「つみたてNISA」は積立投資で得られた利益を、20年間非課税で受け取れるお得な制度。
資産運用の王道である「長期・分散・積立」投資で、初心者でも投資を始めやすく配慮されています。
とはいえ利用目的によって、実はつみたてNISAをやめたほうがいい場合もあるのです。
やめた方がいいのはどんな時なのか、つみたてNISAを始める前に知っておきたいですね。
この記事ではFPである筆者が、つみたてNISAをやめたほうがいい方、おすすめしたい方について解説します。
- 利益の20%が非課税になる、つみたてNISA口座
- つみたてNISAのメリット・デメリット
- つみたてNISAをやめたほうがいい・始めたほうがいいのはこんな方
- つみたてNISAの始め方と、おすすめの証券会社
つみたてNISAをするかどうか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
※この記事は、2021年7月現在の情報を基に執筆しています。
つみたてNISAは、少額投資のための非課税制度
つみたてNISAは金融庁が設けた、少額での「長期・積立・分散」投資のための非課税制度です。
証券会社に「つみたてNISA口座」という非課税口座を作り、投資信託やETF(上場投資信託)を積み立てて運用すると、売却益にかかる税金(約20%)が非課税となります。
長期投資・複利効果で増えた利益が非課税となるため、老後資金などかなり先にまとまった資金を用意するのに最適です。
1.つみたてNISAの概要
つみたてNISAには以下のような決まりがあり、投資初心者を中心に、幅広い年代の方に利用しやすい仕組みになっています。
[つみたてNISAの概要]
利用対象 | 日本在住で20歳以上の方 |
---|---|
非課税期間 | 最長20年(期間途中での売却も可能) |
年間投資上限額 | 40万円(月で平均すると約33,333円) |
非課税となる対象 | 金融庁が決めた投資信託の売却益(譲渡益) |
利用できる口座数 | 1人1口座(つみたてNISAか一般NISAを選択) |
非課税期間終了後 | 課税口座に振り出される |
※参考:金融庁「つみたてNISAの概要」
例えば2021年の7月に33,333円を積み立てると、その時点から20年間運用され、2041年に課税口座に振り出されます。
課税口座に振り出される前(非課税期間)に得られた利益部分からは、税金を引かれません。それ以降に新しく発生した利益部分には、約20%の税金がかかります。
2.投資信託で多くの資産に分散投資できる
つみたてNISAで運用できる「投資信託」について、少し詳しく解説します。
投資家から資金を集め、専門家(ファンドマネージャー)が運用する商品。1つの投資信託の中で、国内・海外の株式や債券、REITなど複数の資産を組み合わせ、分散投資している。
投資信託では費用(信託報酬)を出して、運用を専門家に依頼しているというわけです。複数投資先への分散投資により、リスクを低減し、安定したリターンを得やすいメリットがあります。
投資家は投資信託を1種類購入するだけで、分散投資ができるのです。
つみたてNISAの気になるデメリット3点
投資初心者にも利益を得られやすいよう配慮されているつみたてNISAですが、デメリットもあります。
それでは順番に解説していきます。
1.最初の手続きが複雑で面倒
投資未経験の場合、証券会社の利用自体が初めてです。
銀行口座と同じ要領で口座開設できますが、資金の悪用を防ぐため本人確認の手続きと、マイナンバーの登録が必須です。このため口座開設の手続きは少し複雑になります。
もっとも最近はスマホを利用して、オンラインで本人確認・マイナンバーの登録が可能になりました。書面の記入や提出が必要ないため、手続きはかなり楽です。それでも最初は少し手間がかかります。
2.どの銘柄を買ってよいか迷ってしまう
口座を開設できても、肝心な銘柄の選定に迷ってしまう場合があります。
つみたてNISAで買える投資信託には、商品ごとにさまざまな特徴が。「攻撃主体」「守備主体」「攻守兼備」など、まるでサッカーチームのようなものと考えればわかりやすいでしょう。
具体的には、銘柄内で運用されている資産の種類(株式100%のもの、債券やREITを含むもの)や場所(日本、米国、全世界、新興国など)に違いがあります。
例えば株式の割合が多い場合、値動きのリスクは高いが利益も多く得られるなど、銘柄によって特徴があるのです。
しかし最初のうちは銘柄の特徴をつかみにくく、自分の投資スタイルにどの銘柄が向いているか迷う方も少なくありません。
3.生活防衛資金が十分にない場合、投資自体へのハードルが高い
つみたてNISAは非課税期間が長く、投資期間が長期になるほど利益を得やすい制度です。
しかし若い方の場合、収入がまだ少ない上、奨学金の返済やライフイベント(結婚や出産、不動産購入など)も多くあります。中には生活防衛資金を十分に確保できていない場合も多いのではないでしょうか。
このような場合、つみたてNISAを利用したほうがよいとわかっていても、投資自体へのハードルが高くなりがちです。
