「不労所得を作りたいけど、作り方がわからない…」
「不労所得を作りたいものの、そのために必要な作業や費用がわからない…」
不労所得は多くの人の夢ではあるものの、ほとんどの方がその作り方やシステムの構築方法を知らずにいます。
不労所得について知って実践すれば、努力次第で給与以外の副収入が得られます!
本記事では、リスク・リターン別の不労所得の種類、不労所得の作り方や必要な作業、最低金額を解説します。
不労所得の作り方をマスターできますので、ぜひ最後まで読み進めてください。
1.【図解あり】代表的な不労所得とは
まずは、代表的な不労所得を以下の分類で解説します。
では順に説明しましょう。
なお、おすすめの不労所得については、以下の記事で詳しく解説しています。
(1)ローリスク・ローリターンの不労所得
ローリスク・ローリターンの代表的な不労所得は、以下の2つです。
- 預貯金
- 国債
預貯金や国債は、元本割れリスクがほとんどありません。
ですが現在の預貯金は、定期預金金利で年利0.002%と利息が非常に少なく、よほど大きな金額を預け入れない限り、それだけで生活をすることは不可能です。
国債も年利0.05%(5年国債)と、預貯金より金利は高いものの、それだけを収入源として生活するためには莫大な資産が必要となります。
元本割れのリスクを最小限に、少額でも不労所得が欲しいという方に向いています。
(2)ミドルリスク・ミドルリターンの不労所得
ミドルリスク・ミドルリターンの代表的な不労所得は、以下の2つです。
- 不動産投資
- 投資信託
不動産投資は、空室率が低く状態がよい物件を購入できれば、継続して安定した収入が得られます。
一方で、空室率が高い物件や、築古で管理が行き届いていない物件は、投資費用の回収が難しい上に、大きなリターンは期待できません。
投資信託は、資産運用のプロにお金を預けて運用をしてもらう投資法です。
元本割れリスクはあるものの、年利3%をこえる運用利回りを実現しているものや、分配金を配当しているものがあり、初心者の方でも利益を得やすい金融商品のひとつといえます。
不動産投資は今の段階である程度の資金がある人や、不動産関係のコミュニティが充実している人に、投資信託はお金のプロを頼りながら、中長期的に資産を形成していきたい人に向いているでしょう。
(3)ハイリスク・ハイリターンの不労所得
ハイリスク・ハイリターンの不労所得は、以下の3つです。
- 株式投資
- FX
- 仮想通貨取引
株式投資、FX、仮想通貨取引とも、銘柄・通貨の選定や投入する資金の量、投資の時間軸など、全てを自分で決めなければならず、選択を誤ると大きな損失を被ることもあります。
その一方で、自分なりのトレードルールや銘柄、通貨の選び方等を確立すると、安定して利益を出せる可能性が高まります。
小資金から1億円を超える財産を構築することも、不可能ではありません。
大きなリスクを取りながら、専門的な知識・スキルを磨き、大きなリターンを得たい人に向いているでしょう。
(4)仕組み構築の作業が必要な不労所得
仕組みを構築するための作業が必要な不労所得を得る代表的な不労所得は、以下のようなものです。
- Webサイトを運営して得られるアフィリエイトによる所得
- YouTubeチャンネルの運営によって得られる広告収入
- SNSを使ったアフィリエイトによる所得
- ノウハウ、教材等のコンテンツを販売することにより得られる所得
自分で作業をしたくなければ、外注に委託することもできますが、その場合は一定のコストが発生します。
いずれも投資系の不労所得とは異なり、コンテンツの作成だけでなく、集客やブランディング等のノウハウが求められます。
不労所得を得るためには、コンテンツの作成を事前に行う必要があり、コンテンツ完成後も断続的な作業が必要です。
それらのノウハウを身につけて収益化するまでに時間はかかるものの、軌道に乗れば何もせずに収益が入り続ける状態にできる可能性はあります。
2.不労所得の作り方と考え方
不労所得の作り方とその考え方を方法別にまとめました。
- 資産運用で収入を得る
- ビジネスを作って実作業を委託する
- コンテンツを資産化する
以上の方法に分類して不労所得の作り方、考え方を解説します。
(1)資産運用で収入を得る
資産運用で得られる代表的な収入は以下の4つであり、金融商品から得られるものと、不動産から得られるものに分類できます。
# | 内容 | 分類 |
1 |
株式、仮想通貨、FX等のトレードによる譲渡益 |
金融商品 |
2 |
投資信託の売買や、分配金による収入 |
