【CFD投資家が解説】CFDのデメリットは3つ!安心して取引するには?

「デメリットや危険性も理解した上で、CFDを始めるか判断したい」

CFDにはメリットだけでなく、当然デメリットも存在します。

そもそもCFDは「差金決済取引」と訳され、株式投資のように株式を購入し、売却するといった現物のやり取りは発生せず、銘柄を売買した際の「差金」のみを決済します

実はFXもCFDの1つで、為替に投資をするのがFX、為替を含め株式や株価指数など多様な銘柄に投資をするのがCFDです。

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今回はそんなCFDのデメリットを、実際にCFD投資家である筆者が経験談とともに解説していきます

CFDのデメリットは3つ!わかりやすく解説

CFD デメリットCFDをする筆者が特に強く感じたデメリットは以下の3つです。

順に見ていきましょう。

オーバーナイト金利が日々かかる

CFDの主な取引コストには、売値と買値の差である「スプレッド」のほか「オーバーナイト金利」があります

オーバーナイト金利とは

ポジションを持ったまま、日をまたぐと日々発生するコストのこと。

基本的には、買いポジション(銘柄を買ったまま決済せずに保有すること)を持ち越すと支払い、売りポジション(銘柄を売ったまま決済せずに保有すること)を持ち越すと受け取れる。

オーバーナイト金利は業者や政策金利などにより異なり、例えば筆者がCFDをしている業者の株価指数CFDでは、年間約2.6%~3%(2021年6月時点)のオーバーナイト金利が発生していました。

オーバーナイト金利は平日は毎日引かれるので、日々現金が少なくなります

筆者は一度、買いポジションを半年間程度持っていたことがあるのですが、日々口座から引かれていくオーバーナイト金利を横目に、「これ以上価格が上がらなかったから、損失は増えるし、オーバーナイト金利もどんどん引かれる。ならば、今売った方が良いのでは?」という焦りに日々駆られていました。

このように買いポジションを一定期間保有する場合は、オーバーナイト金利の負担も大きくなる点は認識しておきましょう。

レバレッジをかけ、キャパシティ以上の取引をしてしまうかも

レバレッジは使い方に気をつけないと、筆者のように「自分のキャパシティ以上の取引をしてしまう」ことになるかもしれません。

そして、キャパシティを超えた金額で取引していると、「損失を恐れ、通常では考えられない取引をする」ことがあります。

筆者は取引金額10万円で、含み損が2,000円発生したときは「結構下がったな。まぁ、もう少し待てば価格は戻るかもしれないし、様子見しよう」と余裕があり、価格が戻るまで待つことができました。

しかし、キャパシティを超え、取引金額1,000万円で売買し、含み損が5万円発生したときは、「ちょっと下がっただけでもう5万円も含み損が出てる。もう1%下がったら、さらに含み損が10万円増える。それは無理」と焦ってすぐに決済してしまいました(その後価格は戻ったため、利益を逃した形になりました)。

自分のキャパシティを把握し、その取引金額以内に抑えれば良い話なのですが、「手っ取り早く大きな利益を上げたい」という気持ちがいけなかったのだと反省しています。

株や投資信託と損益通算ができない

CFDは同じCFDやFX、商品先物取引などとは損益通算ができますが、株や投資信託との損益通算ができません

損益通算とは

利益と損失を相殺し、税金を減らすこと。例えばA証券で100万円の利益、B証券で50万円の損失の場合、利益の100万円に対してではなく、50万円(100万円-50万円)に対して税金がかかるため、約10万円分の税金を支払いを少なくなる。

筆者の2020年の損益は、株式がプラスで、CFDがマイナスでした。

もし損益通算ができていれば、株式で税金を一部取り戻すことができましたが、こればかりは法律の問題なのでしょうがありませんね。

▼▼損益通算を含め、CFDの税金について詳しく知りたい人は、こちらもチェック▼▼

安心してCFDをするための3つのポイント

CFDのデメリットを踏まえて、どのような点を押さえれば、安心してCFDができるのでしょうか。

ここでは上記3つのポイントを解説していきます。

利益率ではなく、利益額を狙う

オーバーナイト金利が日々かかるを読んだ人は、「オーバーナイト金利がかかるCFDは不利では?」と思うかもしれません。

確かに、CFDはオーバーナイト金利が発生するため、株式や投資信託に比べ利益率は低いことが多いでしょう。

ただCFDはレバレッジをかけられるため、利益額は期待できます

例えば、ここ30年間で年間平均約9%上昇しているS&P500へ、1年間投資をしたらどうなるか、CFDと投資信託とで、利益額をシミュレーションしてみましょう。

資金額 5万円 10万円 50万円 100万円
投資信託の利益額 約4,500円 約9,000円 約4万5,000円 約9万円
CFDの利益額 約3万円 約6万円 約30万円 約60万円

※S&P500→9%上昇、投資信託→手数料:無料、信託報酬:0.1%、CFD→レバレッジ10倍・オーバーナイト金利:3%/年で計算

CFDの方が利益率は低いですが、利益額は大きいことがわかりますね。

実際にはCFDはロスカットにも備えなければならないため、資金額の丸々10倍を取引できるとは限りませんが、仮に取引金額を半分にしたとしても、利益額は投資信託を大きく上回ります。