積立NISAをやめたほうがいい方
つみたてNISAで利益を得るには、運用期間を長く取ることが必須です。投資の目的をよく考え、運用期間が短期になるとわかっている場合には、つみたてNISAをやめた方がいいかもしれません。
1.短期の運用で利益を得たい方
短期間で利益を得たい場合、つみたてNISAを始めても、市場のちょっとした値動きがプラスになれば、売却して利益を確定したくなるでしょう。
短期で利益確定すると複利の効果が得られにくく、せっかくの長期非課税口座のメリットが活かされません。
このような方には個別株投資やCFDなど、短期間の取引で利益を得られる方法が向いています。
2.少しでも損するのは嫌だと感じている方
市場は景気のよい時、悪い時を繰り返し少しずつ成長します。そのためつみたてNISAを始めるタイミングによって、最初のうちは口座残高がマイナスになる可能性もあります。
含み損が長く続くと元本割れが気になって解約したくなる方は、つみたてNISAではなく定期預金の方が向いているでしょう。
本当にやむを得ない場合を除き、運用途中での売却は避けるのがベターです。
3.学資など、中期の運用で使う時期が決まっている方
学資保険に預けても投資に比べ利息が少なく、つみたてNISAでインデックス投資に切り替えたほうが得するのでは、という考えもあります。
しかしつみたてNISAは投資なので、元本が保証されません。またコロナショックのように、学資の必要な3月近くに急激に景気が悪化する可能性もあります。
学資保険なら運用の出口で元本が保証され、保護者に万が一の事態があればその先は払い込みの必要がありません。
積立NISA利用者の8割が投資初心者!調査結果を紹介
NISAといえば投資経験のある方に利用されているイメージが強いですが、実はつみたてNISAの利用者の8割が投資未経験者。
つみたてNISAの口座数は制度が開始した2018年初頭に比べ、2020年12月末には約6倍に増加しています。
そのうち2017年度以降に証券総合口座を開設した(未経験者)方の割合は、2018年3月の45.6%から、2020年12月には80.5%まで増えているのです。
つみたてNISAは制度開始時からユーザーの約半数が初心者で、さらにここ数年で投資未経験の方に広く普及・浸透してきたのがわかります。
また年代別のデータでは20代〜40代が全体の8割弱と、比較的若い世代のユーザーに利用されています(編注:同資料P.3より)。
投資初心者に優しい制度であるつみたてNISAをよく知って、もっと活用していきたいですね!
つみたてNISAのメリット3点を解説
改めてつみたてNISAのメリットを、詳しく解説します。
1.積立NISAは非課税口座。利益にかかる約20%の税金が非課税に
つみたてNISAでは毎年の投資額40万円を上限として、得た利益にかかる税金が20年間「非課税」です。
課税対象はつみたてNISAの場合、投資信託を売却したときの利益(譲渡益)になります。
例えば通常、50万円を投資して2%利益が出ると、売却したとき得られる利益1万円に、約二千円(約20%)の税金がかかります。せっかく得られた2%の利益が、課税により約1.6%に下がってしまうのです。
そこでつみたてNISAを始めとする「非課税口座」で投資しておけば、課税されずに利益2%をそのまま受け取れる、というわけです。
つみたてNISAでは長期に積み立てることで複利で利益が増えるため、非課税のメリットもさらに大きくなります。
2.つみたてNISAで購入できる銘柄は、金融庁のお墨付き
つみたてNISAで購入できる対象商品は、投資信託192本・ETF(上場投資信託)7本の合計199本。どれも金融庁が指定した指標をクリアし「長期・積立・分散」投資に適しているとお墨付きの銘柄です。
中でも重要な指標は、以下の3点です。
- 売買手数料はゼロ(ノーロード)
- 信託報酬(運用の手数料)が一定の基準以下
- 毎月分配型ではない(得た利益は、非課税枠を使わずに再投資できる)
つみたてNISAは金融庁の条件をクリアした投資信託を長期に積み立てて、元本割れのリスクを回避しやすい仕組みになっているのです。
3.非課税での運用期間は20年と、長期投資でリスク回避しやすい
つみたてNISAの非課税投資期間は20年です。またつみたてNISAの銘柄の主軸である「インデックス投資信託」は、市場の成長にともなって少しずつ、右肩上がりに利益が得られる商品です。
しかし市場の動きには波があるので、運用期間が短期の場合は元本割れのリスクが大きくなります。
長期に運用すれば複利で利益が増えるため、元本割れのリスクは徐々に少なくなります。運用期間が長ければ長いほど、運用の内容も安定するのです。
さらに時間を分散して毎月積み立てると、市場の状態が悪く投資信託の価値が低いときは通常より多くの口数を購入できるため、市場の回復に従い利益が増えていきます。
非課税の運用期間が20年と長期に取れることで、確実に利益を得られるのがつみたてNISAの利点です。
【シミュレーション】毎月3万円ずつ積立NISAに投資したら?
