「不労所得を得たいものの、どうしたらいいのかわからない…」
「不労所得を得るためには、どれくらいお金を用意すればいいの?」
このように悩んでいませんか?
不労所得は非常に魅力的ですが、不労所得を得るための具体的な方法がわからないという方は多いと思います。
しかし不労所得を作ることで、給与収入以外の収入源が得られ、豊かな生活を送ることができます!
そこで本記事では、おすすめの不労所得をリスク・リターン別にピックアップしました。
これから不労所得を得たいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1.【リスク・リターン別】不労所得の分布図
はじめに、今回紹介する不労所得13種類のうち、代表的なものを図解してみました。
自分に合った不労所得はどれか検討しながら、この先を読み進めてみてくださいね!
2.【リスク別】資産運用で得られる不労所得10選
資産運用によって得られる不労所得を、3段階のリスクに分けて解説します。
リスク・リターンの大きさ | 不労所得の種類 |
ローリスク・ローリターン | |
ミドルリスク・ミドルリターン | |
ハイリスク・ハイリターン |
リスクが大きくなるにつれてリターンも大きくなっており、リスクリターンを考えてバランスよく投資することをおすすめします!
投資を分散するときのポイントや注意点については、以下の記事で解説していますので、ご覧ください。
それでは、それぞれについて解説します。
(1)ローリスク・ローリターンの不労所得3選
ローリスク、ローリターンの不労所得は以下の3つです。
- 預貯金
- 日本国債
- 外貨預金
ローリスク、ローリターンの投資は、着実に資産を増やすことができる一方、リターンがほとんどなく、これだけで不労所得として生活することは難しいというデメリットがあります。
では順に説明しましょう。
#1:預貯金
金利の低い預貯金も、実はれっきとした不労所得です。
まとまった資産があるならば、年利1%を切るような低利率であっても、一定の利息収入が期待できます。
1980年代から1990年代にかけて見られたバブル景気では、預金金利が5〜8%程度に上昇しており、このときに大きく預金を増やした人も多かったといわれています。
ですが、現在は預金金利が低くなっており、バブル期ほどの利息収入は期待できません。
#2:日本国債
日本国債は、国が発行している有価証券です。
現在は低金利のため、リターンは少なく利息収入はあまり期待できませんが、預貯金と同じくまとまった資産があるならば、安定した不労所得になるでしょう。
#3:外貨預金
外貨預金とは、日本円以外の外国通貨でお金を預ける商品です。
預貯金や日本国債と同じく、さほど金利が高くないためリターンは小さいですが、まとまった資産があるならば一定の利息収入が期待できます。
しかし外貨預金は為替レートの変動リスクがあるため、金利以上に為替レートが変動すると、損失を受ける計算になります。
外貨預金に預ける際は、金利だけでなく為替変動の状況も加味して検討しましょう。
(2)ミドルリスク・ミドルリターンの不労所得3選
代表的なミドルリスク、ミドルリターンに分類される不労所得は、以下の3つです。
- 投資信託
- 外国債券
- 不動産投資(賃料収入)
ミドルリスク・ミドルリターンの投資は、ローリスクの投資よりも高いリターンを得ることができる一方、自身で投資信託の商品や不動産といった商品を選ばなければいけません。
では順に説明します。
#1:投資信託
投資信託は、資産運用の専門家にお金を預けて、あらかじめ定められたルールに従って株式や債券で運用をしてもらう金融商品です。
投資信託自体が値上がりして、売買の差益で利益を出すことができます。
また、定められた期日に投資金額に応じた分配金を受け取ることも可能です。
元本割れのリスクはあるものの、個々の投資信託のリスクやリターンが可視化されており、初心者でも商品が選びやすくなっています。
#2:外国債券
外国債券とは、日本以外の債券(基本的に国債)のことを指します。
先進国よりも途上国の債券のほうが金利が高い傾向にあり、高いリターンが期待できます。
一方で、金利の高さはリスクの高さとも比例しますので、元本割れリスクに注意が必要です。
#3:不動産投資(賃料収入)
不動産投資は、収益用不動産を購入して賃料収入を得たり、物件を売買して売却益を得たりする資産運用手法です。
このうち賃料収入は、物件に入居者や賃借人が存在している限り収入が入り続けるため、安定した収入を得られる方法といえます。
空室率が低い物件を購入できれば、高い利回りも期待できるでしょう。
ただし、物件購入時に諸費用や物件の修繕費、管理費用等の経費もかかるため、他の投資法よりコストは高額になりやすいです。
(3)ハイリスク・ハイリターンの不労所得4選
次に、ハイリスク・ハイリターンの不労所得を4つご紹介します。
- FX取引
- 仮想通貨(暗号資産)取引
