PayPay証券はスマホひとつで株が売買できる、お手軽なサービスです。
こういった新サービスの利用を検討する際、気になるのが「手数料が高いかどうか」ではないでしょうか?
実は、PayPay証券の手数料は、条件次第で業界最安値になるんです。
そこで、投資歴5年・インデックス投資を中心に年利8%前後で運用しているライターが、PayPay証券の手数料について徹底解説します!
実際にPayPay証券の手数料がどの程度か、また、有名証券会社と比較して高いのかどうかを数字で見ていきましょう。
PayPay証券を最安手数料で活用する方法もあわせてご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
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1. PayPay証券の手数料が高いって本当?
PayPay証券は、だれでもスマホひとつで手軽に「株式投資」を始められる証券会社です。
手数料が高いと誤解されがちですが、投資スタイルによっては業界最安値。気軽に投資を始めたい方に適しています。
PayPay証券で投資をする際に必要な手数料は、主に以下の3種類です。
- 入出金手数料……取引口座への入金・取引口座からの出金の際に必要な手数料
- 売買手数料……株取引を行う際に必要な手数料(取引1回ごとに必要)
- 為替手数料(米国株・海外ETF)……円/米ドル を交換するための手数料
手数料の中でも「売買手数料」は、株取引において必須です。
PayPay証券の株取引における手数料は、下記の通り設定されています。
日本株式:0.5%(9:00~11:30、12:30~15:00)、左記以外の時間は1.0%
米国株式:0.5%(日本時間23:30~6:00)、左記以外の時間は0.7%
一律で手数料の割合が設定されていますので、株の売買金額が小さければ手数料が低く、逆に売買金額が大きければ高くなります。
日本株式、米国株式ともに手数料0.5%の時間帯に取引すると仮定した場合、手数料は以下の通りです。
【PayPay証券の売買手数料】
取引金額 | 手数料(日本株式/米国株式共通) |
1,000円 | 5円 |
1万円 | 50円 |
10万円 | 500円 |
100万円 | 5,000円 |
PayPay証券に関する詳細は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
(1)PayPay証券と大手証券会社の手数料を比較
この手数料率は、他のネット証券よりも高いのでしょうか?
LINE証券、楽天証券、マネックス証券そしてPayPay証券の、株の売買額に応じた手数料を比較してみました。
日本株式の場合
取引金額(日本株式) | PayPay証券 | LINE証券※ | 楽天証券※2 | マネックス証券※2 |
1,000円 | 5円 | 49円50銭 | 55円 | 110円 |
1万円 | 50円 | 49円50銭 | 55円 | 110円 |
10万円 | 500円 | 88円 | 99円 | 198円 |
100万円 | 5,000円 | 434円50銭 | 535円 | 成行注文/1,100円 指値注文/1,650円 |
※ LINE証券の手数料は売却時のみ。売り・買い手数料をワンセットとして考え、売却時手数料の半額を「取引手数料」として記載
※2 楽天証券は超割コース、マネックス証券は取引毎手数料コースの手数料を記載
まずは、日本株式について見ていきましょう。
1万円未満の取引手数料に注目してみると、1,000円の取引では手数料が他社証券会社の10分の1以下というケースもあります。
逆に、取引額が高額になるほど、PayPay証券の手数料は割高です。
日本株式の高額取引ではLINE証券が魅力的ですが、少額投資なら「PayPay証券」の手数料がお得と言えます。
米国株式の場合
取引金額(米国株式) | PayPay証券 | LINE証券 | 楽天証券 | マネックス証券 |
1,000円 | 5円 | 取扱なし | 4円95銭 | 4円50銭 |
1万円 | 50円 | 49円50銭 | 45円 | |
10万円 | 500円 | 495円 | 450円 | |
100万円 | 5,000円 | 2,200円 | 4,500円 |
米国株式の場合は、各社日本株式を購入する場合と手数料率が異なります。
今回比較するネット証券では「手数料が約定金額の~%」と決められている証券会社が多くなっています。
数字を比較すると、米国株取引において、PayPay証券の手数料はやや割高です。
とはいえ、「1万円未満」の取引であれば、手数料の差は数円以内におさまります。
一つの証券会社で日本・米国株両方で少額投資したい方にとっては、まとめて取引できるメリットの方が勝るでしょう。
(2)PayPay証券の手数料は1万円未満の日本株取引で最も安い
実際に証券会社ごとの取引手数料を比較してみると、PayPay証券の手数料は「日本株式の少額投資なら業界最安値」です。
大手証券会社の多くが「~円以下の取引は~円」という「金額の規模によって手数料を変える」方針なのに対し、PayPay証券は「一律0.5%(取引時間帯による)」といった形をとっているため、金額が低いほど手数料が低くなっています。
高額取引を主に行っていきたい方にとっては確かに「割高」に感じるかもしれませんが、初心者で少額投資から始めたい方にとっては好条件。
特に、1万円未満から日本株でコツコツ投資を始めたい方に最適です。
PayPay証券のおすすめポイントは?
PayPay証券は条件次第で手数料が安いとわかったところで、PayPay証券を利用する4つのメリットを見ていきましょう。
(1)1万円未満の少額投資で手数料業界最安値
初めて株式投資を始める方は、まずは少額投資から試してみたい方も多いと思います。
PayPay証券は少額投資に強く、1回の取引につき1万円未満の少額投資なら、手数料業界最安値です。
手数料をできるだけ抑えながら「おためし」で投資を始めたい方にぴったりですよ。
(2)1,000円単位で購入できる
株式投資はまとまったお金が必要なケースも多いですが、PayPay証券は「1,000円単位」で気軽に株を購入できます。
一度に数万円の投資が必要となればなかなか手を出すのが難しいですが、お小遣い程度の金額から少しずつ投資ができるのも、PayPay証券の魅力です。
(3)日本株式だけではなく米国株式も購入できる
PayPay証券の大きなメリットは、日本株式だけではなく、「米国株式」も1,000円から買付できる点です。
少額投資での取り扱いは日本株式が多く、米国株式は「最低1株単位」となっている証券会社が多数です。
たとえば、今回比較したマネックス証券や楽天証券も、1株単位で購入可能なのですが、米国株式は1株単位でも最低1万円程度の資金が必要になります。
しかしPayPay証券なら金額単位で購入できるので、自分で投資額を決めて買付でき、自由度が高いです。
今まで投資をしたことがない方でも低いハードルで挑戦できます。
(4)スマホのUIが使いやすい、ワンタップで購入できる手軽さは初心者に◎
PayPay証券のスマホアプリは、投資初心者にもわかりやすいUI(ユーザーインターフェース)を採用しています。
口座開設手続きがスマホ1台で完結するのはもちろん、株式の購入時の入力項目も最低限。
基本的な登録さえ済んでしまえば、たったの3ステップで購入が完了します。
- 銘柄を選択
- 金額を指定
- 「買う」をタップ
投資ニュースなどのコンテンツも豊富で、漫画で楽しく投資を学べるなど、初心者でも投資に親しめる工夫が随所にちりばめられています。
PayPay証券の口座開設方法は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめ
PayPay証券の手数料は、時間帯と金額の条件さえ合えば業界最安値です。
1万円未満の株式投資では「米国株式」「日本株式」ともに0.5%の手数料となっており、コストが低い証券会社と比較しても10分の1程度に抑えられています。
さらに、少額投資がメインの投資初心者にとっては、利用しやすいスマホアプリ、1,000円単位で取引可能な気軽さなど、魅力が詰まった証券会社です。
口座開設は無料ですので、気になった方はまずは口座を開設して、試してみてはいかがでしょうか。
※ライター:井上美有
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