つみたてNISAでは「長期・積立・分散」を利用し、得た利益を再投資して複利効果で利益を増やせます。実際にどのように増えるのか、シミュレーションしてみました。
[毎月3万円を、年利3%で運用した場合]
元本 | 利益 | 元本+利益 | |
---|---|---|---|
10年目 | 3,600,000円 | 583,440円 | 4,183,440円 |
15年目 | 5,400,000円 | 1,387,182円 | 6,787,182円 |
20年目 | 7,200,000円 | 2,605,633円 | 9,805,633円 |
20年目の投資元本720万円に対し、総額約980万円の資産が得られます。
また15年目から20年目にかけて、最後の5年間で利益が大幅に増えています。投資期間を長期に確保することの大切さが実感できるシミュレーション結果です。
さらに20年目の利益で節税できた税金額を計算すると、約53万円です。利益が増えると非課税口座のメリットも大きいですね。
つみたてNISAをおすすめしたい方
以下のような方には、つみたてNISAの利用が向いています。
1.かなり先にまとまった資金が必要な方
20年の運用期間をしっかり活かせる方には、つみたてNISAがおすすめです。
- 老後資金を貯めたいが、万が一のライフイベントにも備えたい方
- 現在20代で、40代までに住宅購入の頭金を用意したい方
iDeCoでも老後資金の貯蓄はできますが、60歳になるまでは売却・出金できないデメリットがあります。つみたてNISAなら運用期間中でも投資信託を売却し、資金調達が可能です。
2.これから投資の勉強をしたい方
つみたてNISAで月々投資信託を運用すれば、インデックス投資やドルコスト平均法など、長期投資で利益の出やすい投資方法について深い理解を得られます。
つみたてNISAで扱う投資信託はすべて売買手数料無料(ノーロード)なので、取引のコストも安く済みます。また主要なネット証券では、毎月100円から投資信託の買付が可能です。
投資信託は分散投資で、個別株の取引に比べリスクも少ないため、つみたてNISAは初心者が投資の勉強を始めるのに適しています。
3.資金運用にあまり手間をかけたくない方
一度積み立ての設定が終われば、つみたてNISAはほとんど手がかかりません。
細かく言えば、投資信託は値動きのある「リスク資産」なので、銀行預金などの「無リスク資産」とのバランスを保つ必要があります。
しかしつみたてNISAと平行して生活防衛資金を用意しているなら、無リスク資産が確保されているためあまり気にする必要はありません。
年に1度口座をチェックし、リスク資産の比率が大幅に増えすぎていないか確認する程度で十分です。
▼実際の体験談は、こちらの記事を参考にされてください!
