2021年6月24日、株式会社キュービックが運営する金融メディア「moneyFOCUS」と、一般社団法人「金融リテラシー協会」は共同で、投資詐欺に関する調査レポートを公開しました。
その内容が興味深いものでしたので、簡単に紹介させていただきます。
そもそも投資は「知人からの勧誘」が多い
※画像はすべて「投資詐欺に関するアンケートを317人に実施!初心者が被害に遭う現状があらためて浮き彫りに」(株式会社キュービック)より
そもそも投資を始める際、何がきっかけとなっているのでしょうか。この調査によると、金融商品や投資の勧誘を受けたことがある方は56.8%で、そのうち投資を始めた方は52.4%に上りました。
日本では未だに貯蓄だけをしている方も比較的多いため、投資を自発的に行う方は少数派のようです。
ではその勧誘してきた方は、どんな方だったのか。調査結果から、友人や知人が51.9%と半数以上を占めています。
「身内(4.4%)」や「ファイナンシャルプランナー(16%)」よりも、「SNS、LINE、ブログ、オンラインサロンなど(33.7%)」の方が多かったそう。
より正確な知識を持った方が勧誘しているのか、気になるところですね……。
投資詐欺・詐欺まがいにあった方は27.8%
では実際に投資詐欺や、投資詐欺まがい商法の被害にあったことがある方は、どれくらいいるのでしょうか?
なんと27.8%!思ったよりも高い数字ではないでしょうか。
なお投資詐欺の被害にあった方は、投資経験が「未経験から3年未満の人」が70.4%を占めています。
投資経験がないと、こうした詐欺話の罠を見抜くのは難しいのかも……。
投資に関する知識はあった方がいい!
こうした投資詐欺の話を聞くと、「投資は怖いから絶対にやらない!」という気持ちになるかもしれません。
しかし今の収入や将来の年金額を考えると、「多少は資産形成しておかないと不安」という思いもあるのではないでしょうか。
MoneyCourt編集部としては、過度にお金をかけて投資する必要はないと考えています。
少額から無理のない範囲で投資を行い、実践を通して楽しみながら学んでいくと、投資詐欺も見抜けるような金融リテラシーを身につけられているはずです。
この調査レポートの詳細は、以下のURLからご確認ください。
参考:投資詐欺の実態調査|317人のアンケートから見えた自己防衛の方法とは(moneyFOCUS)