- 株式投資
- 不動産投資(売却益)
ハイリスク・ハイリターンの投資は、ミドルリスクに比べてリスクもリターンも大きくなるため、ある程度の知識が身についた後に余裕資金でチャレンジするのがおすすめです。
では順に説明します。
#1:FX取引
FX取引は、各国の通貨を売買して、利益を出す投資方法です。
一定の保証金を入金することで、投資資金以上の通貨を取引できることが大きな特徴です。
レートが大きく動く時間帯のみに絞ってトレードすれば、短い時間で大きな利益を出すことが可能です。
ただその分、資金がゼロになる可能性もありますので、余裕資金で運用することをおすすめします。
#2:仮想通貨(暗号資産)取引
仮想通貨取引は、専用の取引所でデジタル通貨を売買し、利益を得る投資方法です。
2017年の仮想通貨大暴騰によって、「億り人」と呼ばれる1億円以上を保有する投資家が多数誕生しました。
現在の仮想通貨市場は、当時ほどの盛り上がりはないものの、時折大きく値が動くため、時流に乗れば高い収益が期待できます。
ただし、国の規制や取引所のハッキング等で突然大暴落をみせることもあり、慎重なトレードが求められます。
#3:株式投資
株式投資は、主に上場企業の株を売買してその差益を得る投資方法です。
株式投資には次のような手法があります。
- 短時間で取引を繰り返し利益を積み重ねるデイトレード
- 一定期間保有して利益を得るスイングトレード
- 長期間保有して大きな利益を狙う長期トレード
あなたの性格や想定する時間軸にあわせて、さまざまトレードスタイルを選ぶことができます。
#4:不動産投資(売却益)
不動産投資は、前に紹介した賃料収入の他に、安値で購入した不動産を高値で売却して利益を出すこともできます。
複雑な権利関係の解消やリノベーションなどにより、物件の価値を向上させることで、売却価格を上げることもできます。
ただし不動産投資にはまとまった初期投資金額が必要ですし、物件を仕入れるためのコネ、情報源も必要です。
初心者が突然に取り組めるものではありませんが、収益用物件の購入を重ねる中で信頼を得て、物件の情報を得られるようになる可能性はあります。
3.仕組みによって得られる不労所得3選
投資ではなく、仕組みを構築することで得られる不労所得もあります。
投資に躊躇してしまう方は、仕組みによって不労所得を得る方法を選択してもよいでしょう。
代表的なのは次の3種類です。
- Web系不労所得
- 権利系不労所得
- 事業経営系不労所得
ただしいずれの方法も、すぐに仕組みを構築できることはなく、一定の初期投資や労働力の投入が必須です。
(1)Web系不労所得
Web系不労所得には、次のようなものがあります。
- 収益化したYouTubeチャンネルの収益
- WebサイトやSNSからの広告収入
仕組みがうまく回り始めるまでは、広告費や労働力の投下が必要なので完全な不労所得とはいえません。
一方で、仕組みがうまく回り始めれば、何もせずに収入が入り続ける状態になることも可能です。
すでに、収益を上げているサイトやチャンネルがM&Aサイトなどで販売されていますので、それらを購入しても良いでしょう。
ただしWeb系の不労所得は、Googleの方針転換によって一夜で収益が大きく増減するなど、変動が大きいものであることを理解しておく必要があります。
(2)権利系不労所得
権利系不労所得とは、楽曲や著作物の印税によって得られる所得のことです。
作曲家、作詞家、作家等の得ている収入がこれに該当します。
もちろん作曲や作詞、執筆等の労力はかかっていますが、一度世に出して売れ続ければ収入が入り続けますので、不労所得といってよいでしょう。
最近では一般人がインターネットの素材サイトに写真を投稿して、その写真の使用料を得ることも可能です。
作曲等のスキルがなくても、挑戦できるジャンルといえます。
(3)事業経営系不労所得
すでに利益を出す仕組みがある会社を購入して所得を得ることも、不労所得のひとつです。
新型コロナウイルス感染症の影響による客足の落ち込みから、飲食店をはじめとして事業の売却も増加していますので、初心者であっても事業のオーナーになれるチャンスはあります。
また、会社を購入せずに、フランチャイズのオーナーになることで商流や商売のノウハウを簡単に取り入れ、オーナーとして経営することも可能です。
ただし、キャッシュフローが悪化して赤字が続くと、手持ち資金を投入せざるを得ず、大きな損失を被るリスクもありますのでご注意ください。
まとめ
この記事では不労所得の種類をリスク・リターン別に紹介しました。
不労所得を得る方法はさまざまですが、やはり高いリターンを得ようと思ったらある程度のリスクは許容しなければなりません。
不労所得を得るためには様々なハードルがあるものの、世の中には不労所得で生活している人も多く存在しますので、諦める必要はありません!
まずは比較的取り組みやすい投資系の不労所得から、挑戦してみてはいかでしょうか。