つみたてNISAを始める手順
つみたてNISAを始めるには、証券会社に「つみたてNISA口座」を作り、積み立ての設定を行います。
つみたてNISA口座を開設する際は、最初に「総合口座」の開設が必要です。総合口座の中に、さらにつみたてNISA口座を開設するイメージです。
この記事では筆者が口座を開設した『楽天証券』について、つみたてNISA口座開設の手順をご紹介します。
大まかな流れは以下の通り、すべてオンラインで申請可能です。
(画像出典:楽天証券)
それでは、もう少し詳しく解説していきます。
1.公式サイトから口座開設申し込み
スマホまたはパソコンから、公式サイトにアクセスして口座開設を申し込みます。
マイナンバーカードまたは運転免許証をお持ちの方は、スマホからの申し込みが便利です。それ以外の方はパソコンから、本人確認書類のアップロードが必要です。
公式サイトにアクセスし「口座開設」ボタンを押します。楽天会員でない場合はメールアドレスを入力すると、折り返しメールが届きます。メールに記載されているURLにアクセスし、申し込みを開始しましょう。
(画像出典:楽天証券)
画面の指示に従い本人確認後、必要情報を入力すれば申し込み手続きが完了します。
2.総合口座・つみたてNISA口座の開設完了
楽天証券での審査が終わると、ログインIDが届きます。
- スマホで本人確認された方・・・IDはメールで届く(1〜2営業日後)、パスワードは口座開設申し込み時に設定したもの
- パソコンから手続きされた方・・・IDとパスワードが書留郵便で届く(約5営業日後)
届いたIDとパスワードでサイトにログインし、初期設定を行えば取引可能になります。
この時点で総合口座の開設は完了です。つみたてNISA口座は「仮開設」の状態ですが、設定や取引ができます。
本人確認終了から1〜2週間後に、つみたてNISA口座の開設が正式に完了し、楽天証券から通知が届きます。
3.月々の積み立てを設定
口座開設が完了したら、月々積み立てる投資信託(ファンド)を設定します。
[主な設定項目]
- 投資信託の銘柄
- 月々の積立金額
- 買い付け資金の決済方法(キャッシュカード・銀行引落など)
設定を完了すれば、毎月決まった日に投資信託の買付が行われます。
4.投資したい銘柄を決めるには
最初のうちは、投資信託の銘柄を決めるのに悩むかもしれません。
つみたてNISAで購入できる投資信託は、どれも長期・積立・分散投資に適した商品として金融庁に認められたもの。
最初は「これがいいかな」と思った銘柄に、ランチ代や飲み代程度の少額から積み立てを始め、しばらく様子を見てみましょう。
資産運用を続けるうちに、少しずつ知識が身についてきます。自分にとってよりよい投資信託が見つかったら、銘柄の変更も可能です。
すでに積み立てた銘柄は後で変更できませんが、これから積み立てる投資銘柄や積立金額はいつでも変更できますよ。
積立NISAを始める方におすすめの証券会社4選
つみたてNISA口座の開設は、1人1つのみです。従って、口座を開設できる証券会社も1社のみとなります。
積み立ての途中で証券会社の変更もできますが、手続きが非常に煩雑です。できれば最初に、ベストな証券会社を選んでおきたいですね。
つみたてNISAの対象銘柄は、売買手数料が無料(ノーロード)と制度で決まっているため、つみたてNISA自体の手数料は考慮に入れなくても大丈夫です。
この記事では初心者に使いやすいと評判の高い、つみたてNISAに最適な証券会社を4つご紹介します。
各社とも積立金の銀行引き落としに対応していますが、クレジットカードをうまく使えばさらにお得になるケースがあります。
楽天証券は初心者の方、楽天経済圏を利用している方におすすめ
つみたてNISAだけで口座数が100万超と、多くのユーザーに支持されているネット証券が楽天証券です。
- 楽天カードや楽天銀行と組み合わせ、楽天ポイントを再投資できる
- 初心者に見やすく、操作・運用しやすい画面
- つみたてNISA以外の証券サービスは、手数料が業界最低水準
証券口座を楽天銀行・楽天カードと連携して積み立てれば、積立残高やカードでの決済額に応じて楽天ポイントが貯まります。ポイント還元率は1%と、業界No.1です。
また貯まったポイントを投信積立で再投資できるのは、現在のところ楽天証券のみです。
PCやスマホで取引するときの、画面のわかりやすさ、使いやすさにも定評があります。
普段から楽天経済圏のサービスをお使いの方、ポイ活で楽天ポイント(通常ポイント)が貯まっている方は、楽天証券でのつみたてNISAが断然おトクです。
