投資対象が異なる

FXの投資対象は通貨です。

日本円と米ドル、米ドルとユーロのような通貨ペアを売り買いし、その差額が利益になります。

一方でCFDには、株式指数・国債・仮想通貨・コモディティと多くの投資先があるのです。

(2)銘柄数が異なる

FXとCFDで投資できる銘柄は、証券会社によって異なります。

FXで取引できる通貨ペア数は、多いところでも30種類ほど。

それに対してCFDなら投資先が多いため、銘柄数はFXより上です。

例えばGMOクリック証券であれば、下記のように幅広い銘柄を取り扱っています。

出典:GMOクリック証券

(3)手数料が異なる

FXとCFDで発生する手数料は下記の通り。

【FXの手数料】
・取引手数料 
・スプレッド 
・スワップポイント

【CFDの手数料】
・取引手数料 
・スプレッド 
・オーバーナイト金利
・配当
・ミニマムチャージ

FX・CFDともに発生するのが取引手数料スプレッドです。

取引手数料は取引ごとに発生する手数料であり、スプレッドは売りと買いの価格差を指します。

 

FXのみ発生する手数料は、スワップポイント

スワップポイントとは、2国間の金利調整差のことであり、日をまたいでポジションを保有していた場合に発生します。

取り扱う通貨ペアにより、スワップポイントを支払ったり受け取ったりするので、取引前に確認すると良いでしょう。

 

そしてCFDのみ発生する手数料は、オーバーナイト金利・配当・ミニマムチャージの3つ。

オーバーナイト金利とは、FXでいうスワップポイントとほぼ同じです。

 

配当は株式CFDを取引する際に発生し、株式の権利確定日に買いポジションを持っていれば配当を受け取れます。

反対に売りポジションを持っていれば、配当分を支払わなければなりません。

 

ミニマムチャージは、取引の代金が一定額を満たなかった時に支払う手数料です。

なお、全ての証券会社・銘柄に設けられている手数料ではありません。

▼▼CFDの手数料(スプレッド)について、詳しくはこちら▼▼

(4)レバレッジが異なる

FXのレバレッジは最大で25倍。

一方でCFDのレバレッジは、銘柄によって異なります。

それぞれのレバレッジは下記の通りです。

CFDのレバレッジ

・株価指数CFD:10倍
・商品CFD:20倍
・外国株式CFD:5倍
・バラエティCFD:5倍

レバレッジは高いほど少額で大きな金額が取引できますが、損失も大きくなる可能性がありますので注意が必要です。

またここに記載されているのは【最大のレバレッジ】なので、もちろんレバレッジをかけなくても取引はできます。

あなたに合ったレバレッジを利用するといいでしょう。

2.CFDとFX、あなたにはどっちが合っている?

CFDとFXには、下記のような特徴があります。

CFD・FXに向いている人

・CFD:リスクを避けて分散投資したい投資家

・FX:リスクを負って大きなリターンを求める投資家

自分がどっちに向いているのか検討してみましょう。

(1)投資対象によりリスクが異なる

CFDでは分散投資が可能です。

例えば日経平均のような株式指数に投資できますので、1つの会社だけに投資するよりもリスクを抑えられます。

投資初心者にとって、ハードルの低めな投資方法です。

 

FXの場合、リスクを負って大きなリターンを狙うのが可能。

通貨の中には、トルコリラやイギリスポンドのように値動きの大きい銘柄があります。

もし上手く取引できれば、大きな値幅を狙えるでしょう。

(2)CFDとFXの税率は同じ

CFDとFXの税率は同じです。

CFDとFXの利益には20.315%(所得税15%・住民税5%・復興特別所得税0.315%)と固定。

そのため利益が増えるにつれて、高い税率を課せられる心配はありません。

 

なお、CFDとFXで確定申告を必要とするのは、いずれも年間の利益が20万円を超えてからです。

CFDとFXは損益通算が可能ですので、両方に挑戦する人はぜひ覚えておきましょう。

3.投資初心者にはFXよりもCFDがおすすめ

CFDとFXの違いや、どんな人に向いているのかを解説しました。

あなたが投資初心者なら、FXではなくCFDをおすすめします。

なぜならCFDは、リスクを抑えて投資できる上に、投資対象の幅が広いためです。

 

上記のようにCFDでは、株式指数に投資してリスク分散が可能。

それに加えて、テスラ・Appleといった個別銘柄や、金・銀・原油といったコモディティなどにも投資できるのです。

幅広い投資対象の中から興味のある銘柄に投資できれば、投資について学び続けるためのきっかけにもなるでしょう。

 

ただしCFDの取引に必要な資金額は、FXよりも大きめである点にご注意ください。

FXのレバレッジは25倍ですが、CFDは最も高い銘柄で20倍。

レバレッジが高いほど、少ない資金で大きな金額を取引できます。

そのためFXよりもCFDの方が、大きな証拠金を必要とするのです。

4.CFD初心者にはGMOクリック証券がおすすめ!

GMO CFD

これからCFD取引を開始する方には、GMOクリック証券をおすすめします。

GMOクリック証券なら取り扱い銘柄数が豊富ですので、好きな銘柄を見つけて投資できるからです。

ここではGMOクリック証券のメリットについて解説します。

(1)デモ取引が利用できる

GMOクリック証券はデモ口座を開設し、架空のお金で取引できます。

デモ取引を利用すれば、新規・決済注文や分析・取引の練習が可能です。

 

取引で損失を出しても、デモ口座なら心配ありません。

投資初心者の方は、ぜひ利用するのをおすすめします。

(2)取引手数料が無料

GMOクリック証券のCFDでは、取引手数料が無料です。

したがって一日に何回取引しても、手数料の負担はありません。

しかしスプレッド分のコストは発生するので、注意しましょう。

(3)セーフティバルブシステムを採用

CFDやFX取引では、証券口座の資金が一定水準を下回ると、強制的に保有ポジションを決済されます。

この仕組みをロスカットと呼ぶのです。

 

ロスカットが執行されると、基本的に保有しているポジションを全て決済されます。

ところがGMOクリック証券では、各ポジションにロスカット水準が定められており、全ポジションを決済される心配はありません。

 

このようにポジションごとにロスカットが執行される仕組みを「セーフティバルブシステム」と呼びます。

このシステムを利用すれば、不要なロスカットを避けられるため、損失を最小限に留められるでしょう。

まとめ 

今回はCFDとFXの概要や違いについて解説しました。

CFDかFXで悩んでいる投資初心者は、ぜひCFDにチャレンジしてみるのをおすすめします。

CFDなら株式指数を利用して分散投資できますし、取り扱い銘柄数が豊富です。

 

個別株・債券・仮想通貨・金・銀・原油など多くの銘柄に投資できます。

この中から自分の好きな銘柄に投資すれば、きっと投資に対する興味が湧いてきますよ!

ぜひGMOクリック証券でCFDを始めてみましょう。

※ライター:池田昇太

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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MoneyCourt では、公認会計士・税理士資格を持つ、金融・投資知識が豊富なメンバーが、投資の基礎知識から金融投資のポイント、確定申告や節税などを初心者向けにわかりやすく解説しています。
【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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