インデックス投資は初心者にもわかりやすい投資方法で、誰が始めても利益を得やすいと言われています。
しかし20代〜30代で初めて資産運用をするときは、本当に大丈夫か心配な方も多いのではないでしょうか。
実はインデックス投資を成功させるには、いくつかコツがあるんです!
この記事ではインデックス投資について、3回インデックス投資にチャレンジした筆者の体験談をご紹介します。
またインデックス投資で守るべきコツや、それ以外におすすめの投資方法についても解説します!
お金を増やしてみたいと考えている方は、ぜひ参考になさってください。
※この記事は、2021年3月現在の情報に基づいて解説しています。
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1.インデックス投資は儲からないって本当?筆者の体験談をご紹介
筆者は今までに3回、インデックス投資の経験があります。
今回は昨年(2020年)4月から始めた、つみたてNISAでのインデックス投資についてご紹介します。
投資額は毎月33,000円、投資信託の銘柄は下記3種類です。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)
米国の株式を扱う商品と、株式以外の資産にも投資するバランスファンドに投資しています。
1年経った現在の利回りは約18.6%!
かなり好成績ですが、これは少し特殊なケースです。
積み立てを開始した昨年4月、たまたま新型コロナウイルスの影響で株価が大幅に下がっていました。
そのため株価の回復にともない、現在の利益額は一時的に、また大幅に増えている状態です。
本来インデックス投資の平均利回りは国内株式で約1%、米国株式や全世界株式では3%前後になります。
とはいえ、銀行の定期預金の利率は0.001%から、多いものでも0.2%前後です。
お金を定期預金に預けるよりもインデックス投資で運用するほうが、より利益を得られる可能性が高くなります。
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2.インデックス投資の成功にはコツがある!
インデックス投資は市場の成長を前提に、市場指数(インデックス)に連動する投資信託に投資する方法です。
代表的な市場指数は以下のとおりです。
- 日経平均株価(日経225)・・・日本の代表的な225銘柄の株価を元にした指数
- 東証株価指数(TOPIX)・・・東証一部に上場する全銘柄の株価を元にした指数
- MSCIコクサイ・インデックス・・・日本を除く先進国の株価を元にした指数
- S&P500・・・米国の代表的な500銘柄の株価を元にした指数
インデックス投資を成功させるポイントは、以下の3つです。
さっそく解説していきますね。
(1)多くの銘柄に分散投資できる投資信託を選ぶ
投資信託に投資すれば、その商品を通じて様々な銘柄に分散投資でき、値動きリスクを抑えられます。
しかし投資信託に組み入れられている銘柄数が少ないと、銘柄の入れ替えや構成比率などが投資信託の値動きに影響しやすく、リスクが増える原因になります。
銘柄の数が多ければ、その分だけリスクもさらに分散されるのです。
組入銘柄は、その投資信託の「運用報告書」に記されています。
(2)純資産残高が増え続けている投資信託を選ぶ
純資産残高とは、投資信託に集まり運用されているお金の総額です。
純資産残高が多いと、運用するファンドマネージャーが割安な株を買い付けて投資信託に組み込めるため、さらなる利益が期待できます。
純資産残高が少なければ、そのような機会は減ってしまうのです。
また純資産残高が大幅に減少すると運用が難しくなり、償還(運用が終わり、保有口数に応じ換金)される可能性も出てきます。
投資信託の安定した運用にはまとまった純資産残高が必要で、目安は100億円超と言われています。
それを基準に、さらに純資産残高が増え続けている投資信託を選ぶのが大事です。
純資産残高の推移は「目論見書」で確認できます。
(3)一時的に資産額が下がっても投資信託を手放さない
昨年コロナウイルスの影響で株価が下落したとき、資産額が減っていくショックで投資信託を手放した方が多くいらっしゃいました。
しかし一時的に下落しても投資信託を手放さず、通常どおり決まった金額を積み立てるのが大事です。
市場の回復にともなって、資産額も元どおりになります。
また下落時には値下がりした投資信託をより多い口数で買い付けでき、将来の利益にもつながるのです。
実は筆者にも、失敗談があります。
インデックス投資に初めてチャレンジしたとき、リーマンショックの直前で下がりかけたTOPIX連動の投資信託を手放してしまったのです。
その投資信託を持ち続けていたら、株式市場が回復している現在は確実に利益が出ていたでしょう。
資産額が下がっても手放さないために、投資は生活に必要のない余剰資金でおこなうのが大事です。
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インデックス投資では物足りないなら、株式投資やCFDがおすすめ
インデックス投資は数十年という長期にわたって運用し、利益を得るための手法です。
そのため老後資金を用意するなどの目的に向いており、短期的には利益が出にくい手法です。
もっと短い期間(1週間〜1年くらい)で利益を得るなら、株式投資やCFDをおすすめします。
(1)少額からできる「株式投資」
株式投資では投資信託と違い、特定の会社の株を購入します。
株式の現物取引は100株単位での取引なので、通常はまとまった資金が必要です。
しかし最近は、少額から株を取引できるサービスも増えてきました。
たとえばPayPay証券ではスマホアプリで、1,000円から切りのいい金額で株を購入できます。
またLINE証券の「いちかぶ」では、LINEアプリから1株単位で株を購入可能です。
NTTの株も1株なら、3,000円以内で買い付けできますよ!
最初は少しずつ株を持っておいて株価が下がったタイミングで買い増し、上がったら売却すれば利益を得やすくなります。
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(2)レバレッジの効く「CFD」
CFDはレバレッジ効果で、少額の資金でも株式投資以上の利益が狙える投資法です。日本語では「差金決済取引」と呼ばれます。
有価証券の受け渡しをせず、売買で生じる価格差のみを取引します。
よく耳にするFX(外国為替証拠金取引)も、外国為替を取引対象とするCFDです。
レバレッジ(てこ)が効くため少額の資金で投資を始められるのが、CFDの特徴です。
通常は10万円の商品を取引する場合、10万円の資金+取引コストを用意する必要があります。
しかしCFDでレバレッジ10倍の場合、1万円の証拠金+取引コストを証券会社に預ければ取引が可能です。
また普通の株式は買付から取引が始まりますが、CFDはそれに加え売却からも取引を始められます。
たとえば商品の価格が下がっている局面で商品を買い付けると、普通は損をします。
しかしCFDでは売却から取引を始め、価格がより下がった状態で買い戻せば利益を得られるのです。
レバレッジを低く設定して、取引する商品をよく検討すれば、もし損失があってもダメージは少なく済みます。
CFDを始めるときは、必ず余裕資金で少額から始めましょう。
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まとめ
インデックス投資の体験談と利益を出すためのポイント、おすすめの投資方法について解説しました。
守るべきポイントを押さえれば、インデックス投資でも利益が出るとご理解頂けたかと思います。
しかし利益を得るには市場の成長を待つ必要があり、数十年もの時間がかかります。
より早く利益を得たいのであれば、株式投資やCFDがおすすめです。
いずれも少額から始められます。ぜひチャレンジしてみてください!