SBI証券のつみたてNISAは、三井住友カードでさらにお得に
SBI証券はNISA口座開設数(一般NISA、ジュニアNISA含む)が180万口座を超え、楽天証券と共に人気の証券会社です。
- 三井住友カードでのつみたてNISAで、Vポイントが貯まる
- 国内株式の現物取引は、2022年を目処に手数料無料化の予定
- その他のサービスも手数料は業界最低水準
SBI証券では2021年6月末から、三井住友カードでつみたてNISAの決済が可能になりました。楽天証券と同様、決済額に応じて「Vポイント」のポイントバックがあります。
[三井住友カードのポイントバック率]
- 通常のカード:0.5%
- ゴールドカード:1.0%
- プラチナカード:2.0%
カードではなく現金で決済した場合、Vポイントの代わりにTポイントが貯まります。
その他の証券サービスについては、手数料は国内最低水準の手数料となっています。特に国内株式の取引手数料は、2022年を目処に完全無料化される予定です。
SBI証券では2021年12月10日まで、三井住友カードでの積立投資でキャッシュバック率が0.5%から1.5%に上がるキャンペーンを開催中。三井住友カードを利用されている方は、今が口座開設のチャンスです。
これから投資を勉強したい方には、マネックス証券がおすすめ
マネックス証券のつみたてNISAは2021年にリニューアルされ、楽天証券やSBI証券並みに使いやすくなりました。
- トップ2の楽天証券、SBI証券に負けない口座開設の速さ
- 端株(単位未満株)の買付手数料は0円で、業界内最安
- 銘柄の選定に使える独自ツール「銘柄スカウター」が人気
楽天証券やSBI証券で採用されている、つみたてNISA口座の「仮開設」制度が、2021年3月からマネックス証券でも採用されました。
他社を含め初めてNISA口座を開設する方は、総合口座の開設(申し込みから2〜3営業日後)と同時に、つみたてNISA口座で取引できるようになります。
その他の初心者向けサービスには、国内株式を1株(単位未満株)から取引できる「ワン株」があります。2021年7月からネット証券で初めて、買付手数料が0円(無料)となり、売却手数料と合わせても業界最安です。
少額からの投資に興味がある方は、マネックス証券なら低コストで始められますよ。
投資に役立つ独自ツールも用意されており、業績や指標で銘柄を絞り込める「銘柄スカウター」が投資家に人気です。
松井証券は、手厚い電話サポートが人気
松井証券は創業から100年を超え、2001年に日本で初めてネット証券専業に舵を切った、歴史ある証券会社です。
- 窓口は5つ!なんでも相談できる、手厚い電話サポートあり
- 画面も見やすく操作しやすい
- 手数料は業界最低水準、国内株式の取引手数料が安い
口座開設や操作に詰まったとき、電話でのサポートが非常に手厚いのが、松井証券の特長です。サポート窓口が5つあり、様々な疑問を受け付けています。
[松井証券の電話サポート窓口]
- 口座開設前
- 「開設サポート」・・・口座開設をサポート
- 「マネープランサポート」・・・ライフプランを相談できる
- 口座開設後
- 「顧客サポート」・・・サービスの不明点を受け付ける
- 「投信サポート」・・・投資信託について相談できる
- 「株の取引相談窓口」・・・銘柄探しや取引タイミングまで相談できる
電話以外にもメールやチャットでサポートを受け付けており、ヘルプサイトも充実しています。
サイトでの取引も見やすく、操作しやすいと評判です。若いユーザーから年配のユーザーまで、幅広い層に支持されています。
また他社と同様、証券サービスの手数料は業界最低水準です。特に国内株式では、約定金額50万円以下は売買手数料無料。さらに2021年5月からは、25歳以下の方はボックスレート(1日定額)手数料が無料です。
つみたてNISAをはじめよう!
初心者に配慮された投資制度である、つみたてNISAについて解説しました。
- 「長期」「分散」「積立」でリスク分散、複利効果で利益を得られる
- つみたてNISA口座なら、利益の20%が非課税
- 口座開設者の8割は初心者ユーザー
- 自分のライフスタイルに合った証券会社を選ぼう
最初の手続きが、少し難しく感じられるかもしれません。証券会社のサポートを積極的に活用するのが吉です。今回ご紹介したどの証券会社でも、メールやチャット、電話で問い合わせができますよ。
投資初心者だからこそ、つみたてNISAを積極的に利用していきましょう!
▼各証券会社の徹底レビューはこちらから!▼
※ライター:鳥飼千愛