金融商品 |
3 |
株式配当、債券の利息による収入 |
金融商品 |
4 |
収益物件からの賃料収入 |
不動産 |
それぞれの作り方や考え方を解説しましょう。
#1:金融商品による不労所得の作り方
金融商品によって不労所得を作るために必要なものは以下の2点です。
- 初期投資資金
- 銘柄を選ぶスキル
金融商品によって不労所得を作る場合、まずは元手となる資金が必要です。
必要とする資金は、商品によって異なるものの、いずれの方法も1万円程度からスタート可能です。
生活できるまでの不労所得を得るためには、最低でも1,000万円は投資したいところですが、徐々に運用して増やすのであれば、1万円でも問題はありません。
ただし、1万円から資産を形成して大きく増やせる可能性があるのは、ハイリスク・ハイリターンな取引ができる株式、FX、仮想通貨の取引です。
それ以外の、株式配当や債券の利息、投資信託の売買等は、まとまった資産がなければ、生活ができるほどの不労所得は得られません。
#2:不動産による不労所得の作り方
不動産による不労所得を得るために必要なものは以下の2点です。
- 物件購入資金、融資を受けられる社会的信用
- 優良物件情報を得られるリサーチ力
不動産を購入して賃料による収入を得て不労所得とする場合、物件の購入資金は必須です。
融資を受けない場合、物件の購入資金は必要とされていますが、融資を受けられれば手元にまとまったお金がなくても購入可能です。
しかし過去に、収入証明などを偽造して不正に融資を受けるなどの金融詐欺事件が勃発したこともあり、融資審査が厳しくなっているため、安定した収入がある方でなければ融資を受けられないおそれがあります。
また、不動産を購入する場合に重要なのは、空室率が低くて状態がよい物件と出会うことです。
これらの条件を満たした物件はなかなか市場に出回らないため、根気よく探し続ける必要があります。
そのため、いくつかの不動産業者と話をしたり、不動産のセミナーに参加することをおすすめします。
(2)ビジネスを作って実作業を委託する
ビジネスを作って実作業を委託して、不労所得を得ることもでき、主に以下のものがあります。
- 飲食店経営(持ち帰り専門店など)
- ECサイト経営
- 移動販売(キッチンカー、露店など)
- 美容サロン経営
事業を作るのは難しいイメージもありますが、参入障壁の低さやコスト面でのハードルの低さ等から、以下のビジネスは初心者でも参入しやすいといわれています。
作り方や考え方を解説しましょう。
#1:ビジネスによる不労所得の作り方
ビジネスによって不労所得を得るために必要なのは、以下の3点です。
- ビジネスを構築するノウハウ
- 店舗を購入、賃貸する資金
- 開業後6ヶ月程度の運転資金
- 事業運営のためのノウハウ
ビジネスを作って実作業を現場に委託して、収益だけを得る方法は広く行われています。
ただし、誰しもが成功するわけではありません。
飲食店の9割は開業して1年で閉店するといわれるように、黒字経営を定着させるのは困難で、誰もが再現できるものではありません。
(3)コンテンツを資産化する
インターネット上のコンテンツを資産化して不労所得を得られる代表的な方法は、以下の2つです。
- Webサイト運営
- YouTubeチャンネルの運営
Webサイト運営には、アフィリエイトサイトの運営やブログ運営なども含まれます。
#1:コンテンツの資産化による不労所得の作り方
コンテンツの資産化のために必要なのは以下の3点です。
- 初期作業を行うための外注費用
- 自分で作業をするための時間
- コンテンツへの集客導線作りのノウハウ
- 広告費用
コンテンツの資産化のために必要な費用は、そのツールによって大きな差があります。
すべての作業を自分で行い、広告費用をかけずに集客できるのであれば、最低限の費用で済みます。
ただ現在はWebサイト、動画コンテンツ共に非常に競争率が高いので、その中から読者、視聴者に足を運んでもらうために、何らかの施策を打つ必要があるでしょう。
まとめ
この記事では、さまざまな不労所得の作り方を解説しました。
不労所得を作るためには、初期に膨大な作業が必要であったり、まとまったお金が必要であったりします。
手元に資金がない方や時間がない方は、不動産投資やビジネス、コンテンツ等による不労所得を得ることは難しいのが現状です。
一方で投資系の不労所得は、初期投資資金が1万円程度でスタートできる上に、スキマ時間でもトレードが可能なため、参入しやすいといえます。
ぜひ株式投資やFX投資などからスタートしてみると良いでしょう!