「利益率ではなく、利益額を狙う」という考えでCFDをすることで、オーバーナイト金利を過度に気にせず取引できるのではないでしょうか。

まずは当日~数日の短期投資から始める

CFDでは保有期間が長くなればなるほど、オーバーナイト金利のコストがかさんでいってしまいます

そのため、最初は当日~数日の短期投資から始めるのがおすすめです。

例えオーバーナイト金利が発生したとしても、CFDでは大きな利益を狙えますが、買いポジションの場合、相場が下がるとオーバーナイト金利分もプラスしてどんどん損失が膨らんでしまいます。

CFDに慣れる意味でも、最初は短期投資から始めてみてはいかがでしょうか。

自分のキャパシティを把握する

自分のキャパシティを把握しておけば、キャパシティ以上の取引をするリスクを抑えることができます

キャパシティといっても人それぞれですが、筆者の目安としては「取引していて、ドキドキしたり気になって他の作業ができなくなったら、キャパシティを超えている」と判断しています。

事実、筆者がレバレッジをかけて1,000万円の取引をしてみたときは、取引画面から目が離せませんでした。

「取引したら取引画面を閉じて、すぐに他の作業に移れる」くらいの取引金額を目安に、自分なりのキャパシティを探してみてはいかがでしょうか。

CFDが向いている人:少額投資or効率的に投資したい

CFD デメリット以下2つのいずれかに当てはまる人にCFDが向いています。

順番に解説します。

数万円から投資したい人

CFDでは数万円を用意できれば、投資を始められます。

例えば、PayPay証券のCFDは1万円から、GMOクリック証券では数千円から数万円あればCFDができるなど、少額から投資が可能になります。

そのため「いきなり大きな金額で取引するのは不安」という人は、少額投資ができるCFDが選択肢の1つになるでしょう。

▼▼CFDはいくらから買えるのか、より詳しく知りたい人は、こちらもチェック▼▼

レバレッジをかけて効率的に投資したい人

レバレッジは自分のキャパシティを超えて取引するための仕組みではなく、「資金効率を高めるための仕組み」と捉えましょう。

例えば、投資資金として100万円を用意できたとします。

この場合、通常の株式投資や投資信託への投資では、100万円分しか投資できませんよね。

一方、CFDであれば、例えば100万円のうち10万円を使って100万円分のCFDをしつつ、残りの90万円を株式投資に充てることもできるのです(実質、190万円分の投資をしていることになりますね)。

このように効率的に投資をして、資産運用をしたい方はCFDを検討してみましょう

CFDにおすすめの業者3選:GMOクリック証券、OANDA Japan、PayPay証券

最後に、CFDにおすすめの業者を3社紹介していきます。

気になる業者からでも良いので、見てみてください。

取り扱い銘柄は国内業者では随一!GMOクリック証券

GMOクリック証券は、国内CFD業者の中でも随一の取り扱いを誇る証券会社です。

株価指数やETFのほか、米国株、中国株、商品など豊富な銘柄を用意しているため、「たくさんの銘柄に投資をしたい」という人におすすめです。

デモ取引もできますので、事前にCFDに慣れたい人や取引ツールの操作性を確かめたい人にもおすすめです。

▼GMOクリック証券の取締役に取材!▼

▼GMOクリック証券CFDを徹底レビュー▼

人気の取引ツール「MT4」や「MT5」を使える!OANDA Japan

OANDA Japanでは、世界中で人気の取引ツールである「MT4」や「MT5」という取引ツールを利用できます(「MT5」は「MT4」の進化版)。

どちらのツールもOANDA Japanでは40種類以上のテクニカル指標をデフォルトで搭載しており、本格的なテクニカル分析が可能です。

そのほか、株価指数CFDを16銘柄も用意している点も大きな魅力です。

▼OANDA Japanの責任者に取材!▼

▼OANDA Japanのメリット・デメリットは?▼

OANDA Japan(CFD)

CFD初心者にもおすすめ!PayPay証券

PayPay証券では、10倍CFDと日本株CFDの2つのCFDサービスを提供しています

  • 10倍CFD:日経平均株価とS&P500と連動する「日本225」と「米国500」に投資
  • 日本株CFD:任天堂や花王、トヨタなど日本の代表的な38銘柄に投資(2021年7月現在)

どちらのサービスもリスクの抑えられた、初心者向けの銘柄に投資ができますので、CFD初心者にもおすすめです。

▼PayPay証券のCFD担当者に取材!▼

▼PayPay証券CFDの体験談はこちら▼

PayPay証券

デメリットを理解した上でCFDを始めよう!

CFDには以下3つのデメリットがあることがわかりました。

  • オーバーナイト金利がかかる
  • キャパシティ以上の取引しかねない
  • 損益通算ができない

損益通算に関しては法律の問題のためしょうがないですが、それ以外のデメリットは取引金額をコントロールすることで、デメリットを抑えることができます

デメリットを注意しつつ、取引金額を意識しながらCFDを始めてみてはいかがでしょうか。

※ライター:庄子 鮎

渡辺 広康

渡辺 広康公認会計士・税理士

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【監修者】在学中に公認会計士資格を取得。金融機関等へのコンサルティング業務を経験し、M&Aや会計コンサルティング業務、投資・資産運用に対するアドバイザリー業務を行っている。

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